トゥリーナ
1882年セビーリャに生まれる。ピアニスト、作曲家。アルベニス、グラナドス、ファリャといった20世紀代表スペイン音楽家の一人であった。エンリーケ・ロドリゲスにピアノを師事。ガルシーア・トーレスに和声を学ぶ。1905年からパリへ留学し、モーリツ・モシュコフスキにピアノを師事。同時期に留学していたファリャとも交友関係にあり、1914年に二人でマドリードに帰国。1926年にピアノ三重奏op.35で国家音楽賞を受賞。1930年にマドリード音楽院の教授に就任。作風は、伝統的なアンダルシアの民族音楽に強い影響を受け、グラナードスの詩的な様式に類似している。スペイン音楽に伝統的な形式で、ヨーロッパ音楽を融合させることに力を注いだ。ピアノ曲では《スペインの女たち》や《スペインの物語》など心理描写的な作品がある。。他に舞台音楽、管弦楽曲、室内楽曲、ギター曲、歌曲を数多く残した。アンダルシア、の他にもバスクのソルシーコやカタルーニャのサルダーナなど独自のスペインリズムをつくりあげた。
トゥリーナ
ホアキン・トゥリーナ
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