浜松中納言物語とは?

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 文化 > 文芸 > 物語 > 浜松中納言物語の意味・解説 

はままつちゅうなごんものがたり 【浜松中納言物語】

物語。五巻。首巻を欠く。菅原孝標女たかすえのむすめ)作と伝える。1053年成立か。浜松中納言唐土にまで及ぶ恋愛を描き、夢と転生に関する叙述が多い。御津みつ)の浜松

浜松中納言物語

読み方:ハママツチュウナゴンモノガタリ(hamamatsuchuunagonmonogatari)

分野 物語

年代 平安中期~後期

作者 作者未詳


浜松中納言物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/13 22:44 UTC 版)

浜松中納言物語』(はままつちゅうなごんものがたり)は、平安時代後期に成立した『源氏物語』の大きな影響が認められる後期王朝物語の一つである。


注釈

  1. ^ 但し「夢見」以外には登場人物たちが超常的な能力を持っているというわけではない。
  2. ^ おそらくはペルシャであろうとされているが異論もある。

出典

  1. ^ 松尾聡「みつの浜松の物語」『平安時代物語の研究』東宝書房、1955年(昭和30年)6月、pp. 174-223。
  2. ^ 池田利夫「浜松中納言物語に於ける唐土の問題」『藝文研究』第10号、慶應義塾大學藝文學會、1960年(昭和35年)6月。のち『更級日記 浜松中納言物語攷』武蔵野書院、1989年(平成元年)4月、pp. 354-388。 ISBN 978-4-8386-0102-8
  3. ^ 池田利夫「散逸首巻の梗概」『新編日本古典文学全集 浜松中納言物語』小学館、2001年(平成13年)3月、pp. 19-27。ISBN 978-4096580271 のち「浜松中納言物語散逸首巻の梗概」『源氏物語回廊』笠間書院、2010年(平成22年)1月、pp. 507-516。 ISBN 978-4-305-70495-5
  4. ^ 稲賀敬二「『寝覚』『浜松』の位置 -位置づけの前提条件の一考察-」東京大学国語国文学会編『国語と国文学』第36巻第4号(通号第421号)、至文堂、1959年(昭和34年)4月。 のち稲賀敬二著妹尾好信編『後期物語への多彩な視点 稲賀敬二コレクション 4』笠間書院 2007年(平成19年)11月、pp. 83-101。 ISBN 978-4-3059-6074-0
  5. ^ 池田利夫「浜松中納言物語の夢(上)-- その語意の頻度について」『藝文研究』第18号、1964年(昭和39年)9月、pp. 1-14。 のち「浜松中納言物語を中心とした「夢」の語彙分布」として『更級日記 浜松中納言物語攷』武蔵野書院、1989年(平成元年)4月、pp. 203-219。 ISBN 978-4-8386-0102-8
  6. ^ 池田利夫「浜松中納言物語の夢-下-」『藝文研究』第19号、1965年(昭和40年)1月、pp. 84-98。 のち「浜松中納言物語における夢の特質と役割」として『更級日記 浜松中納言物語攷』武蔵野書院、1989年(平成元年)4月、pp. 220-240。 ISBN 978-4-8386-0102-8
  7. ^ 鈴木一雄「夜の寝覚の作者と成立」鈴木一雄校注『新編 日本古典文学全集 28 夜の寝覚』小学館、1996年(平成8年)8月、pp. 577-578。 ISBN 978-4-0965-8028-8
  8. ^ 永井和子「浜松中納言物語 構成と梗概」木村正中編『中古日本文学史』有斐閣双書 入門・基礎知識編、有斐閣、1980年(昭和55年)1月、pp. 185-186。 ISBN 978-4-6410-5608-4
  9. ^ 神田龍身「浜松中納言物語」藤井貞和編『王朝物語必携』学燈社、1988年5月、p. 139。 ISBN 978-4-3120-0519-9
  10. ^ 片岡利博「浜松中納言物語」田中登・山本登朗編『平安文学研究ハンドブック』和泉書院、2004年(平成16年)5月、pp. 182-183。 ISBN 978-4-7576-0260-1
