栗原裕一郎とは? わかりやすく解説

栗原裕一郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/28 06:26 UTC 版)

栗原 裕一郎(くりはら ゆういちろう、1965年9月28日[1] - )は、日本の評論家

概要

神奈川県川崎市生まれ。小学校中学校登校拒否東京都立日比谷高等学校中退、大検から駿台予備校を経て東京大学理科一類除籍。このため卒業式は一度も経験したことがないという[2]。『音楽誌が書かないJポップ批評』『ユリイカ』などで、文芸、音楽、美術などの多岐にわたるジャンルで執筆活動を行う。

2005年、小谷野敦斎藤貴男との共著『禁煙ファシズムと戦う』(ベスト新書)を上梓。

2008年には大著『〈盗作〉の文学史』を新曜社から刊行し、第62回日本推理作家協会賞評論その他部門を受賞。

2009年1月から1年間『週刊読書人』に文芸雑誌の全作品の時評を連載。

2014年7月、『婦人公論』に「直撃!政界のドンは不遇な作家?」として石原慎太郎豊崎由美との鼎談が掲載された。

1970年代歌謡曲を愛する。

政治思想

リベラル・文化左翼を批判している。

日本のリベラル派について「経済成長を政策としてまともに打ち出せているところがない」と批判。アベノミクス支持である[3]

Twitterで、「文学に関わっていると、魂が汚れますのでね」「文学って、どこに、面白みとか楽しみを見出せばいいんでしょうか」「出版業界はすでに発狂して」いると批判[4][5]。『週刊新潮』2023年7月27日号の文芸時評で、『すばる』2023年8月号の特集「トランスジェンダーの物語」について「意識高い」と揶揄した上で、「販促のための特集」と批判した[6]。対して芥川賞作家の李琴峰はこの時評について、「個々の作品の本質に立ち入ることなく、「文芸評論」と呼べるような内容も一切書けずに、ただひたすら、自身の思想に合わない、自身の気に入らない記述をねちねち取り上げて、それに対する揚げ足取りに終始してい」ると批判した[7]

著書

単著

  • 『〈盗作〉の文学史』(新曜社、2008年)

共著

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脚注

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