たけこし‐よさぶろう〔‐ヨサブラウ〕【竹越与三郎】
竹越与三郎 たけこし よさぶろう
埼玉生れ。歴史家、政治家。慶応義塾に学ぶ。明治23年（1890）から28年（1895）まで国民新聞記者、29年(1896）雑誌『世界之日本』の主筆となる。31年（1898）西園寺公望文相の秘書官、35年（1902）衆議院議員に当選、立憲政友会に属する。大正9年（1920）宮内省臨時帝室編修局御用掛、10年(1921)編修官長として『明治天皇紀』編纂に携わった。11年(1922）に貴族院勅選議員、昭和15年（1940）に枢密顧問官に任ぜられる。『新日本史』（1891～92）、『二千五百年史』(1896）は民間史学の代表作とされる。
- 著作等（近代デジタルライブラリー収載）
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- 近代哲学宗統史 第1巻（総論） / ヴヰクトル・カウシン著 ; ヲ・ダブリュウ・ウェート米訳 ; 竹越与三郎重訳 丸善, 明17.5 <YDM7871>
- 独逸哲学英華 / 竹越与三郎述 ; 由井正之進記 報告堂, 明17.12 <YDM8033>
- 英国憲法之真相 第1巻 / バジョット著 ; 竹越与三郎, 岡本彦八郎訳 岡本英三郎, 明20.7 <YDM31438>
- 政海之新潮 / 竹越与三郎著 岡本英三郎, 明20.8 <YDM27984>
- 格朗〓 / 竹越与三郎著 垣田純朗, 明23.11 <YDM7653>
- 新日本史 上，中巻. [1], [2] / 竹越与三郎（三叉）著 民友社, 明24-25 <YDM693>
- 新日本史 上 / 竹越与三郎著 . 増補訂正版6版 民友社, 1892 <YDM2132>
- 基督伝記 / 竹越与三郎著 福音社〔ほか〕, 明26.9 <YDM20553>
- マコウレー / 竹越与三郎（三叉）著 民友社, 明26.8 (十二文豪 ; 第2巻) <YDM7797>
- 支那論 / 竹越与三郎（三叉）著 民友社, 明27.8 <YDM27898>
- 二千五百年史 / 竹越与三郎著 . 2版 警醒社書店, 1896 <YDM871>
- 萍聚絮散記 / 竹越与三郎著 開拓社, 明35.6 <YDM102425>
- 三叉書翰 / 竹越与三郎著 ; 隅谷己三郎編 開拓社, 明36.12 <YDM6989>
- 台湾統治志 / 竹越与三郎著 博文館, 明38.9 <YDM28906>
- 比較殖民制度 / 竹越与三郎（三叉）著 読売新聞社, 明39.2 <YDM41353>
- 三叉文集 / 竹越与三郎著 隆文館, 明40.12 (時文叢書 ; 第1編) <YDM102125>
- 三叉演説集 / 竹越与三郎（三叉）著 ニ酉堂, 明41.5 <YDM102124>
- 南国記 / 竹越与三郎著 ニ酉社, 1910 <YDM26774>
（注：この情報は、国立国会図書館ホームページ内の「近代日本人の肖像」の内容を転載しております。掲載内容の複製については、国立国会図書館の許諾を得る必要があります。）
竹越與三郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/12/06 04:48 UTC 版)
竹越 與三郎（たけこし よさぶろう、慶応元年10月5日（1865年11月22日） - 昭和25年（1950年）1月12日）は、日本の明治から戦前昭和にかけての歴史学者・思想史家・殖民学者・政治家。衆議院議員・枢密顧問官・貴族院勅選議員・宮内省臨時帝室編修局御用掛、同編修官長などを歴任し、戦後に公職追放指定を受け、一切の職を辞任。位階は正三位、勲等は勲一等。号は三叉（さんさ）。
- ^ 世界の日本乎、亞細亞の日本乎 竹越三叉
- ^ a b c d e 今井宏「明治時代におけるホイッグ史観の受容」『東京女子大學附屬比較文化研究所紀要』第35巻、東京女子大学附属比較文化研究所、1974年1月、1-19頁、CRID 1050564287611014400、ISSN 05638186。
- ^ 同年9月1日の入社である。福澤研究センター編『慶應義塾入社帳 第2巻』慶應義塾、1986年、398頁。
- ^ 『竹越竹代の生涯』大空社、1965年。
- ^ 今井宏「T・B・マコーリー断章(岩間徹教授退職記念)」『史論』第35巻、東京女子大学学会・東京女子大学史学研究室、1982年、23-39頁、CRID 1050001337657502336、ISSN 03864022、NAID 110007164169。
- ^ 子安宣邦 『方法としての江戸:日本思想史と批判的視座』 ぺりかん社 2000年 299P
- ^ 山室信一 『思想課題としてのアジア』 岩波書店 2001年 832P
- ^ 『朝日新聞』 1950年1月15日
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 「竹越与三郎」 アジア歴史資料センター Ref.A06051185300
- ^ 上巻 ISBN 4-00-381081-3、下巻 ISBN 4-00-381082-1
- ^ a b 子安宣邦『日本近代思想批判』岩波現代文庫、2003年p313-324
- ^ a b 『二千五百年史』1896、警醒社書店、国立国会図書館デジタルコレクション、p111-119
竹越与三郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/05/12 05:30 UTC 版)
『南国記』を著して南進論を主張し、植民地政策を唱えた枢密顧問官竹越与三郎は「熱帯移民論」を主張して熱帯地方の気候や風土に白人がなじめず、また病気に対する免疫も不十分であるとして、南洋諸島やハワイへの日本人移民、満州や朝鮮への移住を提唱した。また、「英国のローズベリ卿が云へるが如く、自由帝国主義とこそ云ふべきもの」と題して1900年（明治33年）に『世界之日本』第五巻第四八号で大英帝国の自由帝国主義を日本に紹介し、ローズベリー伯（Lord Rosebery）の政策を掲載。フランスの同化主義批判を含む植民政策の国際的潮流を感知して、「外に向かっては帝国主義を主張し、内国に於いては自由寛容の政策」を主張した。
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| 歴史家に関連する言葉 | 班彪 白柳秀湖 竹越与三郎 羽仁五郎 菅沼貞風 |
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