  11. ^ 石山徹郎「浜松中納言物語」『日本文学書誌』大倉広文堂、1934年(昭和9年)9月、pp. 228-234。
  12. ^ 井上眞弓「浜松中納言物語 作者」井上眞弓他編『平安後期物語』翰林書房、2012年(平成24年)4月、p. 59。 ISBN 978-4-8773-7328-3
  13. ^ 「浜松中納言物語」『無名草子』輪読会編『無名草子 注釈と資料』和泉書院、2004年(平成16年)2月、p. 181。 ISBN 4-7576-0247-2
  14. ^ 鈴木弘道「浜松中納言物語は果して天喜三年以前の作か」『国文学』第19号、関西大学国文学会、1957年(昭和32年)10月、pp. 12-19。
  15. ^ 鈴木一雄「『源氏物語』と『更級日記』 -孝標女の物語制作の可能性に触れて-」川口久雄編『古典の変容と新生』明治書院、1984年(昭和59年)11月、pp. 126-136。
  16. ^ 竹原崇雄「「浜松中納言物語」と「更級日記」--物語の成立と日記」『国語と国文学』第71巻第9号(通号第849号)、至文堂、1994年(平成6年)9月、pp. 15-27。
  17. ^ 金井誠也「孝標女晩年の心境--「浜松」執筆に至るまで」『二松学舎大学人文論叢』第47号、二松学舎大学人文学会、1991年(平成3年)10月、pp. 91-99。
  18. ^ 池田亀鑑「浜松中納言物語」『岩波講座日本文学 2 日本文学書目解説(二) 平安時代(上)』 岩波書店、1932年(昭和7年)1月、pp. 101-109。
  19. ^ 藤田徳太郎「夜の寝覚物語について」『校注夜半の寝覚』中興館、1933年(昭和8年)。
  20. ^ 松尾聡『平安時代物語論考』笠間書院、1968年(昭和43年)。
  21. ^ 石川徹「夜半の寝覚は孝標女の作と思う」『帝京大学文学部紀要 国語国文学』第13号、帝京大学文学部国文学科、1981年(昭和56年)10月、pp. 95-151。
  22. ^ 橋本佳編「夜半の寝覚について」『校本夜半の寝覚』大岡山書店、1933年(昭和8年)。
  23. ^ 鈴木弘道「寝覚・浜松の成立順序」『平安末期物語の研究 夜半の寝覚・浜松中納言物語・とりかへばや物語論攷』初音書房、1960年(昭和35年)。
  24. ^ 五十嵐力『日本文学全史 巻4 平安朝文学史 下巻』東京堂、1939年(昭和14年)。
  25. ^ 久下晴康『平安後期物語の研究 狭衣・浜松』新典社研究叢書 10、新典社、1984年(昭和59年)12月。 ISBN 4-7879-4010-4
  26. ^ 松尾聡「浜松中納言物語題名考」『書誌学』第8巻第1号、1937年(昭和12年)1月。のち「浜松中納言物語について 四 題名考」として『平安時代物語論考』笠間書院、1968年(昭和43年)4月、pp. 431-442。
  27. ^ 池田利夫「二 書名について」池田利夫編『新編日本古典文学全集 浜松中納言物語』小学館、2001年(平成13年)3月、pp. 460-462。 ISBN 978-4-0965-8027-1
  28. ^ 中西健治「浜松中納言物語の題名」相愛大学研究論集編集委員会編『相愛大学研究論集』第19号、2003年(平成15年)3月、pp. 150-134。 のち『浜松中納言物語論考』研究叢書351、和泉書院、2006年(平成18年)5月、pp. 15-32。 ISBN 978-4-7576-0368-4
  29. ^ 山本利達校訂玉上琢弥編『源氏物語-評釈 紫明抄・河海抄』角川書店、1978年(昭和43年)6月、pp. 232-233。
  30. ^ 「みつの浜松 源氏に次ぐ物語三」『無名草子』輪読会編『無名草子 注釈と資料』和泉書院、2004年(平成16年)2月、pp. 64-69。 ISBN 4-7576-0247-2
  31. ^ 片岡利博「無名草子注釈 (VI) : 浜松中納言物語評」神戸松蔭女子学院大学国文学研究室編『文林』第30号、神戸松蔭女子学院大学学術研究会、1996年(平成8年)3月20日、pp. 59-71。
  32. ^ 袴田光康「源氏一品經」日向一雅編『源氏物語と仏教 仏典・故事・儀礼』青簡舎、2009年(平成21年)3月、pp. 217-234。 ISBN 978-4-903996-16-5
