吼えろ!とは? わかりやすく解説

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吼えろ

読み方:ほえろ

ア行下一段活用動詞吼える」の命令形

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吼えろ!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/16 13:21 UTC 版)

吼えろ!』(ほえろ)は、1962年(昭和37年)11月18日の20:15 - 21:00に朝日放送(ABCラジオ)で放送されたラジオドラマ安部公房が脚本を務め、宇野重吉が主演を務めた。昭和37年度芸術祭賞受賞作品。後にフランスでも放送された。

ドラマ本編は横浜市放送ライブラリーに所蔵されており、無料で聴取することができる。脚本テキストは、1963年(昭和38年)4月1日、日本放送作家協会「放送作家 現代の放送ドラマ I」に掲載された[1]

あらすじ

大和サーカスの座長は、サーカスの資金繰りがおぼつかなくなったため、一座の看板のライオン・太郎を売る新聞広告を出した。太郎は、座長が手に入れた時から、すでに右足のない三本足のやせたライオンだったが、座長は並々ならぬ愛着を太郎に持っていた。レストランの看板にしようとライオンを買いに来た男は、吼えない太郎を見て小ばかにしたような態度だった。座長は、「芸なしだろうと、三本足だろうと、ライオンはライオンさ」と気色ばんだ。

座長は、太郎が馬鹿にされて売られていくよりも、華々しく死んでいく方がよほど本望じゃないだろうかと考え、負けを承知で太郎とを決闘させるケンカ興行を思いたった。金の匂いをかぎつけた男らが新聞社に手配し、観客が五千人も来場する県の体育館で見世物が行なわれることとなった。一座は太郎の死とともに解散するつもりだったが、太郎のおかげで座員が助かるかもしれない可能性が出てきた。座長は自分達の虫のよさを思い、せめて太郎が勝ってくれればと勝負に期待をかけるようになった。

太郎の相手は、ベンガル・タイガーの錦丸だった。しかし虎とライオンは対面しても、いっこうに戦う構えがなかった。座長は心の中で太郎を応援し、「太郎、吼えろ! 吼えろ!」と叫んだ。しびれを切らした観客はだんだん苛立ち、野次が激しくなってきた。そしてついに、「金を返せ」という罵声で爆発しだした。座長は、ライオンがどんなものか、観客に思い知らせて、這いつくばらせてやるつもりだったが、「奴等(観客)の方が、お前以上に猛獣だったらしい…」と悟った。暴徒と化した観客から逃げるように、座員たちに促された座長は、その場から立ち去る前に、「吼えろ!」と願いながら銃で太郎の眉間を撃った。銃声の後、おそるべきライオンの咆哮が響きわたった。座長は、「私が殺してしまったのは、いったい、なんだったのだろう? ライオン?……いやこんなもの、おれはまだ見たこともないぞ……何が死んだんだ……何が…」と独白する。

スタッフ

キャスト

ほか

初版刊行本

『現代文学の実験室1 安部公房集』(大光社、1970年6月5日)

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 「作品ノート17」(『安部公房全集17 1962.11-1964.01』)(新潮社、1999年)

参考文献

  • 『安部公房全集 17 1962.11-1964.01』(新潮社、1999年)

田中将大 (アルバム)

(吼えろ! から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/09 13:19 UTC 版)

『田中将大』
ももいろクローバーZコンピレーション・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
レーベル EVIL LINE RECORDS
ももいろクローバーZ アルバム 年表
  • 田中将大
  • (2021年)
テンプレートを表示

田中将大』(たなかまさひろ)は、ももいろクローバーZコンピレーション・アルバムプロ野球選手田中将大へ贈った歴代応援歌を収録しており、2021年2月24日に発売された[1]

解説

プロ野球選手の田中将大は、2012年頃からももいろクローバーZのファンを公言しており、ライブへも足を運んできた[2]。同年からグループの楽曲を球場での登場曲として3曲起用し、2014年のメジャーリーグ移籍以降も、応援歌として制作されたオリジナル曲を7曲起用。これらの楽曲を集めたのが本アルバムである[3][4]

