家庭用(国内版)
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国内版としてはセガが発売したセガサターン、日本ビクターが発売したVサターン、日立製作所が発売したHiサターンがある。 セガサターン(前期型) 1994年11月22日発売、価格44,800円・灰色の本体初期型。型番はHST-0001、本体はHST-3200。本体ケース上側に実装されている部品が多く、基板も2段構成となっている。本体正面から見て左側に丸型の通風孔があるのが特徴(冷却ファンを搭載する予定だったが省略された)。電源ランプおよびアクセスランプはそれぞれLEDが2つ並んでいる。 正式な価格は49,800円で「新発売から6か月限定の5,000円引き」としていたが、「半年後に値上げする」ことに意義は無いと判断され、49,800円に戻すことは見送られた。市場での実売価格はさらに5,000程度値引きされ、ほとんど定価販売しか見られなかった競合機プレイステーションの価格(39,800円)とほぼ同一だった。 セガサターン(中期型) 1995年前半より出回り始めた小型パッケージで灰色の本体。型番はHST-0004、本体はHST-3210。部品や基板などの配置が変更になり全体的な構造も最適化されている。CDサブシステム(SH-1とゲートアレイ、DRAM)をメイン基板に集約した。外観では本体側面や底面の通風孔削減、電源ランプとアクセスランプはそれぞれLEDが1個になった。 1995年6月、100万台キャンペーンBOXとして『バーチャファイターリミックス』が同梱されたモデル(専用パッケージHST-0005に加え0001や0004にステッカー貼り付けたタイプもあり)を34,800円で発売。 同年7月から通常版(HST-0004)の販売が再開され、ソフト無しで定価34,800円となった。 同年11月より年末年始商戦に向けて2か月限定の5,000円キャッシュバックを実施、店舗での値引きも含めると24,800円程度で購入できるようになった(キャンペーンBOXの在庫分にも同様にキャッシュバックが適用された)。 セガサターン(後期型) 1996年3月22日発売、価格20,000円。 本体の低価格化と共にデザインを一新したモデル。型番はHST-0014、本体はHST-3220。1996年1月にキャッシュバックが終了したが、プレイステーションに先んじて値下げを行うため、同年3月9日にセガにより”セガサターンパワーアップミーティング’96スプリング”と銘打った戦略発表会が行われた。セガ副社長の入交は「大量生産によるコストダウンや内部回路の簡略化などさまざまな工夫を凝らして、20000円という価格を実現した」と述べている。 保証期間が6ヶ月から12ヶ月に延ばされた。それまで濃い灰色だったカラーを白(メーカー呼称はミストグレー)に変更したことから「白サターン」とも呼ばれる。 内部的なコストダウンが逐次行われたが、実際には初期のHST-3220は内部構造がHST-3210とほぼ同じであることが分かっており、製造コストの削減は後追いで行われた。内部構造変更の影響で最も後に生産された個体は一部のソフトとの互換性が失われた。 スケルトンセガサターン 1998年4月4日発売、価格20,000円。 白サターンの外装を半透明にしたもの。「This is Cool.」のプリントがある。このモデルは後期型の最も後に生産された個体と同様一部ソフトとの互換性が失われている。 ダービースタリオン発売記念特別限定版 1999年3月25日発売、価格20,000円。 セガサターン版ダービースタリオンの発売を記念して発売。パワーメモリー用ダビスタシール付き。 本体成型色はやや青みがかった半透明になった。 Vサターン【ブイサターン、V-Saturn】RG-JX1、RG-JX1(X)、RG-JX1(Y) 1994年11月22日発売、オープン価格。 ワンダーメガの後継で、セガサターンと同仕様の互換機。サターン本体の配色や起動時のロゴなどが異なる。セガサターンと本体の発売日は同日で、販売店によってはセガサターンと若干の価格差がつけられていたが、実売価格もセガサターンとほぼ同じだった。広告のイメージキャラは菅野美穂。流通ルートは、玩具店やゲーム専門店を主としていたセガサターンと異なり、こちらは家電量販店が主だった。セガサターンと同様、途中でモデルチェンジを行い実質価格を値下げしている。発売前の仮称は「ビクターサターン」。 Vサターン RG-JX2(X)、RG-JX2(Y)、RG-JX2(Z) 1996年6月7日発売、オープン価格。 薄紫色のHST-3220と同仕様の後期型。 Hiサターン【ハイサターン、Hi-Saturn】日立マルチメディアプレーヤー MMP-1、MMP-1-1、MMP-1-2 1995年4月1日発売、価格64,800円。 実売価格は50,000円を少し超える程度であり、主に家電販売店により販売されていたことから店舗により価格差が見られた。 セガサターンの拡張スロットに独自の拡張カードを搭載し、セガサターンやVサターンにはないビデオCD・フォトCD再生機能を標準で備えたマルチメディアプレイヤーとして発売された黒のサターン本体に金のロゴなど配色と起動画面が異なっている。他のサターン同様にモデルチェンジを行っている。 Hiサターン MMP-11 1996年10月発売 HST-3220と同仕様の後期型。 ゲーム&カーナビ ハイサターン(型番:MMP-1000NV) 1995年12月6日発売、価格150,000円。 車内利用向けとして従来のサターン本体よりも一回り小さいサイズになり、カーナビゲーション機能を装備したモデル。ビデオCDやフォトCDの再生機能が標準搭載されている。また、実際の道路情報上に仮想都市空間を描画して3次元仮想空間をナビゲーション出来るなど、ゲーム感覚で目的地までのドライブシミュレーションを楽しめる「バーチャナビ」を搭載している。専用モニター(型番:NX-4YD)も発売している。 対応ディスク - 音楽CD、CD-G、サターンCD-ROM、ナビゲーションシステム研究会規格CD-ROM 寸法 - 幅25.2cm、高さ5.7cm、奥行き21.4cm、重さ1.9kg 消費電力 - 22W
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「家庭用」の例文・使い方・用例・文例
- 家庭用器具
- 家庭用品
- 家庭用品小売業のPatio社は昨日、住宅設計と建設事業へ参入することを発表した。
- Patio社は、外国で作られた家庭用品や家具、装飾用品を輸入する小さな貿易会社として20 年前に創業した。
- 先週、当部署の月例会議で到達した結論に関して―11 月中旬に、新しい家庭用消毒剤のプレゼンをマーケティング部に対して行う予定です。
- そのNGOはその地域で家庭用バイオマスダイジェスターの導入を進めている。
- 家庭用のプリンタ
- 例えば家庭用ゲーム機の業界なども、技術革新を着々と進めています。
- 家庭用品は三階にあります。
- この店は家庭用品を備えている。
- このカーペットは家庭用にデザインされている。
- 家庭用電気器具.
- 家庭用品.
- この機械は家庭用の電気で動きます.
- 家庭用
- 販売者の敷地内に置かれる使用済みの個人的または家庭用の物品の戸外販売
- 家庭用リンネル類の特売
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