アッパッパとは? わかりやすく解説

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あっぱっぱ

女性が夏に着る家庭用ワンピース通気性よくするように、ゆったりと作る大正末から昭和初期にかけて大阪地方言い始めた語。


ヒオウギガイ

学名Chlamys senatoria nobilis 英名:Noble scallop
地方名:アッパッパ、バタバタ 
軟体動物門二枚貝綱ウグイスガイ目−イタヤガイ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
殻は中大型、放射状にうろこ状の突起があり、赤・黄・紫など色彩美しい。潮間帯から水深20mくらいまでの岩場等に足糸付着生活をおくるが、ホタテガイのように海中噴射して移動するともできる食用として養殖される。長崎県では対馬などで養殖されている。

分布:本州中部以南西太平洋 大きさ:10cm
漁法:養殖 食べ方:酒蒸しフライ炊き込みご飯など

アッパッパ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/15 14:27 UTC 版)

アッパッパ(アッパッパー)は女性用の衣服の一つ。夏用の衣服として着られるサッカー生地など木綿製のワンピースである。簡易服または清涼服などとも呼ばれる。

概要

くいだおれ創業者の山田六郎の考案である[1]。なお、「アッパッパ」、「簡易服」または「清涼服」は季語でもある。独特な名前は、歩くと裾がパッパと広がることからついたという説がある。元は近畿地方での俗語である。かつて西欧で流行したゆったりしたマザーハバードドレス英語版(ハバード母さんドレス)のハバード(Hubbard)がなまったものとの説もある[2]

大きめでゆったりとしたデザインが特徴。1920年代から1930年代にかけて流行した。1929年昭和4年)の東京は40年ぶりの猛暑であり、清涼着と名づけて売りに出されたアッパッパが流行した。気候もこの衣服の流行の原因をなしている。当時依然として多くの女性が和装を普段着としていたところから、洋装化に寄与した衣服の一つと解釈することもできる。文芸春秋社は、佐藤愛子の著書『今は昔のこんなこと』の紹介において「女性解放の第一歩『アッパッパ』」としている[3]

参考文献

  1. ^ 柿木央久『ばかたれ、しっかりせ -くいだおれ会長山田六郎伝- 』講談社 ISBN 9784062083003
  2. ^ 鹿野政直『大正デモクラシー』 <日本の歴史 27>、1976年 ISBN 4096210277
  3. ^ 佐藤愛子『今は昔のこんなこと』文春新書 ISBN 9784166605699 [1]

関連項目



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