オリジナル曲に関してはGReeeeNが作詞・作曲の『背番号』や、CDTV(テレビ番組)のリクエストで“聴きたい曲1位”に選ばれた『吼えろ』など[5]、「挑戦者を後押しするような、ストレートでメッセージ性の強い楽曲が多く、ももクロのファン以外からも根強い人気を獲得」していると、報じるメディアもある[6]。田中本人がコーラスで参加している曲が複数あり、ももいろクローバーZのメンバーとともに作詞に取り組んだ『GET Z, GO!!!!』も収録。なお、各オリジナル曲のBPM(スピード)は、登場曲として流れる際の投球練習のテンポと合うように設定されている。

メジャー移籍初年度の登場曲である『My Dear Fellow』に関しては音源がメディアで一切公開されず、初登板の際にヤンキー・スタジアムで流されたのが初解禁となったというエピソードがある[7]。このことは複数の現地メディアでも紹介され、ニューヨーク・ポストは「これまでここで流れた、ほかのいかなる曲とも違う」「自分専用の曲を引っさげてこの街に来る人なんて、他に誰がいるだろうか?」と取り上げた[8]

ジャケット写真は、かつて田中が所属し2021年から復帰する東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地である楽天生命パーク宮城にて、田中とももクロがマウンドに並び立つビジュアルとなっている[9]

収録曲

映像外部リンク
ALBUM『田中将大』視聴TRAILER - YouTube
DNA狂詩曲(ライブ映像) - YouTube
ももいろクリスマス2019 〜冬空のミラーボール〜』より
勝手に君に(ライブ映像) - YouTube
ももクロ春の一大事2018 in 東近江市 〜笑顔のチカラ つなげるオモイ〜』より
GET Z, GO!!!!(ライブ映像) - YouTube
MomocloMania2018 -Road to 2020-』より
何時だって挑戦者(ライブ映像) - YouTube
MomocloMania2019 -ROAD TO 2020- 史上最大のプレ開会式』より
背番号(ライブ映像) - YouTube
MomocloMania2019 -ROAD TO 2020- 史上最大のプレ開会式』より
吼えろ(ライブ映像) - YouTube
ももいろクローバーZ 10th Anniversary The Diamond Four -in 桃響導夢-』より

曲名にZZ ver.(ダブルゼータ バージョン)が付与されているものは、現体制のメンバー4人による新録を意味する。

  1. overture 〜ももいろクローバーZ参上!!〜
    作曲・編曲:前山田健一
    • 2013年シーズン前半に田中将大の応援歌(登場曲)として使われた
    • もともとは、ももいろクローバーZのライブの出囃子(登場曲)であり、本アルバムでオリジナル音源初収録
  2. 走れ! -ZZ ver.-
    作詞:NOBE・モリモトコージ / 作曲:KOJI obamichitomo / 編曲:michitomo
    歌詞・動画 - 歌ネット
    • 2012年シーズンの応援歌
  3. DNA狂詩曲 -ZZ ver.-
    作詞:前田たかひろ / 作曲:大隅知宇 / 編曲:R・O・N
    歌詞・動画 - 歌ネット
    • 2013年シーズン後半の応援歌
  4. My Dear Fellow -ZZ ver.-
    作詞:前田たかひろ / 作曲:しほり / 編曲:橋本由香利
    歌詞・動画 - 歌ネット
    • 2014年シーズンの応援歌
    • 本アルバムでZZ ver.音源初収録
  5. 勝手に君に -ZZ ver.-
    作詞:ももいろクローバーZ・NAGAE / 作曲・編曲:大隅知宇
    歌詞・動画 - 歌ネット
    • 2015年シーズンの応援歌
    • 本アルバムでZZ ver.音源初収録
  6. GET Z, GO!!!! -ZZ ver.-
    作詞:ももいろクローバーZ・田中将大・NAGAE / 作曲・編曲:michitomo
    歌詞・動画 - 歌ネット
    • 2016年シーズンの応援歌
    • 本アルバムでオリジナル音源初収録となるため、ZZ ver.以外のバージョンは存在しない
  7. 何時だって挑戦者 -ZZ ver.-
    作詞:只野菜摘 / 作曲:ツキダタダシ / 編曲:R・O・N
    歌詞・動画 - 歌ネット
    • 2017年シーズンの応援歌
    • 本アルバムでZZ ver.音源初収録
  8. 吼えろ
    作詞:ファンキー加藤 / 作曲:ファンキー加藤・サトシ / 編曲:田中隼人
    歌詞・動画 - 歌ネット
    • 2018年シーズンの応援歌
    • 2021年シーズンには、阪神・佐藤輝明も同曲を使用。田中将大は『吼えろ 2021』として、ファンキー加藤が歌唱に加わったアレンジ版を使用(配信限定でリリースされている)
    • 本アルバムでオリジナル音源初収録
  9. 背番号
    作詞・作曲:GReeeeN / 編曲:春日俊亮 [Diosta inc.] / 弦編曲:高田翼 [Diosta inc.]
    歌詞・動画 - 歌ネット
    • 2019年シーズンの応援歌
    • 本アルバムでオリジナル音源初収録
    • GReeeeNのHIDEがコーラスで、naviがギターで参加
  10. On Your Mark/ももいろクローバーZ with ファンキー加藤
    作詞:ファンキー加藤 / 作曲:ファンキー加藤・大知正紘・田中隼人 / 編曲:田中隼人
    歌詞・動画 - 歌ネット
    • 2020年シーズンの応援歌
    • 本アルバムで音源初収録(それまでライブ音源も存在せず)

