ピアノ五重奏曲 変ホ長調とは? わかりやすく解説

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シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調

英語表記/番号出版情報
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調Quintett für Klavier und Streichquartett Es-Dur Op.44作曲年1842年 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 第1楽章 Mov.1 Allegro brilliante 9分30秒 No Image
2 第2楽章 Mov.2 In modo d'una marcia. Un poco largamente 8分30秒 No Image
3 第3楽章 Mov.3 Scherzo: Molto vivace 5分30秒 No Image
4 第4楽章 Mov.4 Allegro ma non troppo 8分00 No Image

作品解説

2008年6月 執筆者: 齊藤 紀子

 シューマンにとっての歌の年(1840年)、管弦楽の年(1841年)に続く室内楽の年、1842年作曲された。同ジャンル最初作品習作を除く)である3曲の弦楽四重奏曲続いて作曲された。1842年の夏に着手したのち、完成までは3ヶ月強を要し11月初めにようやくまとめられた。翌年年明け早々ライプツィヒのケヴァントハウスにて、クララピアノ初演されている。この時、聴衆中には、ドイツ・ロマン派の音楽批判的態度示していたベルリオーズもいたが、この曲に非常に感激した伝えられている。

第1楽章 快活に輝かしく 変ホ長調 2分の2拍子
 力強さ輝かしさを前面押し出す第1楽章と、ピアノ音色活かした柔和な第2主題対比みられるソナタ形式楽章展開部は、第2主題で始まる。

第2楽章 行進曲風に、ややゆったりと ハ短調 2分の2拍子
 葬送行進曲想起させる楽章自由なロンド形式捉えることができる。左右の手ユニゾンを弾くピアノ下降分散和音続き、第1ヴァイオリンが行進曲の主題提示する2つの副主題それぞれハ長調ヘ短調転調する

第3楽章 スケルツォ 非常に快速に 変ホ長調 8分の6拍子
 上下行き来する音階効果的に用いたスケルツォトリオ2つ持つ。第1トリオ変ト長調、第2トリオ変イ短調転調する

第4楽章 快活に、しかし甚だしくなく 変ホ長調 2分の2拍子
 第1楽章第1主題とはまた違う力強さで、壮大に全体締めくくる楽章自由なソナタ形式捉えることができる。第1主題は、打楽器的な奏法用いピアノが、左右に手のユニゾンによって提示する第2主題ヴィオラ柔和な音色活かされている。終結部分は二重フーガ書かれ高揚した雰囲気のまま幕を閉じる。

Robert SchumannKlavierquintett Es-Dur, Opus 44” ed. Ernst Herttrich, G. Henle, 2006


アリャビエフ:ピアノ五重奏曲 変ホ長調

英語表記/番号出版情報
アリャビエフ:ピアノ五重奏曲 変ホ長調Piano Quintet作曲年1815頃年 



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