jam
「jam」とは、詰め込む・押し込む・故障させるということを意味する英語表現である。
「jam」とは・「jam」の意味
「jam」とは英語の動詞・名詞である。他動詞「jam」として、主に「詰め込む」「押し込む」「故障させる」「満たす」「一杯にする」「妨害する」「踏む」といった意味を持つ。自動詞「jam」は、「詰まる」「引っかかる」「故障する」といった意味である。名詞「jam」は主に可算名詞として使用され、「混雑」「雑踏」「故障」「ピンチ」「渋滞」「妨害」といった意味を持つ。名詞「jam」は果実などで作る「ジャム」のことも指し、可算名詞・不可算名詞の両方で使用される。「jam」の発音・読み方
「jam」の発音記号は、「dʒǽm」と表記される。「jam」の読み方はカタカナで、「ジャム」と表記される。「ジャム」の「ジャ」にアクセントを付けて発音する。「jam」の語源・由来
「jam」の語源は、「何かを噛む」「歯ぎしりをする」といった意味の中英語の「cham」とされている。「jam」の活用形変化一覧
名詞「jam」の複数形は、「jams」となる。動詞「jam」の活用形は、三人称単数現在形が「jams」、現在分詞が「jamming」、過去形が「jammed」、過去分詞が「jammed」と変化する。「jam」を含む英熟語・英語表現
「this is my jam」とは
「これは私の好きな曲」「これは私の大好物」といった意味である。
「jam tomorrow」とは
「実現することのない約束」を意味する。「ルイス・キャロル」作の「鏡の国のアリス」に出てくる「Jam tomorrow and jam yesterday, but never jam today.(明日と昨日はジャムがもらえるが、今日ジャムを貰うことは絶対にありません)」が元となっている。言葉遊びになっており、「明日のジャム」は翌日になれば「今日のジャム」となり、永遠に「明日のジャム」を貰うことができない。このことから「実現することのない約束」という意味に転じている。
「JAM Project」とは
日本のアニメソング歌手グループである。歌手「水木一郎」の呼びかけで、「影山ヒロノブ」「遠藤正明」「松本梨香」「さかもとえいぞう」をメンバーとして2000年に発足した。以後メンバーを入れ替えながら、多くのアニメ・ゲーム・特撮の楽曲を手掛けている。
「jam」に関連する用語の解説
「JAM」の略とは
日本の労働組合を指す。正式名称は「Japanese Association of Metal, Machinery, and Manufacturing workers」で、日本語では「ジャム」「ものづくり産業労働組合」とも呼ばれている。前身の組織は「ゼンキン連合」と「全国金属機械労働組合」であり、1999年9月9日に両者が統合して「JAM」が結成された。機械・金属製造業で働く人を中心に、全国で約39万人が「JAM」に加入しているとされている。
「jam」とは
正式には「jam study」と呼ばれ、日本語で「ジャムの法則」と約されている。1995年にコロンビア大学のシーナ・アイエンガー(Sheena S. Iyengar)教授が発表した。「ジャムの法則」とは、人間は選択肢があまりに多いと逆に何も選択しなくなるという法則である。「ジャムの法則」はビジネス・マーケティングでも活用され、適切な数の選択肢を顧客に提示することが重要とされている。
「jam」とは
「音楽」「即興演奏」「アドリブ」といった意味を指す。正式には「jam session(ジャム・セッション)」。「ジャム・セッション」とは1920年代に、白人と黒人が一緒になって既存のジャズの枠組みから外れた演奏を行ったことが始まりとされている。1940年代には、閉店後にジャズアーティストが「ジャム・セッション」を盛んに行い、ビ・バップの萌芽を促した。この時から「ジャム・セッション」は次第に「即興演奏」の意味合いが強くなった。その後「ジャム・セッション」はロックやR&Bにも波及し、即興演奏を重視する「ジャム・バンド」なるものが成立するようになった。
「jam」の使い方・例文
「jam」の使い方として以下の例文が挙げられる。・I was an hour late because of the traffic jam.(私は交通渋滞のせいで1時間遅刻した)
・I tried to fire the bullet, but it jammed.(私は弾丸を発射しようとしたが、詰まっていた)
・Are you ready? let's jam!(準備はできたか?ジャム・セッションを始めよう!)
