そう‐ぼう〔サウバウ〕【×蒼×氓】
そうぼう〔サウバウ〕【蒼氓】
蒼氓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/20 17:05 UTC 版)
『蒼氓』(そうぼう)は、石川達三の中編小説。1935年4月「星座」に発表され、第1回芥川賞を受賞。同年10月改造社より同作を表題とした短編集が刊行。その後1939年2月から7月までに「長篇文庫」に第二部、第三部が掲載され、長編を成した。ブラジル移民を余儀なくされた貧農たちの悪戦苦闘の日々の悲惨さを、社会的正義感から客観的筆致で描写した作品で、第一部は神戸の移民収容所を描いたもの。1937年映画化、1960年テレビドラマ化された。
- ^ a b c d 守屋貴嗣「ブラジル日系移民小説論」『異文化 論文編』第12巻、法政大学国際文化学部、2011年4月、133-156頁、doi:10.15002/00007179、ISSN 13493256、NAID 120003056580。
- ^ 氓白水社中国語辞典
- ^ a b 石川達三「蒼氓」読売オンライン、2017年09月19日
- ^ a b 日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇戦後編◇ (108)=筆禍事件起こした石川達三=実は『植民』編集部に勤務ニッケイ新聞、2014年1月22日
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