終末期医療に関する発言
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2019年1月号の『文學界』誌において、「終末期医療の延命治療を保険適用外にするだけで話が終わるような気もするんですけどね」と発言した(文春オンライン発表時に一部訂正)。この発言について、磯﨑憲一郎は朝日新聞の『文芸時評』というコーナーで、想像力や身体性が欠如していると批判した。また栗原裕一郎は命に値段をつけるような発言であり、権力者の代弁じみていると評した。石原千秋も今後、落合を政治関係の代弁者としてしか認識しないだろうと述べている。落合は批判を受けて発言の一部を撤回した。江川紹子はリテラなどが行った一部の強い批判に疑問を呈し、落合の反省を評価する一方、その死生観の薄さや均一的なものの見方を否定し、一連の対談は結論を急いだものとしている。自身の論文を落合の発言批判に用いられた二木立は、磯﨑憲一郎の発言に同意しつつ、訂正された落合の発言に対しては放言でしかないため語るに価しないとした。そしてその発言をウェブサイト『文春オンライン』上で訂正したとも書かずに掲載していることから、こういう卑怯なやり方を取るものとして「言論人失格」と批判している。小松美彦も言論人としての落合を批判しており、落合が他のテーマについては独創的な意見を述べているにもかかわらず、終末期医療については考え方が陳腐であり、程度が低いと指摘している。
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