闘牛 (小説)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/05 15:40 UTC 版)
闘牛 | |
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作者 | 井上靖 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
ジャンル | 短編小説 |
発表形態 | 雑誌掲載 |
初出情報 | |
初出 | 『文学界』1949年12月号 |
刊本情報 | |
出版元 | 文芸春秋新社 |
出版年月日 | 1950年3月 |
受賞 | |
第22回芥川賞 | |
シリーズ情報 | |
前作 | 「猟銃」 |
次作 | 「通夜の客」 |
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「闘牛」(とうぎゅう)は、日本の作家・井上靖が42歳の時に書いた短篇小説。第22回芥川賞受賞作。
概要
『文學界』1949年12月号初出。社運を賭けた新聞社主催事業闘牛大会の実現に奔走する新聞編集局長の情熱と、その行動の裏側に潜む人生に賭けきれない知識人の孤独な心模様や戦後の日本社会に漂っている悲哀を、敗戦直後の混乱した世相の中に描き出した作品。戦後を代表するイベントプロモーター・小谷正一が西宮球場で仕掛けた闘牛大会をモデルとしている。なお井上と小谷は元々大阪毎日新聞の同期入社で親しい関係にあった[1]。
主な舞台は阪神間と呼ばれる兵庫県西宮市近辺で、阪神間モダニズムの影響を色濃く残した戦後に於いて、阪神地域の時代風俗をうかがい知れる作品である。
書誌情報
- 猟銃・闘牛(新潮文庫、1950年)ISBN 978-4101063010
脚注
- ^ 「井上靖 人と文学3 -新聞記者時代-」展 - 井上靖記念館
「闘牛 (小説)」の例文・使い方・用例・文例
- その牛は闘牛士目がけて突進した
- この闘牛場は最大1万人の観客を収容する。
- 今年から闘牛は禁止になりました。
- たくさんの人が闘牛を観戦している。
- 彼は闘牛を見たかったが、父はどうしても彼を行かせようとはしなかった。
- スペインは闘牛の本場である.
- 闘牛士は大きく見えを切って退場した.
- 闘牛での活動
- 本物の闘牛場で撮られた写真
- 闘牛で牛の首や肩に打ち込む飾りの付いた矢
- 闘牛の行われる競技場
- 4歳未満の雄牛による闘牛
- 闘牛のファン
- 闘牛をする人
- 闘牛中に牛の首や肩に飾りつきの槍(バンデリリャ)を刺す闘牛士
- 最後のパセを行い、雄牛を殺すことを任ぜられる、主役の闘牛士
- 4歳未満の牛と戦うことが要求される闘牛士
- 闘牛の最初のほうで、牛を槍で突いて刺激し、頭を低くさせる騎手
- 闘牛時のマタドールまたはその応援チームの一つ
- マタドールが雄牛を殺す闘牛の瞬間
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