豊鹿嶋神社とは? わかりやすく解説

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豊鹿嶋神社

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/25 09:54 UTC 版)

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  • 豊鹿嶋神社
  • 豊鹿島神社
豊鹿嶋神社
所在地 東京都東大和市芋窪1-2067
位置 座標: 北緯35度45分28.5秒 東経139度24分46.2秒北緯35度45分28.5秒
東経139度24分46.2秒
座標: 北緯35度45分28.5秒 東経139度24分46.2秒
主祭神 武御加豆智命
社格 郷社
創建 1466年
地図
豊鹿嶋神社
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豊鹿嶋神社(とよかしまじんじゃ)とは、東京都東大和市芋窪にある神社。祭神は武御加豆智命[1]。本殿は室町時代1466年文正元年)建立であり、現存する東京都最古の神社建築である[1]

歴史

社伝によれば、707年慶雲4年)、武蔵国に来た鬼神を常陸峯に鎮めて、天智天皇の第四の姫宮と蘇我山田石川麿が建立したことに始まる[2]。以来、芋窪地域の鎮守として住民により守られてきた[1]

江戸時代には13石の社領を与えられていた[3]

1993年平成5年)に行われた拝殿の大改修において、『新編武蔵風土記稿』に記載されていた通り[4]文正元年10月3日棟札が発見され、創建年が実証された。また、この改修で計5枚の棟札が発見され、改修前の拝殿は1858年安政5年)に完成したことが確認された[2]

文化財

東京都指定有形文化財(建造物)
  • 豊鹿島神社本殿 1棟 附・棟札 1枚 - 1964年(昭和39年)11月21日に都重宝として指定、1976年(昭和51年)7月1日に種別変更[5]
一間社流造の本殿でこけら葺箱棟付、桁行(間口)は170.7cm、身舎の梁間(奥行)は152.4cm、向拝の梁間は140.4cmである[5]。現状は外気や風雨から保護するための覆殿の中にあり、外から観察することはできない[1]。建築年代について、かつては本殿内に保管されていた棟札にあった年紀通りに1550年(天文19年)とされてきたが、1992年(平成4年)から2年に及ぶ解体修理の際、大工二郎三郎近吉が1466年(文正元年)に建立した旨を記した棟札が新たに発見され、また、古くは厚板葺の屋根であったことも分かった[5]
東大和市指定文化財(市重宝)
  • 豊鹿島神社本殿の木製狛犬 - 1983年(昭和58年)3月1日指定[6]
木製、本殿と同時期に作られた可能性が高いとされる[6]
  • 豊鹿島神社の獅子頭 - 1983年(昭和58年)3月1日指定[6]
江戸時代後期の作か、かつて奉納されていた獅子舞に用いられたとみられる[6]

脚注

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  1. ^ a b c d 豊鹿嶋神社”. 東京都神社庁. 2019年9月27日閲覧。
  2. ^ a b 植田孟縉『武蔵名勝図会』慶友社、1993年。ISBN 4874490808
  3. ^ 11 豊鹿島神社”. 東大和市. 2019年9月27日閲覧。
  4. ^ 新編武蔵風土記稿 芋久保村 鹿島神社.
  5. ^ a b c 豊鹿島神社本殿”. 東京都文化財情報データベース. 東京都教育庁地域教育支援部. 2019年9月28日閲覧。
  6. ^ a b c d 東大和市の文化財”. 東大和市. 2019年9月28日閲覧。

参考文献

  • 「芋久保村 鹿島神社」『新編武蔵風土記稿』巻ノ120多磨郡ノ32、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763994/79

関連項目




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