白い影とは? わかりやすく解説

白い影

作者夏樹静子

収載図書螺旋階段をおりる男―女検事 霞夕子
出版社新潮社
刊行年月1988.1
シリーズ名新潮文庫

収載図書螺旋階段をおりる男
出版社中央公論社
刊行年月1996.2
シリーズ名中公文庫


白い影

作者眉村卓

収載図書ライトグレー部屋
出版社集英社
刊行年月1990.6
シリーズ名集英社文庫


白い影

作者伊藤正一

収載図書ほいとう
出版社叢文社
刊行年月1992.9


白い影

作者清水哲男

収載図書花咲家三姉妹物語―父の手
出版社東京ますいわ屋
刊行年月1998.8


白い影

作者稲葉真弓

収載図書花響
出版社平凡社
刊行年月2002.2


白い影

作者田中文雄

収載図書恐怖症異形コレクション
出版社光文社
刊行年月2002.5


白い影

作者垣内基文

収載図書短編小説集 強羅ヶ淵
出版社健友館
刊行年月2002.7


白い影

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/02 14:21 UTC 版)

白い影』(しろいかげ)は、渡辺淳一小説『無影燈』を原作とした日本テレビドラマ1973年田宮二郎主演の「白いシリーズ」の第1作目として、2001年にも中居正広主演で2度ドラマ化されている)。

あらすじ

オリエンタル病院を舞台に、優れた技術を持つ一方、無愛想でどこか謎めいた外科医・直江庸介と、最初は彼を非難していたナースの志村倫子が惹かれあっていく物語。しかし、直江の身体は病に蝕まれていた…。

1973年版

白い影
ジャンル テレビドラマ
原作 渡辺淳一『無影燈』より
脚本 倉本聰
大津皓一
尾中洋一
演出 高橋一郎
福田新一
坂崎彰
大山勝美
出演者 田宮二郎
中野良子
山本陽子
製作
プロデューサー 大山勝美
制作 TBS
放送
放送国・地域 日本
放送期間 1973年7月13日 - 10月12日
放送時間 金曜日22:00 - 22:55
放送枠 金曜ドラマ (TBS)
放送分 55分
回数 14
テンプレートを表示

1973年7月13日より10月12日まで毎週金曜日22:00 - 22:55(JST)に、TBS系列の「金曜ドラマ」枠で放送された。

現時点で映像ソフト化された事はないが、CS等で複数の再放送の他[1]有料動画配信サービスではTBSオンデマンド[2]Paraviを経て、U-NEXTで視聴が可能[3]

キャスト

ゲスト

第1回
第2回
第3回
第4回
第5回
  • 谷本 - 藤島新
  • 週刊誌記者 - 伊藤豪、桑野幸三郎
第6回
  • 立石の母 - 桜むつ子
  • 酔月のおかみ - 西口紀代子
第7回
  • 土建屋風の男 - 細川智
  • 救急隊員 - 石原昭宏
  • 患者 - 飯田和平
第8回
第9回
第10回
第11回
第12回
第13回
  • フロントクラーク - 近藤典弘
最終回

スタッフ

  • 脚本 - 倉本聰(第1 - 5話、第12 - 最終話)、大津皓一(第6 - 8話)、尾中洋一(第9 - 11話)
  • 音楽 - 小室等
  • 演出 - 高橋一郎(第1 - 3、6、9、12、最終話)、福田新一(第4、8、10話)、坂崎彰(第5、7、13話)、大山勝美(第11話)
  • プロデューサー - 大山勝美

放送日程

話数 放送日 脚本 演出
第1回 1973年7月13日 倉本聰 高橋一郎
第2回 7月20日
第3回 7月27日
第4回 8月3日 福田新一
第5回 8月10日 坂崎彰
第6回 8月17日 大津皓一 高橋一郎
第7回 8月24日 坂崎彰
第8回 8月31日 福田新一
第9回 9月7日 尾中洋一 高橋一郎
第10回 9月14日 福田新一
第11回 9月21日 大山勝美
第12回 9月28日 倉本聰 高橋一郎
第13回 10月5日 坂崎彰
最終回 10月12日 高橋一郎
TBS 金曜ドラマ
前番組 番組名 次番組
遥かなるわが町
(1973.4.13 - 1973.7.6)
白い影(1973年版)
(1973.7.13 - 1973.10.12)
別れの午後
(1973.10.19 - 1974.1.11)