ボーナストラック

  1. On Your Mark -MCZ only-
    作詞:ファンキー加藤 / 作曲:ファンキー加藤・大知正紘・田中隼人 / 編曲:田中隼人
    • ももいろクローバーZ単独歌唱バージョン
    • 本アルバムで音源初収録(それまでライブ音源も存在せず)

参加ミュージシャン

[ ]は演奏時間

overture 〜ももいろクローバーZ参上!!〜 [1:36]

走れ! -ZZ ver.- [4:44]

DNA狂詩曲 -ZZ ver.- [4:22]

  • Guitar & Piano, Programming: R・O・N
  • Arranged by 横山克
  • 1st Violin Top: 真部裕
  • 1st Violin: 徳永友美
  • 2nd Violin: 漆原直美、藤堂昌彦
  • Viola: 坂口弦太郎

My Dear Fellow -ZZ ver.- [4:10]

勝手に君に -ZZ ver.- [4:43]

GET Z, GO!!!! -ZZ ver.- [4:36]

何時だって挑戦者 -ZZ ver.- [4:37]

吼えろ [4:22]

  • Produce, Arrange & All Other Instruments: 田中隼人
  • Guitars: 木島靖夫

背番号 [3:30]

  • Arrangement: 春日俊亮(Diosta inc.)
  • Strings Arrangement: 高田翼(Diosta inc.)
  • Strings: 門脇大輔ストリングス(GRAPLE JAM)
  • Drums: 北村望
  • Bass: 春日俊亮(Diosta inc.)
  • Guitars: 高田翼(Diosta inc.)
  • Additional Chorus: HIDEGReeeeN
  • Guitar Fire: Navi(GReeeeN)

On Your Mark [4:12 / 4:06(MCZ only)]

  • Produce, Arrange & All Other Instruments: 田中隼人
  • Guitars: 木島靖夫

田中将大とももいろクローバーZとの関係

田中はももクロのファン(モノノフ)であることを公言し、2013年には練習用として当時のメンバーカラー5色に染め分けられたグローブを特注し[10]、公式戦においてはクローバーの刻印が入ったものを使用した[11]。また、球団がファンクラブ会員に「選手応援タオル」をプレゼントした際、田中のタオルはももクロのメンバーカラー5色を使用し、その並び順もステージ上での本人たちの立ち位置とまったく同じであった。球団広報によると「本人の希望でこの配色になった」とのことだった[12]。さらに日本プロ野球新記録の開幕16連勝を達成した試合では、同配色の応援ボードが配布され観客によって掲げられた[13]

