ヴァディム・レーピンとは? わかりやすく解説

ヴァディム・レーピン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/08 15:58 UTC 版)

ヴァディム レーピン
2011年
基本情報
出生名 Вадим Викторович Репин
生誕 (1971-08-31) 1971年8月31日(52歳)
ソビエト連邦 ノヴォシビルスク
ジャンル クラシック音楽
職業 ヴァイオリニスト
公式サイト 公式webサイト

ヴァディム・ヴィクトロヴィチ・レーピン英語: Vadim Viktorovitch Repinロシア語: Вадим Викторович Репин1971年8月31日 - )はロシアヴァイオリニスト。妻はバレエダンサースヴェトラーナ・ザハーロワ

経歴

1971年、シベリアノヴォシビルスクで生まれた。物心付いた時には楽器をおもちゃにして過ごしており、母親は彼を音楽学校に入れたが、彼が独学で演奏していた木琴ハーモニカアコーディオンなどのクラスに空きが無かったため、「1年待つよりは」と空きがあったヴァイオリンのクラスに入学した[1]。少年時代にザハール・ブロンに師事。

17歳でブリュッセルエリザベート王妃国際音楽コンクールに優勝し、職業音楽家として活動に着手する。その後、ブロンのもとを離れ、ピエール・ブーレーズリッカルド・シャイーシャルル・デュトワヴァレリー・ゲルギエフジェームズ・レヴァインクルト・マズアサイモン・ラトルエサ=ペッカ・サロネンムスティスラフ・ロストロポーヴィチといった名指揮者と共演を重ねる。

これまでに、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトピョートル・チャイコフスキージャン・シベリウスセルゲイ・プロコフィエフニコライ・ミャスコフスキードミートリイ・ショスタコーヴィチルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン協奏曲を録音。室内楽の演奏では、ボリス・ベレゾフスキーマルタ・アルゲリッチミハイル・プレトニョフユーリ・バシュメットミッシャ・マイスキーらと共演してきた。

2014年より芸術監督として故郷ノヴォシビルスクにてトランス・シベリア芸術祭を開催している。

使用楽器

以前は1743年製のグァルネリ・デル・ジェス"Bonjour"を使用していたが、現在は1733年作のストラディヴァリウス ‟ロード”を使用している[2]

録音

ロシア音楽とフランス音楽を得意としているが、ジョン・アダムズソフィヤ・グバイドゥーリナらの作品のような現代音楽も演奏・録音している。

著書・ディスコグラフィー

  • "Violin Virtuosos (Strings Backstage)", Joshua Bell, Vadim Repin, Hilary Hahn, String Letter Publishing, 2000.

家族・親族

  • 夫人:スヴェトラーナ・ザハーロワはボリショイ・バレエのプリンシパルで、バレリーナ。2010年に妊娠とレーピンとの結婚を公表し、2011年に女児が生まれている[3][4]
  • 2001年に一度結婚し、2006年に長男が生まれている[5]

外部リンク

脚注





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