桜桃
桜桃とは
桜桃(おうとう)はサクランボの別名であり、バラ科サクラ属サクラ亜属の果樹、および、その果実を指す言葉である。桜桃とサクランボの違いは基本的にはない。中国語ではユスラウメを「桜桃(樱桃)」と呼ぶ。日本語ではユスラウメを「梅桃」とも言い、場合によっては「桜桃」と呼ぶこともある。
桜桃は夏の季語である。
桜桃の語源・由来
桜桃という言葉の由来は明確になっているわけではないが、古来、果物全般を「桃」と呼んでいたため「桜に生る果物」という意味で「桜桃」と呼ばれるようになったという説がよく知られている。クルミを「胡桃」、アーモンドを「扁桃」、キウイを「彌猴桃」と書くのもこれに通じる。「サクランボ」は「桜ん坊」が音変化した語とされている。
さくらん‐ぼ【桜ん坊/桜=桃】
さくらん‐ぼう〔‐バウ〕【桜ん坊/桜=桃】
おう‐とう〔アウタウ〕【桜桃】
読み方:おうとう
1
㋐バラ科サクラ属の落葉小高木。晩春、葉より先に白い花をつけ、6月ごろ、球形で紅色の果実がなる。中国の原産で、日本へは明治初期に渡来。みざくら。しなみざくら。
㋑食用になる桜ん坊。また、その果実をつける種または品種の総称。セイヨウミザクラなど。《季 実=夏 花=春》「—のこの美しきもの梅雨の夜に/澄雄」
2 ユスラウメの別名。
ゆすら‐うめ【梅=桃/英=桃/桜=桃/山=桜=桃】
桜桃
作者太宰治
収載図書昭和文学全集 第5巻
出版社小学館
刊行年月1986.12
収載図書人間失格・桜桃 〔改編〕
出版社角川書店
刊行年月1989.4
シリーズ名角川文庫
収載図書太宰治全集 9
出版社筑摩書房
刊行年月1989.5
シリーズ名ちくま文庫
収載図書ちくま日本文学全集 004 太宰治
出版社筑摩書房
刊行年月1991.3
収載図書短編の愉楽 3 近代小説のなかの家族
出版社有精堂出版
刊行年月1991.8
収載図書近代日本の短編小説
出版社近代文芸社
刊行年月1992.3
収載図書太宰治全集 10 小説
出版社筑摩書房
刊行年月1999.1
収載図書戦後短篇小説選―「世界」1946-1999 1
出版社岩波書店
刊行年月2000.1
収載図書人間失格 桜桃 グッド・バイ
出版社小学館
刊行年月2000.7
シリーズ名小学館文庫
収載図書斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇
出版社文芸春秋
刊行年月2000.10
シリーズ名文春文庫
収載図書人間失格
出版社日本図書センター
刊行年月2002.3
シリーズ名太宰治文学館
収載図書日常のなかの危機 新装版
出版社學藝書林
刊行年月2003.5
シリーズ名全集 現代文学の発見
収載図書走れメロス
出版社フロンティアニセン
刊行年月2005.3
シリーズ名第2刷 (フロンティア文庫)
収載図書太宰治/檀一雄
出版社新学社
刊行年月2005.4
シリーズ名新学社近代浪漫派文庫
収載図書大活字版 ザ・太宰治―全小説全二冊 下巻
出版社第三書館
刊行年月2006.10
収載図書ヴィヨンの妻・桜桃・他八篇 改版
出版社岩波書店
刊行年月2007.4
シリーズ名岩波文庫
収載図書人間失格・桜桃 改版 新装版
出版社角川書店
刊行年月2007.6
シリーズ名角川文庫
収載図書くだものだもの
出版社ランダムハウス講談社
刊行年月2007.9
桜桃
桜桃
ゆすらうめ (桜桃)
サクランボ
(桜桃 から転送)
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サクランボ(桜ん坊)または桜桃(おうとう)は、バラ科サクラ属サクラ亜属の果樹であるミザクラ(実桜)類の果実。食用され、旬は初夏の6 - 7月ごろ[1]。サクラの果実の中でも、セイヨウミザクラ(西洋実桜)を通称サクランボとよんでいる[1]。
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- ^ Asociacion de Exportadores de Chile A.G.[リンク切れ] World Sweet Cherry Review 2006 Edition (PDF 898K)
- ^ 太宰が生きたまち・三鷹三鷹市 2020年2月1日閲覧 (参考文献:桂英澄)
- 1 サクランボとは
- 2 サクランボの概要
- 3 産地
- 4 加工品
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