幸田弘子とは? わかりやすく解説

幸田弘子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/30 10:25 UTC 版)

こうだ ひろこ
幸田 弘子
毎日新聞社「毎日グラフ」(1956年1月15日号)より。
本名 三善 弘子(旧姓 - 臼田<うすだ>[1]
生年月日 (1932-08-29) 1932年8月29日
没年月日 (2020-11-24) 2020年11月24日(88歳没)
出身地 日本東京都
職業 女優声優朗読
活動期間 1953年 - 2020年
配偶者 三善清達
著名な家族 長女:三善里沙子
姪:宮原あつき
 
受賞
イタリア賞大賞
文化庁芸術祭優秀賞
芸術選奨文部大臣賞
毎日芸術賞
藤村記念歴程賞
紫綬褒章
旭日小綬章
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幸田 弘子(こうだ ひろこ、本名:三善 弘子<旧姓:臼田[1]>、1932年昭和7年〉8月29日 - 2020年令和2年〉11月24日)は、日本女優声優朗読家。東京都出身。女子美術大学卒業[1]

夫は音楽評論家東京音楽大学名誉教授の三善清達[2]。長女は中央線沿線文化に関する著書などの多いエッセイスト三善里沙子

経歴

1953年NHK東京放送劇団に5期生として入り、舞台放送で女優として活動。1976年の連続テレビ小説雲のじゅうたん」に出演。また、NHKラジオで主演した音楽詩劇「オンディーヌ」(三善晃作曲)で文部大臣賞、イタリア賞大賞受賞。

舞台で古典から現代文学作品までの朗読を続け、1977年から毎年「幸田弘子の会」を開催、樋口一葉を中心に、『源氏物語』や泉鏡花森鷗外夏目漱石堀辰雄瀬戸内寂聴の作品などを舞台で朗読。

舞台朗読という新しい分野を確立した功績に対し、1981年、1982年、1984年と続けて文化庁芸術祭優秀賞受賞。1985年一葉の『十三夜』『大つごもり』などで芸術選奨文部大臣賞、1995年毎日芸術賞、1996年紫綬褒章、2002年藤村記念歴程賞受賞。1991年より国語審議会委員を三期つとめる。

1991年4月13日、「一枚の写真」(フジテレビ)に出演。

2003年秋旭日小綬章受章[3]。1999年より『源氏物語』、『おくのほそ道』などによる「古典を読む」会の連続公演も開始。

2001年から「源氏語り五十四帖」と題して『源氏物語』の原文を、彩の国さいたま芸術劇場で読み始めた。

2020年11月24日6時26分、くも膜下出血のため、死去[4]。88歳没。

著書

  • 『朗読の楽しみ 美しい日本語を体で味わうために』(光文社、2002年7月)

出演作品

カセット

テレビドラマ

吹き替え

脚注

  1. ^ a b c 「ラジオスタァ評判記」『婦人生活』8月号、婦人生活社、1956年、212頁。 
  2. ^ 長澤泰治『NHKと共に七〇年: わが回想の九〇年』(藤原書店、2008年)p.165。
  3. ^ 平成15年秋の叙勲 旭日小綬章等受章者 東京都” (PDF). 内閣府. p. 3 (2003年11月3日). 2003年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月25日閲覧。
  4. ^ "女優の幸田弘子さん死去、88歳 朗読の第一人者". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 27 November 2020. 2020年11月27日閲覧




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