大道珠貴とは? わかりやすく解説

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だいどう‐たまき〔ダイダウ‐〕【大道珠貴】

読み方:だいどうたまき

[1966〜 ]小説家福岡生まれアルバイト生活を経てラジオドラマ脚本執筆するかたわら小説書き始める。「しょっぱいドライブ」で芥川賞受賞。他に「裸」「背く子」など。


大道珠貴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/05 03:10 UTC 版)

大道 珠貴(だいどう たまき、女性、1966年4月10日 - )は、日本小説家福岡県福岡市出身[1]神奈川県鎌倉市在住[1][2]

経歴

福岡県立福岡中央高等学校卒業。19歳の時に太宰治の作品に触発され、本格的に小説を書き始める[3]。24歳でラジオドラマの脚本家としてデビュー[3]2000年、「裸」が第30回九州芸術祭文学賞を受賞して[4]小説家デビュー。同作で第123回芥川賞候補。2003年、「しょっぱいドライブ」で第128回芥川賞受賞[1]2005年、『傷口にはウオッカ』で第15回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞[1](選考は富岡多恵子[4])。2021年、結婚[5]

作品リスト

小説

  • 『背く子』(講談社、2001年/講談社文庫、2004年、ISBN 9784062749275
  • 『裸』(文藝春秋、2002年/文春文庫、2005年、ISBN 9784167698010
    • 裸(『文學界』2000年4月号)
    • スッポン(『文學界』2000年10月号)
    • ゆううつな莓( 『文學界』2001年12月号)
  • 『しょっぱいドライブ』(文藝春秋、2003年/文春文庫、2006年、ISBN 978-4167698027
    • しょっぱいドライブ(『文學界』2002年12月号)
    • 富士額(『文學界』2001年2月号)
    • タンポポと流星(『文學界』2002年6月号)
  • 『銀の皿に金の林檎を』(双葉社、2003年/双葉文庫、2006年、ISBN 9784575510805
  • 『ひさしぶりにさようなら』(2003年、講談社/講談社文庫、2006年、ISBN 9784062754835
    • ひさしぶりにさようなら(『群像』2002年12月号)
    • いも・たこ・なんきん(『群像』2003年6月号)
  • 『ミルク』(中央公論新社、2004年/中公文庫、2007年、ISBN 9784122049253
    • ミルク、野菜ジュース、マシュマロを焼く、ラ・フランス、回転キャンディー、朝がゆにしない?、日の丸弁当
  • 『素敵』(光文社、2004年/光文社文庫、2007年、ISBN 9784334742270
    • 純白(『小説宝石』2003年4月号)
    • 素敵
    • 一泊(『小説宝石』2003年12月号)
    • 走る(『小説宝石』2004年6月号)
    • カバくん
  • 『傷口にはウオッカ』(講談社、2005年/講談社文庫、2008年、ISBN 9784062759656
    • 初出:『群像』2004年11月号
  • 『たまたま…』(2005年、朝日新聞社
  • 『後ろ向きで歩こう』(文藝春秋、2005年/2008年、文春文庫、ISBN 9784167698034
    • 後ろ向きで歩こう(『文學界』2005年1月号)
    • 旬(『文學界』2004年7月号)
    • 多生の縁(『文學界』2003年7月号)
  • 『ハナとウミ』(双葉社、2005年 のち文庫)
    • 初出:『小説推理』2004年4月号 - 2005年3月号
  • 『ケセランパサラン』(小学館、2006年)のち文庫 
    • ちまきのこと、草太のこと、フユヲとハルヲのこと、剣のこと
  • 『蝶か蛾か』(文藝春秋、2006年)
  • 『オニが来た』(光文社、2007年)
  • 『ショッキングピンク』(講談社、2007年)のち文庫 
    • 青すぎる空(『小説現代』2004年4月号)
    • さらわれたい
    • 準ミス熱海(『小説現代』2006年2月号)
    • 懐く、冷たいスミレ、髄を吸う、ショッキングピンク
  • 『立派になりましたか?』(双葉社、2008年)のち文庫 
    • 初出:『小説推理』連載
  • 『きれいごと』(文藝春秋、 2011)
    • 初めてなのに懐かしいひと(『文學界』2010年1月)身重で身軽(『文學界』2010年7月)きれいごと(『文學界』2010年11月)を下敷きに長篇として書き下ろし。
  • 『煩悩の子』(双葉社、2015) のち文庫

エッセイ

  • 『東京居酒屋探訪』(講談社、2006年)のち文庫 
    • 初出:『小説現代』連載

単行本未収録作品

  • こたつ(『文學界』2001年5月号)
  • 乳しぼり器(『文學界』2001年10月号)
  • チョーク(『文學界』2002年2月号)
  • ガソリン(『文學界』2003年3月号)
  • 落ち葉焚き(『新潮』2003年5月号)
  • チワワ(『小説新潮』2003年8月号)
  • 当たり屋(『新潮』2003年10月号)
  • 鳥から落ちた羽(『小説宝石』2005年3月号)
  • ブルーギル日和(『オール讀物』2005年10月号)
  • 大きくなあれ(『文學界』2005年11月号)
  • 目を合わせないで下さい(『オール讀物』2006年2月号)
  • ゆうれいトンネル(『私らしくあの場所へ』講談社文庫、2006年)
  • 命からがら(『文學界』2011年7月)
  • 隙(『オール讀物』2013年4月号)
  • 睡蓮水(『かまくら春秋』2015-16年10月、連載)
  • ピットプル(『小説宝石』2021年3月)

脚注

  1. ^ a b c d 大道珠貴|&Travel”. 朝日新聞社. 2022年11月29日閲覧。
  2. ^ 「小説ともエッセーとも童話ともいえないもの」 芥川賞作家・大道珠貴さん、&TRAVELの新連載を語る”. 朝日新聞デジタル&TRAVEL(アンド・トラベル). 2020年11月30日閲覧。
  3. ^ a b 大道珠貴ロングインタビュー 2003年4月号”. ダ・ヴィンチWeb. 2022年11月29日閲覧。
  4. ^ a b Bunkamuraドゥマゴ文学賞”. Bunkamura. 2022年11月29日閲覧。
  5. ^ facebook

関連項目

外部リンク


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