2001年版

白い影
-Love and Life in the White-
ジャンル 連続ドラマ
医療ドラマ
原作 渡辺淳一『無影燈』より
企画 伊佐野英樹
脚本 龍居由佳里
演出 吉田健
福澤克雄
平野俊一
金子文紀
出演者 中居正広
竹内結子
上川隆也
原沙知絵
いかりや長介特別出演
製作
制作 TBS
放送
放送国・地域 日本
連続ドラマ
プロデューサー 三城真一
オープニング 作曲:長谷部徹「『白い影』 メインテーマ」
エンディング 竹内まりや真夜中のナイチンゲール
放送期間 2001年1月14日 - 3月18日
放送時間 日曜日21:00 - 21:54
放送枠 東芝日曜劇場
放送分 54分
回数 10
スペシャル
その物語のはじまりと命の記憶
プロデューサー 三城真一
伊與田英徳
放送期間 2003年1月2日
放送時間 木曜日21:00 - 23:24
放送分 144分
回数 1

特記事項:
初回は15分拡大(21:00 - 22:09)。
テンプレートを表示

2001年1月14日より3月18日まで毎週日曜日21:00 - 21:54(JST)に、TBS系列の「東芝日曜劇場」枠で放送された。全10回。

シリーズ終了後、シリーズの舞台になった病院に直江が移ってくるまでを描いたスペシャルドラマ「白い影 その物語のはじまりと命の記憶」が2003年1月2日に放送された。

キャスト

行田病院

直江庸介
演 - 中居正広
外科医。北海道出身。29歳。
北海大学病院から長野の七瀬病院に転職。
多発性骨髄腫に冒されている。同病には長野の病院に勤務していた時に発症・悪化し、手の施しようのない状態に。
一時期自暴自棄になっていたが、病状を七瀬に察知され、同病の権威である七瀬の診断を受ける。結果は自己診断同様手の施しようのない状態。
入院・治療の道を選ばず、残りの人生を自身の病気と向き合い、自身の肉体を新薬(フロノス)の症例とすることを決意。
長野の病院を辞め、行田病院に転職。
行田病院でも自棄気味の行動をしていたが、再就職してきた倫子と出会い、倫子の一途さに徐々に変わっていく。
後に倫子と恋愛関係になる。
志村倫子
演 - 竹内結子
看護師新潟県出身。23→24歳(第8話で誕生日を迎える)。
ケアマネージャーをしている母親と2人暮らし。
大学病院を辞め、行田病院に再就職。控えめだが芯が強く、何事にも前向きである。
直江の一番の理解者であり、後に直江と恋愛関係に陥る。最終回で直江の子を妊娠する。
スペシャルで、男の子を出産していて名前を庸介と名付けている。
小橋俊之
演 - 上川隆也
外科医。大学病院で研究を中心に生活していたが、院長の要請で行田病院に招聘される。育ちが良く正義感が強い。
直江の強引なやり方に反感を持つが、外科医としての能力には一目を置く。
直江の行動を不審に思う三樹子から相談を受け、直江が治験薬の注射を自分に打っていること、多発性骨髄腫であることを知り、がく然とする。
行田三樹子
演 - 原沙知絵
院長の娘。モデルのアルバイトをしながら病院の後継者として経理部門にて勤務している。
結婚は打算でするが、それまでは自由に恋愛しようとする現代っ子。直江とも親密な関係になる。
倫子の登場や、直江の倫子に対する愛情を知り、倫子に警告するなどの行動に出る。
一方で、偶然直江の病を知ることになり、直江のために何か出来ぬかと模索するが、直江の発作時にとんでもない行動(未資格者による医療行為)に出る。
直江の行動を不審に思った父親に真実を話そうとするが果たせず、自棄気味に自動車を運転し自動車事故に遭遇。直江と小橋の手術により命を救われる。
高木亜紀子
演 - 小西真奈美
看護師。倫子の同僚。
小橋に思いを寄せている。
宇野ともえ
演 ‐ 山口あゆみ
看護師。
関口鶴代
演 - 伊佐山ひろ子
看護師長。倫子の上長。
行田院長の意を受け、直江の素行調査を行う。
行田祐太郎
演 - 津川雅彦
行田病院の院長。
本職より都議会議員や医師会理事としての方が忙しく、医者というより経営者として働いている。
直江の外科医としての才能は評価しつつも、得体のしれない言動に畏怖を覚え、看護師長に命じて直江の身辺調査をさせる。

