友達 (戯曲)
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『友達』(ともだち)は、安部公房の戯曲。2幕13場から成る。安部の代表的戯曲で、傑作とも評されている[1][2]。一人暮らしの男のアパートに突然と闖入してきた奇妙な一家が笑顔で隣人愛を唱え、親切心の連帯で孤独の思想を駆逐し殺してしまう物語[1]。男の部屋を侵略する一家の疑いを知らぬ善意が、怪物化してゆくブラックユーモアの中に、現代社会の人間の生の構造や他者との関係性が描かれている[1][2]。
- ^ a b c d e f g h 三島由紀夫「安部公房『友達』について」(青年座プログラム 1967年3月)
- ^ a b c d e 中野孝次「解説」(文庫版『友達・棒になった男』)(新潮文庫、1987年)
- ^ 安部公房「『友達』について」(文藝 1967年3月号に掲載)
- ^ 『安部公房全集 20 1966.01‐1967.04』(新潮社、1999年)
- ^ a b c d 安部公房「友達――『闖入者』より」(青年座への原稿、1967年2月)
- ^ a b 安部公房「談話記事 戯曲三本がことしの舞台へ」(東京新聞、1967年3月13日に掲載)
- ^ 安部公房(成瀬昌彦との対談)「『友達』――作家と演出家の対談」(労演・第133号 1967年3月10日)
- ^ 三島由紀夫「選評」(谷崎潤一郎賞選評、1967年9月)
- 1 友達 (戯曲)とは
- 2 友達 (戯曲)の概要
- 3 登場人物
- 4 おもな刊行本
- 5 脚注
「友達 (戯曲)」の例文・使い方・用例・文例
- 友達の1人が先週の土曜日に私に会いにきた
- 彼女は友達についてコンサートに行った
- 彼女はよく友達を午後のお茶に招く
- 彼は友達のすべてを失った
- 私はよく一人旅をして途中で友達を作る
- 友達も連れて来てください
- 少年は,子猫にえさをやるよう友達に頼んだ
- 彼には友達がいない.おまけに金もない
- 友達のスーツの方がかっこよかったのでうらやましかった
- 何人か新しい友達ができれば,もっと楽しくなるよ
- 私はいい友達に恵まれている
- けさ友達があなたを迎えにきたよ
- 私は友達に病気のお見舞状を送りました
- そのニュースを友達の一人一人に伝えた
- 彼は友達から風邪を移されたのかもしれない
- スーザンは近道をして友達に追いついた
- 彼女はいつも友達を利己的だと批判している
- 友達のところに電話をかけたが話し中だった
- 彼女は新しい友達ができたら古い友達を切る
- 彼は友達の成功をうらやましがっている
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