かけこみ‐うったえ〔‐うつたへ〕【駆(け)込み訴え】
駆込み訴え
作者太宰治
収載図書走れメロス―ほか
出版社きもつき出版
刊行年月2001.9
シリーズ名名作シリーズ
収載図書走れメロス 改版49版
出版社角川書店
刊行年月2004.7
シリーズ名角川文庫
収載図書斎藤孝の音読破 2 走れメロス
出版社小学館
刊行年月2004.11
収載図書走れメロス 改版
出版社新潮社
刊行年月2005.2
シリーズ名新潮文庫
収載図書走れメロス
出版社フロンティアニセン
刊行年月2005.3
シリーズ名第2刷 (フロンティア文庫)
収載図書走れメロス
出版社舵社
刊行年月2005.8
シリーズ名デカ文字文庫
収載図書大活字版 ザ・太宰治―全小説全二冊 下巻
出版社第三書館
刊行年月2006.10
収載図書三色ボールペン名作塾
出版社角川書店
刊行年月2007.4
駈込み訴え
(駆込み訴え から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 09:52 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動「駈込み訴へ」(かけこみうったえ、新かなでは「訴え」)は、太宰治の短編小説。
概要
初出 | 『中央公論』1940年2月号 |
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単行本 | 『女の決闘』(河出書房、1940年6月15日) |
執筆時期 | 1939年12月完成[1] |
原稿用紙 | 34枚[2] |
本作品は妻美知子が太宰の口述を筆記してできたものである[1]。「全文、蚕が糸を吐くように口述し、淀みもなく、言い直しもなかった」という美知子の証言がある[3]。
イスカリオテのユダを主人公とした視点で、イエス・キリストに対してどういう感情を持っていたのかを述べるという形式を取っている。全体としてはイエスの薄情や嫌らしさを訴える内容となっている。しかしその実質は、自暴自棄になったユダの愛と憎しみがないまぜになって、どちらがどちらか本人すらすでに判別つかなくなり、混乱しながらも悲痛に訴えているというものである。ユダがどこに駆け込んで誰に訴えかけたのかは、明らかにされない。
太宰は「姥捨」において「ユダの悪が強ければ強いほど、キリストのやさしさの光が増す」と記している。
関連書籍
関連作品
ドラマ
- 太宰治短編小説集「駈込み訴え」(2010年9月27日、NHK BS2)
舞台
- JUDAS, CHRIST WITH SOY ユダ、キリスト ウィズ ソイ 〜太宰治『駈込み訴え』より〜(2015年10月、HONMOKU AREA-2)[4]
脚注
関連項目
外部リンク
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駆込み訴え
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養生所に入所していた六助と言う老人が死んだ。身寄りを探すため登が六助の定宿に赴くと、そこには六助の孫を称する子供たちが押しかけていた。母親が奉行所に捕まったため、六助に子供たちを引き取って欲しいと言うのだ。登は新出と共に奉行所へ赴き、診察と称して六助の娘・おくにと話をする。彼女が牢に入れられたのは「罪人とは言え、情けを交わした夫を恩賞金欲しさに訴えた」罪だと言う。しかし彼女が夫を訴えたのには、恩賞金以外にも理由があった。
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