その他

二関小夜子
演 - 菊川怜
製薬会社のMR。美貌を武器に営業をしている。
直江とは親密な間柄で、直江に治験薬を秘密裏に提供してたが、関係のこじれにより提供の停止をほのめかす。
加えて、提供の事実を行田院長に察知され、保身のため白状する。
一方で、直江に対する思いから、私的な提供継続も申し出る。
物語終盤では、フロノスの承認、MRから新薬開発部門への異動を直江に伝え、謝意を表す。
石倉由蔵
演 - いかりや長介(特別出演)
末期癌患者。担当となった倫子との交流を深める。ハーモニカを得意とする。
岩崎ミツ
演 - 白川和子
石倉由蔵の内縁の妻。
戸田次郎
演 - 吉沢悠
倫子の幼馴染で、倫子と一緒に上京。
行田病院で宇佐美繭子を隠し撮りしてマスコミに金銭取引し、後に自殺騒ぎを起こして直江、小橋に叱責される。
宇佐美繭子
演 - 吉本多香美(第3話・第4話)
女優。清純派女優として活動していたが、交際中の男性に腹部を刺されて直江の病院に入院する。
病状の回復前に、映画の発表記者会見に無理やり参加し、出血・昏倒の上、直江の病院に再度搬送される。
治療の光景を次郎に盗撮、マスコミに売買され、スキャンダルが発覚する。
大場広之
演 - 大高洋夫(第3話・第4話)
繭子のマネージャー。
七瀬隆弘
演 - 山本學
直江の長野の病院にいたときの恩師で、同病院の院長。
直江の病気を最初に気付き診断して直江に告知した。
直江の病状を唯一知っている人物であり、誰より直江のことを気にかけている。直江が唯一心を開ける人物でもある。
志村清美
演 - 市毛良枝
倫子の母で元看護婦。仕事の関係で上京し、看護師としての仕事を再開している。
倫子とは友達のような親子関係を築いているが、行田病院の人間関係で悩む倫子に、自身の夫との関係を倫子に話すなどして適宜アドバイスしている。
倫子と直江の関係を温かく見守っているが、2人の北海道旅行前に直江の元を訪れ、相談するなどしている。

スペシャル

坪田鉄平
演 - 高嶋政伸
直江の長野の病院にいたときの先輩医師。
森玲子
演 - 純名りさ
直江の長野の病院にいたときの先輩医師。
七瀬千鶴子
演 - 大森暁美
七瀬隆弘の妻。直江を学生時代から知る。
過去にすい臓がんで入院経験があり、5年間再発しなければ寛解との診断だったが、その前に再発してしまい、再入院の上死去。
大沢真琴
演 - 倉沢桃子
直江の長野の病院にいたときの入院患者。
大沢あつ子
演 - 相本久美子
真琴の母親。
ナース
演 - 佐藤めぐみ
直江の長野の病院にいたときのナース。自暴自棄になった直江に誘われ関係を持つ。
ナース
演 - 岡あゆみ
直江の母
演 - 水野真紀(特別出演)
真琴の友人
演 - 本仮屋ユイカ
真琴の入院時に見舞いに訪れ、担当の直江にほのかな憧れを持つ。

スタッフ

放送日程

連続ドラマ
各話 放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1話 2001年1月14日 誰も愛さない医者 吉田健 23.8%[4]
第2話 1月21日 医者がつく嘘 20.9%
第3話 1月28日 特別個室の秘密 平野俊一 19.0%
第4話 2月4日 主治医のミス 福澤克雄 21.0%
第5話 2月11日 禁じられた薬 吉田健 17.2%
第6話 2月18日 愛がかなう日 福澤克雄 19.1%
第7話 2月25日 温もりの冷める時 平野俊一 19.2%
第8話 3月4日 直江庸介の秘密 金子文紀 19.2%
第9話 3月11日 彼に残された時間 吉田健 19.9%
最終話 3月18日 君よ笑顔のままで 22.3%
平均視聴率 20.3%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)
スペシャル
  • 木曜日21:00 - 23:24
放送日 サブタイトル 演出 視聴率
2003年1月2日 直江庸介を憶えていますか
-なぜ彼は支笏湖に身を沈めたのか、その少女の何が彼を動かしたのか-
時をさかのぼり明らかになる愛と悲しみ・その物語のはじまりと命の記憶
福澤克雄 14.1%

脚注

  1. ^ TBS Channel - ドラマ”. TBSチャンネル. 2023年12月30日閲覧。
  2. ^ 白い影 - ドラマ詳細データ - ◇テレビドラマデータベース ◇”. キューズ・クリエイティブ. 2023年12月30日閲覧。
  3. ^ 白い影(田宮二郎、山本陽子)(国内ドラマ / 1973)の動画視聴”. U-NEXT. 2023年12月30日閲覧。
  4. ^ VOL.2 2001 1/8(月)〜 1/14(日)ビデオリサーチ
TBS 東芝日曜劇場
前番組 番組名 次番組
オヤジぃ。
(2000.10.8 - 2000.12.17)
白い影(2001年版)
(2001.1.14 - 2001.3.18)
Love Story
(2001.4.15 - 2001.6.24)

外部リンク




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「白い影」の関連用語

白い影のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



白い影のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの白い影 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS