太陽の季節とは? わかりやすく解説

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たいようのきせつ〔タイヤウのキセツ〕【太陽の季節】

読み方:たいようのきせつ

石原慎太郎短編小説昭和30年(1955)、第1回文学界新人賞第34回芥川賞受賞昭和31年(1956)映画化され作者の弟である石原裕次郎デビュー作となる。→太陽族


太陽の季節

作者石原慎太郎

収載図書昭和文学全集 29
出版社小学館
刊行年月1988.2

収載図書太陽の季節
出版社幻冬舎
刊行年月2002.8

収載図書石原愼太郎文学 9 短篇集1太陽の季節/完全な遊戯
出版社文藝春秋
刊行年月2007.9


太陽の季節

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/14 07:10 UTC 版)

太陽の季節』(たいようのきせつ)は、石原慎太郎短編小説。裕福な家庭に育った若者の無軌道な生活を通して、感情を物質化する新世代を描いた作品で、石原の出世作である。ストーリーが倫理性に欠けることで、発表されるや文壇のみならず一般社会にも賞賛と非難を巻き起こした[1]


注釈

  1. ^ なお、この三島の随筆を読んだ時のことを、のちに石原は回顧し、「ぼくもあの人(三島)の保護だけは受けられるような庇護本能みたいなのが、ありましたよ」と述べ[10]、『太陽の季節』が上記のように三島に言及されたことに触れ、「あの人が『小説家の休暇』というソフィスティケイテッドなエッセイ集を出したときに、中にチラチラッと一、二行出てくるんですよ。それを見てぼくは文學界新人賞をもらったときよりもジーンときた。ついにこの人の目にとまったという感じがあってね」と野坂昭如に語っている[10]

出典

  1. ^ a b c d e 佐野眞一『てっぺん野郎―本人も知らなかった石原慎太郎』(講談社、2003年)
  2. ^ 一橋大在学中に「太陽の季節」で芥川賞受賞/石原慎太郎さんの歩み”. 日刊スポーツ (2022年2月1日). 2022年2月1日閲覧。
  3. ^ 映倫の概要”. 映画倫理委員会. 2013年10月3日閲覧。[リンク切れ]
  4. ^ a b c d e f 「『太陽の季節』および文學界新人賞選評」(文學界 1955年7月号に掲載)
  5. ^ a b c d e f g h i j k l 「第34回芥川賞選評」(1956年1月23日)芥川賞-選評の概要-第34回
  6. ^ 尾関栄(文藝春秋 1989年2月号)
  7. ^ a b 山本健吉「文芸時評」(読売新聞 1955年6月20日号に掲載)
  8. ^ 村松剛「解説」(三島由紀夫沈める滝』)(新潮文庫、1963年。改版1970年、2004年)
  9. ^ a b 三島由紀夫小説家の休暇』(大日本雄弁会講談社 ミリオン・ブックス、1955年)
  10. ^ a b 石原慎太郎野坂昭如の対談「三島由紀夫へのさようなら」(『闘論―君は日本をどうするのか』)(文藝春秋、1975年)
  11. ^ a b c d e f g h i 三島由紀夫「解説」(『新鋭文学叢書8・石原慎太郎集』)(筑摩書房、1960年)。三島由紀夫『石原慎太郎氏の諸作品』(『美の襲撃』)(講談社、1961年)に所収。
  12. ^ a b c 中森明夫「解説―石原慎太郎の墓碑銘」(『石原慎太郎の文学9 短篇集I』(文藝春秋、2007年)
  13. ^ 難波功士戦後ユース・サブカルチャーズについて(1):太陽族からみゆき族へ」(PDF)『関西学院大学社会学部紀要』第96巻、2004年3月、163-178頁、2011年2月13日閲覧 
  14. ^ 『讀賣年鑑 昭和三十二年版』 p.343 読売新聞社 1956年 [1]
  15. ^ a b c 古賀令子 『「かわいい」の帝国―モードとメディアと女の子たち』 pp.30-31 青土社 2009年6月25日 ISBN 978-4791764860
  16. ^ 難波功士『族の系譜学 ユース・サブカルチャーズの戦後史』 p.122 青弓社 2007年6月4日 ISBN 978-4787232731
  17. ^ 「太陽族映画に反発 各地で観覧を禁止」『朝日新聞』1956年8月3日付朝刊
  18. ^ 少年犯罪データベース 昭和31年(1956)の少年犯罪
  19. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)128頁
  20. ^ 公式HP”. TBS. 2002年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月6日閲覧。
  21. ^ 「サザンオールスターズ」アルバム人気ランキングTOP15! 第1位は「KAMAKURA」に決定!【2022年最新投票結果】 ITmedia 2022年2月17日
  22. ^ 『現代「死語」ノート』 小林信彦 1997年 ISBN 978-4004304845





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