メンバーに関してはいわゆる「箱推し」(特定のメンバーではなくグループ全体が好きな状態)であるとコメントしており[14] 、以下に挙げる共演を果たしている。

  • 2013年9月3日、クリネックススタジアム宮城での公式戦前にももクロと対面。リーダーの百田夏菜子にピッチング指導を行なった(百田は同日、始球式を行った)[15]
  • 2013年11月23日、「楽天イーグルス ファン感謝祭」にゲストとしてサプライズ出演したももクロから、ギネス記録を祝福される。ももクロは、田中が登場曲に使用した「DNA狂詩曲」と「走れ!」を披露した。
  • 2013年11月29日放送の『僕らの音楽』にて、ももクロと対談を行った。
  • 2013年12月12日放送の『とんねるずのみなさんのおかげでした』のコーナー「新・食わず嫌い王決定戦」で、田中とももクロの対決が行われ、結果は両者正解・引き分けだったが、田中はももクロと「ココ☆ナツ」を踊るという罰ゲームを受けることとなった。
  • 2013年12月31日放送の『第64回NHK紅白歌合戦』にて、ももクロの歌唱前に共に登壇し5色のグローブ(前述)を披露、曲紹介も担当した。なお田中が登場曲に使用していた「走れ!」がメドレーの中で披露された。
  • メジャーリーグ移籍後には、一時帰国時に大晦日の『ももいろ歌合戦』などで複数回共演した。

出典

  1. ^ ももクロ新アルバムはマー君の応援歌集めた「田中将大」”. ナタリー. 株式会社ナターシャ (2020年12月22日). 2021年1月1日閲覧。
  2. ^ 田中将大 (2013年11月25日). “「ももいろクローバーZ JAPAN TOUR 2013 “GOUNN"」”. 田中将大オフィシャルブログ. 2013年11月27日閲覧。
  3. ^ 1曲目にももクロのライブの出囃子「overture 〜ももいろクローバーZ参上!!〜」、ボーナストラックに「On Your Mark」のももクロ単独バージョンも収録される。
  4. ^ メジャーリーグ・ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手へ贈った歴代応援歌を収録したNEW ALBUM『田中将大』が2021年2月24日(水)に発売決定! NEWS - 週末ヒロイン ももいろクローバーZ オフィシャルサイト
  5. ^ 『ももクロ』が大人になりすぎ! 激変した姿に「めっちゃいい」 - まいじつ
  6. ^ 歴代応援歌を収録、ももクロ新アルバムは『田中将大』 - Lmaga.jp 2020年12月22日
  7. ^ “マー君入場時にももクロ未発表曲”. デイリースポーツonline. デイリースポーツ. オリジナルの2014年4月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140410064628/http://daily.co.jp/newsflash/mlb/2014/04/10/0006852457.shtml 2014年5月7日閲覧。 
  8. ^ “マー君、本拠地入場曲に「ももクロ」新曲 米メディア驚く「これまでここで流れた、ほかのいかなる曲とも違う」”. J-CASTニュース. ジェイ・キャスト. (2014年4月11日). https://www.j-cast.com/2014/04/11201959.html?p=all 2014年5月7日閲覧。 
  9. ^ ももクロのニューアルバム「田中将大」ジャケットに田中将大”. ナタリー. 株式会社ナターシャ (2020年1月19日). 2021年1月20日閲覧。
  10. ^ 田中将大 球界のエースが願いを込めた“ももクログローブ””. 女性自身. 光文社 (2013年5月15日). 2013年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月5日閲覧。
  11. ^ “マー君 ももクロにリクエスト”. 東スポWeb. 東京スポーツ. (2013年7月25日). https://web.archive.org/web/20130820212641/http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/165377/ 2013年8月10日閲覧。 
  12. ^ “田中マー君、AKBから寝返った!? 登場曲や練習用グローブまで「ももクロ」”. J-CASTニュース. ジェイ・キャスト. https://www.j-cast.com/2013/05/31176341.html?p=all 2013年8月10日閲覧。 
  13. ^ “マー君色“ももクロ”にKスタ宮城染まった 応援ボード配布”. Sponichi Annex. スポーツニッポン. (2013年8月10日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2013/08/10/kiji/K20130810006385670.html 2013年8月10日閲覧。 
  14. ^ /status/271943870386933760 t_masahiro18 の2012年11月23日 のツイート2013年9月24日閲覧。
  15. ^ “ももクロ 9.3Kスタで始球式!マー君へ「どこまでも勝ち続けて」”. Sponichi Annex. スポーツニッポン. (2013年8月26日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/08/26/kiji/K20130826006490670.html 2016年11月5日閲覧。 

外部リンク



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