  33. ^ 木戸久二子「『明月記』天福元年三月廿日条の散佚物語について」早稲田大学教育学部中野幸一研究室『中古文学論攷 第20号 源氏物語と王朝世界』早稲田大学大学院中古文学研究会、2000年(平成12年)3月、pp. 331-335。 ISBN 4-8386-0190-5
  34. ^ 「解説」『王朝物語秀歌選 下』岩波文庫、1989年(平成元年)2月、pp. 408-409。 ISBN 978-4-00-300372-5
  35. ^ 『王朝物語秀歌選 下』岩波文庫、1989年(平成元年)2月、p. 452。 ISBN 978-4-00-300372-5
  36. ^ 寺本直彦「権中納言実材卿母集 その物語享受をめぐって」『国語国文学研究』第5号、熊本大学、1969年(昭和44年)12月25日、pp. 1-17。
  37. ^ 樋口芳麻呂「松浦宮物語解説 六 文学史的位置」『新編日本古典文学全集 40 松浦宮物語 無名草子』小学館、1999年(平成11年)4月、pp. 158-161。 ISBN 978-4-0965-8040-0
  38. ^ 辛島正雄「それより後の物語は、思へばいとやすかりぬべきものなり 源氏物語と物語史」森一郎・岩佐美代子・坂本共展編『源氏物語の展望 第6輯』三弥井書店、2009年(平成21年)10月、pp. 179-223。 ISBN 978-4-8382-3188-1
  39. ^ 三島由紀夫『春の雪 豊饒の海 1』新潮文庫 み 3-21、新潮社、1977年(昭和52年)7月。 ISBN 978-4-1010-5021-8
  40. ^ 中西健治「浜松中納言物語巻五末尾攷」『論究日本文学』第48号、立命館大学日本文学会、1985年(昭和60年)5月、p. 38-47。
  41. ^ 松本弘子「「浜松」の構想に関する一試論」『国文』第26号、お茶の水女子大学国語国文学会、1967年(昭和42年)2月、pp. 16-25。
  42. ^ 松本弘子「「浜松中納言物語」の原作形態に関する考察--「拾遺百番歌合」・「河海抄」をめぐって」『お茶の水女子大学人文科学紀要』第21巻第3号、お茶の水女子大学、1968年(昭和42年)3月、pp. 75-106。
  43. ^ 池田利夫「浜松中納言物語伝本系統試論」『鶴見女子大学紀要』第10号、鶴見女子大学、1972年(昭和47年)12月、pp. 31-63。 のち池田利夫『更級日記浜松中納言物語攷』武蔵野書院、1989年(平成元年)5月、pp. 289-329。 ISBN 978-4-8386-0102-8
  44. ^ 池田利夫「祖形本浜松中納言物語巻二(零本)の新出」紫式部学会編『古代文学論叢 第十四輯 源氏物語とその前後研究と資料』武蔵野書院、1997年(平成9年)7月、pp. 283-349。 ISBN 4-8386-0170-0 のち『源氏物語回廊』笠間書院、2010年(平成22年)1月、pp. 523-534。 ISBN 978-4-305-70495-5
  45. ^ 池田利夫「祖形本『浜松中納言物語』の写し手は誰--『とりかへばや』と『恋路ゆかしき大将』と」『鶴見大学紀要 第1部 国語・国文学編』第38号、2001年(平成13年)3月、pp. 11-23。 のち『源氏物語回廊』笠間書院、2010年(平成22年)1月、pp. 535-545。 ISBN 978-4-305-70495-5
  46. ^ 石澤一志「九条家旧蔵本『歌合集』について--池田利夫氏「祖形本『浜松中納言物語』の筆者は誰」続貂」鶴見大学日本文学会編『国文鶴見』第36号、鶴見大学日本文学会、2002年(平成14年)3月、pp. 20-26。
  47. ^ 松尾聡「浜松中納言物語伝本考 -本文批評の実例を示すための-」『学習院大学文学部研究年報』第1輯、1954年(昭和29年)12月、pp. 145-194。 のち松尾聡「五 伝本考 -本文批評の実例を示すための-」として『平安時代物語論考』笠間書院、1968年(昭和43年)、pp. 443-495。
  48. ^ 小松茂美「諸本解説」『校本浜松中納言物語』二玄社、1964年(昭和39年)9月、解説編pp. 33-60。
