西尾幹二
西尾幹二
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:28 UTC 版)
ドイツ文学者、ニーチェ研究家。三島は、西尾の初期の著作『ヨーロッパ像の転換』(1969年)に推薦文を書き、その後の『文学の宿命――現代日本文学にみる終末意識』(1970年)にも注目した。西尾は三島宅を訪問した時のことを述懐し、礼儀正しく物言いは率直ながらも、無名で年下の人間にも分け隔てなく、友人のように接する三島の偉ぶらない物腰に感銘を受けたと語っている。三島が嫌いな文化人の悪口を言っても、からっとしていて陰湿さがまったく無く、小田実が六本木のレストラン前に立っているのを見て、その辺りの空気がいっぺんに汚れているように感じて一目散に逃げ出したという話も面白く聞かされ、大笑いしたという。
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