埴谷雄高とは? わかりやすく解説

はにや‐ゆたか【埴谷雄高】

読み方:はにやゆたか

[1909〜1997小説家文芸評論家台湾生まれ本名般若(はんにゃ)豊。昭和6年1931日本共産党入党するが、翌年検挙される転向出獄ののち、雑誌近代文学」の創刊参加し長編小説死霊(しれい)」を連載。他に「闇のなかの黒い馬」など。


埴谷雄高(はにや・ゆたか)

本名般若豊。1909年(明42)、台湾生まれ1931年(昭6)、日本共産党入党し1932年(昭7)に検挙され収監1933年(昭8)にカント影響を受け転向し出獄1939年(昭14)、同人誌構造同人となり、平野謙佐々木基一らと知り合う1946年(昭21)に平野謙本多秋五らと創刊した「近代文学」に、1948年(昭23)から「死霊」を連載戦時中平野謙荒正人佐々木基一坂口安吾らと、探偵小説犯人当て興じる
1948年(昭23)に発表した意識」は日本文藝家協会の「創作代表選集 3(昭和23年度版)」に収録される。
1951年(昭26)、エッセイ探偵小説の新領域」を発表1951年(昭26)、大井広介協力し覆面作家田島莉茉子名義で、「野球殺人事件」を「八雲」に発表した目される。この作品は、1952年(昭27)に第5回探偵作家クラブ賞候補となる。
1957年(昭32)に発表した深淵」は日本文藝家協会の「創作代表選21(昭和32年後期)」に収録される。
1966年(昭41)に発表した変幻」は日本文藝家協会の「文学選集 32(昭和42年版)」に収録される。
1968年(昭43)に発表した宇宙の鏡」は日本文藝家協会の「文学選集 34(昭和44年版)」に収録される。
1969年(昭44)に発表した「《私》のいない夢」は日本文藝家協会の「文学選集 35(昭和45年版)」に収録される。
1997年(平9)、死去



埴谷雄高

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 14:00 UTC 版)

埴谷 雄高(はにや ゆたか、1909年明治42年)12月19日 - 1997年平成9年)2月19日)は、日本政治思想評論家小説家。本名般若 豊(はんにゃ ゆたか)。


  1. ^ https://sites.google.com/site/.../stirner/bibliography1
  2. ^ a b c d e f 『埴谷雄高全集・別巻』「年譜」13-18p.(講談社、2001年)
  3. ^ 埴谷雄高、遠丸立『埴谷雄高』p.247(日本図書センター、1999年)
  4. ^ 服部敏良『事典有名人の死亡診断 近代編』付録「近代有名人の死因一覧」(吉川弘文館、2010年)22頁
  5. ^ 立花門下生の編集者・木村俊介『奇抜の人―埴谷雄高のことを27人はこう語った』(平凡社、1999年/新版「変人 埴谷雄高の肖像」文春文庫、2009年)がある
  6. ^ a b 三島由紀夫「推薦のことば」(『埴谷雄高作品集』内容見本 河出書房新社、1971年3月)。のち『決定版 三島由紀夫全集36巻 評論11』(新潮社、2003年11月)p.394
  7. ^ 「1968-知の攻略11.思想読本」所収(作品社 2005年)
  8. ^ 吉本隆明『私の「戦争論」』ぶんか社、1999年8月。ISBN 978-4821106844 p211-p212
  9. ^ 北杜夫『マンボウ交友録』
  10. ^ 『文學界』1986年3月
  11. ^ 『無限の相のもとに』p.197
  12. ^ 『無限の相のもとに』p.198
  13. ^ 『無限の相のもとに』p.196
  14. ^ 福島県南相馬市小高区にある埴谷雄高と島尾敏雄の文学資料館。南相馬市ホームページ「埴谷・島尾記念文学資料館」


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