羽林家とは? わかりやすく解説

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うりん‐け【羽林家】

読み方:うりんけ

公家(くげ)の家格の一。摂関家清華家大臣家に次ぐ格式で、近衛少将中将経て参議中納言大納言上ることができた。滋野井飛鳥井四辻高倉など二七家。


羽林家

読み方:ウリンケ(urinke)

摂家清華家大臣家に次ぐ公家の家格の一。


羽林家

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/10 14:23 UTC 版)

羽林家(うりんけ)は、鎌倉時代以降の公家家格のひとつで、摂家清華家大臣家の下、名家と同列、半家の上の序列に位置し、江戸時代武家官位においては各大名家に与えられる家格に相当する。

概要

近衛少将・中将を兼ね、参議から中納言、最高は大納言まで進むことができる武官の家柄(ただし、個々の家の立場(旧家新家、内々・外様など)によって昇進の速度や経路に異同がある)。

ごく稀ではあるが、内大臣まで昇進する者もいた。また、代わりに准大臣従一位を宣下されたり、本座宣下を受けた例もある。明治維新後の華族令では子爵伯爵に叙せられた。

羽林とは「の如く速く、の如く多い」という意で、中国では北辰(北斗星)を守護する星の名称。それが転じて皇帝(天子)を護る宮中の宿衛の官名となった。日本では近衛府別称唐名)となり、近衛の将を任ずる家、すなわち羽林家となった。

藤原北家閑院流(23家)

三条流

西園寺流

 

藤原南家高倉(藪)流・藤原北家四条流

この4家は純粋には藤原北家公季流ではないが閑院流に属する。

藤原北家花山院流(5家)

藤原北家中御門流(9家)

  • 松木家(中御門家):中御門嫡流勧修寺流中御門家とは別)。藤原頼宗の孫宗俊が祖として中御門を興す。室町時代以後に姓を松木に改めた。旧家。家業は笙・(楽道)。
  • 持明院家:持明院嫡流。藤原頼宗の孫通基が祖。旧家。家業は能書、神楽・(鷹)。
  • 園家:持明院庶流持明院基家三男基氏が祖。旧家。家業は琵琶・(華道・青山御流家元)。
  • 東園家:園庶流。園基任の二男基教が祖。新家。家業は(神楽)。
  • 壬生家:園庶流。園基音の末男葉川基起が祖。新家。
  • 石山家:壬生庶流。葉川基起の子師香が祖。新家。家業は(書道)。師香の跡は、その実子である直宗と利香が相次いで早世し、姉小路公城(改名して石山基名)が養子となり跡を継いだ。歴代当主は姉小路家#閑院流を参照のこと。
  • 六角家:園庶流。園基福の四男波多基維が祖。新家。家業は(書道)・(神楽)。
  • 高野家:持明院庶流。持明院基定の子保春が祖。新家。家業は(神楽)。
  • 石野家:持明院庶流。持明院基時の子基顕が祖。新家。家業は(神楽)。

藤原北家御子左流(4家)

藤原北家四条流(7家)

藤原北家水無瀬流(5家)

藤原北家高倉流(2家)

宇多源氏(3家)

  • 庭田家敦実親王の後裔源経資が祖。旧家。家業は神楽・(筆道)・(花)。
  • 綾小路家:庭田庶流。庭田有資の子信有が祖。旧家。家業は琵琶・笛・篳篥・箏・神楽・(蹴鞠)。
  • 大原家:庭田庶流。庭田重条の猶子栄顕(実は葛岡宣之あるいは葛岡仲賢の子)が祖。新家。家業は(神楽)。

村上源氏(8家)

関連項目




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