  49. ^ 須田哲夫・佐々木新太郎・小野威「未紹介本調査報告(3)茨城大学図書館所蔵菅文庫本『浜松中納言物語』巻一・二について」『大東文化大学紀要 人文科学』第34号、大東文化大学、1996年(平成8年)3月、pp. 115-147。
  50. ^ 須田哲夫・佐々木新太郎・小野威「未紹介本調査報告-4-茨城大学図書館所蔵菅文庫本「浜松中納言物語」巻3・4について」『大東文化大学紀要 人文科学』第35号、大東文化大学、1997年(平成9年)3月、pp. 85-105。
  51. ^ 池田利夫「祖形本浜松中納言物語巻二(零本)の新出」紫式部学会編『古代文学論叢 第十四輯 源氏物語とその前後研究と資料』武蔵野書院、1997年(平成9年)7月、pp. 283-349。 ISBN 4-8386-0170-0 のち『源氏物語回廊』笠間書院、2010年(平成22年)1月、pp. 523-534。 ISBN 978-4-305-70495-5
  52. ^ 須田哲夫・南昇・佐々木新太郎「岡山大学図書館所蔵 小野文庫本「浜松中納言物語」巻1・2について未紹介本調査報告-1-」『大東文化大学紀要 人文科学』第32号、大東文化大学、1994年(平成6年)3月、pp. 229-253。
  53. ^ 須田哲夫・南昇・佐々木新太郎「未紹介本調査報告-2-岡山大学図書館所蔵 小野文庫本「浜松中納言物語」巻3・4について」『大東文化大学紀要 人文科学』第33号、大東文化大学、1995年(平成7年)3月、pp. 121-149。
  54. ^ 川島絹江「『浜松中納言物語』書誌報告二種--勧修寺家本及び浅野家本について」『研究と資料』第39輯、研究と資料の会、1998年(平成10年)7月、pp. 11-20。
  55. ^ 臼田甚五郎「浅野図書館本『浜松中納言物語』末巻の紹介の併せて其の作者に対する疑ひなどを述ぶ」『国文学論究』第4輯、1937年(昭和12年)2月。 のち「第3章 物語文学の展開」『臼田甚五郎著作集 第7巻 物語文学研究』おうふう、1996年(平成8年)7月、pp. 185-205。 ISBN 4-273-02926-X
  56. ^ 池田利夫編『浜松中納言物語〈五〉広島市立浅野図書館蔵』笠間影印叢刊36
  57. ^ 尾上八郎・松尾聡編『尾上本浜松中納言物語』春陽堂書店、1936年(昭和11年)。
  58. ^ 守屋利花「大妻女子大学図書館蔵本「浜松中納言物語」について」『大妻国文』第17号、妻女子大学国文学会、1986年(昭和61年)、pp. 13-29。
  59. ^ 須田哲夫・佐々木新太郎・高村春美「未紹介本調査報告(5)新潟大学付属図書館蔵 佐野文庫本「浜松中納言物語」巻1・2について」『大東文化大学紀要 人文科学』第36号、大東文化大学、1998年(平成10年)3月、pp. 227-249。
  60. ^ 須田哲夫・佐々木新太郎・高村春美「未紹介本調査報告(6)新潟大学付属図書館蔵佐野文庫本『浜松中納言物語』巻3・4について」『大東文化大学紀要 人文科学』第37号、大東文化大学、1999年(平成11年)3月、pp. 23-44。


「浜松中納言物語」の続きの解説一覧



浜松中納言物語と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「浜松中納言物語」の関連用語

浜松中納言物語のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング



浜松中納言物語のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
三省堂三省堂
Copyright (C) 2001-2019 Sanseido Co.,Ltd. All rights reserved.
株式会社 三省堂三省堂 Web Dictionary
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの浜松中納言物語 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2019 Weblio RSS