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スティル・ライフ (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/18 05:03 UTC 版)

スティル・ライフ
作者 池澤夏樹
日本
言語 日本語
ジャンル 中編小説
発表形態 雑誌掲載
初出情報
初出 中央公論 1987年10月
出版元 中央公論社
刊本情報
出版元 中央公論社
出版年月日 1988年2月
受賞
1987年下期 第98回芥川龍之介賞受賞
同年第13回中央公論新人賞受賞
ウィキポータル 文学 ポータル 書物
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スティル・ライフ』は池澤夏樹が「中央公論1987年10月号に発表した中編小説、またそれを原作とした派生作品。

1987年下期、第98回『芥川賞[1]と第13回『中央公論新人賞[2]を同時受賞。初めてワープロで書かれた芥川賞受賞作としても知られている[3]

現代的な癖のない文体で、寓話的な世界観が描かれている。

あらすじ

"ぼく"が働く染色工場で出会った佐々井と、酒場で日常とは無縁な天文や哲学を語る関係が生まれた。工場を退職した佐々井から、間もなく"ぼく"の元に連絡が入った。ある会社公金横領した過去を持つ佐々井と、彼からの依頼で始まった奇妙な3カ月間の共同生活と不思議な交流は、静かに終りを迎える。

書籍

テレビドラマ

スティル・ライフ
霧子とマリエの犯罪的同棲生活
ジャンル テレビドラマ
原作 池澤夏樹
脚本 筒井ともみ
監督 堀川とんこう
出演者 田中裕子南果歩
音楽 アルヴォ・ペルト
国・地域 日本
言語 日本語
製作
チーフ・プロデューサー 堀川とんこう、和田旭
制作 TBS
放送
放送局 JNN系列
放送期間 1989年4月29日
放送時間 土曜 22:02 - 23:54
放送枠 土曜ドラマスペシャル
回数 全1回[4]
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TBSの2時間ドラマ枠『土曜ドラマスペシャル 』で実写ドラマ化され、1989年4月29日に「スティル・ライフ-霧子とマリエの犯罪的同棲生活」のタイトルで放送された[5]

1989年、第27回ギャラクシー賞奨励賞受賞作品[6]

出演:田中裕子(霧子)、南果歩(マリエ)、黒田アーサー(悠二)、岸谷五朗橋爪功河原崎長一郎 ほか

プロデューサー:堀川とんこう、和田旭

脚本:筒井ともみ

ディレクター・監督:堀川とんこう

制作:TBS

ラジオドラマ

1995年7月22日NHK-FM放送FMシアター」にてラジオドラマが放送された[7]

出演:大沢健(ぼく)、小木茂光(佐々井)ほか

脚注

  1. ^ 芥川賞受賞者一覧”. 公益財団法人日本文学振興会. 2023年6月19日閲覧。
  2. ^ 中央公論新人賞受賞作品一覧”. 中央公論新社. 2023年6月19日閲覧。
  3. ^ 池澤夏樹が明かす作家哲学 「“飽きる”ことも仕事のうち」”. ITmedia ビジネスオンライン. 2021年2月23日閲覧。
  4. ^ スティル・ライフ 霧子とマリエの犯罪的同棲生活テレビドラマデータベース 2025年10月14日閲覧
  5. ^ 「スティル・ライフ−霧子とマリエの犯罪的同棲生活」(1989年作品)”. TBSチャンネル. 2022年11月26日閲覧。
  6. ^ 第27回(1989年度)”. NPO法人 放送批評懇談会. 2023年10月2日閲覧。
  7. ^ NHKアーカイブス NHKクロニクル / FMシアター『スティル・ライフ』(1995年7月22日 放送)”. NHK 日本放送協会. 2022年11月24日閲覧。

外部リンク




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