ジャム
ジャムとは、「むりやり詰め込む」という意味で、何かが詰まることである。具体的には、ネットワーク上で情報やリクエストが混雑したり、プリンタやコピー機などの内部で紙が詰まったりすることを指す。
通信回線のジャムとは、一気に多くの情報が送られて情報が渋滞したような状態を指すことが多い。たとえば共有プリンタに複数人数が一斉に印刷命令を出したとすると、最初の人の印刷リクエストが完了するまで後の人の印刷リクエストは実行されないで順番待ちを強いられる事になる。このような場合もジャムと呼ばれる。
プリンタなどに用紙が詰まってしまうことは特にペーパージャムと呼ばれる。プリンタやスキャナ、コピー用紙など、用紙を内部に取り込んで印刷を行ってから排出する仕組みの機器で発生する。用紙の端が折れ曲がっていたりシワになっていたり、挿入する角度が傾いていたりすると、ギアが用紙を噛んだりして、ペーパージャムを起こしやすい。ペーパージャムが発生すると用紙が排出できなくなる。しかし次の用紙は内部に送られ続けるので、機器の内部は紙がどんどんたまっていく。プリンタなどの機器は内部が開けるようになっているので、手で詰まった紙を取り除けばペーパージャムを解消することができる。
ジャム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 06:06 UTC 版)
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ジャム(英: jam)は、砂糖が水分を抱え込んでその腐敗を遅らせるという性質を利用し、フルーツの果実や果汁に重量比10%から同量程度の砂糖や蜂蜜を加えて加熱濃縮し保存可能にした食品で、スプレッド類の1つである。コンフィチュール(仏: confiture)やコンフィテューレ(独: Konfitüre)ともいう。
概要
果実や果汁に含まれているペクチンに糖類と酸が作用し、ゼリー状に柔らかく固まる作用を利用した加工食品。
原料となる果物にペクチンが不足している場合、ペクチンを補うことでゼリー化させる。酸が不足している場合、商業生産の現場ではクエン酸、酒石酸、リンゴ酸などを、家庭ではレモン果汁、酸味の強いリンゴ(紅玉など)などを加える。原料果実の風味を残すため、無加熱の超高圧下で調理し加える砂糖の量を少なくしたものも流通している。
完成したときに果実の原型が比較的保たれているものはプレザーブ(英: preserve)という。オレンジやレモンなどの柑橘類を原料とし、果皮が含まれているものは特にマーマレード(英: marmalade)という。搾汁を原料としたものはゼリー(英: jelly)という。
非常に甘いのでそのまま食べることは少なく、パンやクラッカーなどに塗って食べるのが一般的である。その他、サンドイッチの具としたり、ヨーグルトやフレッシュチーズにかけて食べたり、様々なケーキの原料にしたりする。
一般的に使用されるフルーツにはイチゴ、アンズ、リンゴ、オレンジ、ブドウ、イチジク、ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、モモなどがある。珍しいフルーツや野菜(ルバーブ、ニンジン、カボチャなど)、花弁(バラ、スミレ、ラベンダー)を使ったものも出てきており、専門店などでは30 - 40種類を揃えているところもある。
果物に糖を加えて加熱したものという点ではコンポート(仏: compote)も似るが、ジャムに比べて糖度が低く、「果物の砂糖煮」[1]とも説明されるように材料の原形や食感を残すように作られている。
もともとは砂糖漬けの保存食という性格を有する食品であった[2]。ジャムという語は古い英語に由来し、「よく押しつぶしたもの」[3]「よくすりつぶしたもの」[4]といった意味合いがあったといい、果実の原形をとどめないものを「ジャム」と呼んでいたと考えられる[4]。
日本では、一部のスプレッド類についても「ジャム」という名称が用いられることがあり、ゴマをペースト状にした「ゴマジャム」や、牛乳を煮詰めてとろみと甘味をつけた「ミルクジャム」などの商品も販売されている。
一般的には瓶詰にして販売される。他に、給食向けに小袋で個包装したものや、容器を折って開封することで他のスプレッド類(マーガリンなど)と一緒に出せるようにしたディスペンパック入りのものもある。
日本のジャム
定義と名称
日本では日本農林規格(JAS)により、「ジャム類」の規格が以下のように定められている(2019年10月18日改定の JAS 0524)[5]。なお、「果実類」は「果実、野菜又は花弁」と定義されている。
- ジャム類
-
次のいずれかのもの。
- a) 果実等を砂糖類、糖アルコール又は蜂蜜とともにゼリー化するようになるまで加熱したもの。
- b) a)に酒類、かんきつ類の果汁、ゲル化剤、酸味料、香料等を加えたもの。
- マーマレード
- ジャム類のうち、かんきつ類の果実を原料としたもので、かんきつ類の果皮を含んでいるもの。
- ゼリー
- ジャム類のうち,果実等の搾汁を原料としたもの。
- ジャム
- ジャム類のうち、マーマレード及びゼリー以外のもの。
- プレザーブスタイル
- ジャムのうち,ベリー類(いちごを除く。)の果実を原料とするものにあっては全形の果実、いちごの果実を原料とするものにあっては全形又は2つ割りの果実、ベリー類以外の果実等を原料とするものにあっては5 mm以上の厚さの果肉等の片を原料とし、その原形を保持するようにしたもの。
業界団体
- 日本ジャム工業組合(にほんジャムこうぎょうくみあい、東京都千代田区神田東松下町10番地2、法人番号:6010005002175)[6]
ロシアのジャム
ロシアには、ヴァレニエと呼ばれる果物を甘く煮たものがある。これもジャムとされることがあるが、果肉の形を残すことが多いことからプレザーブに近い[独自研究?]。また、ロシア人は紅茶に砂糖を入れる代わりに、ヴァレニエを舐めながら飲む習慣がある。ヴァレニエを湯に溶かして飲むこともある。
日本で紅茶にジャムを入れたものを「ロシアンティー」と称するが、ロシアでは紅茶にヴァレニエを入れることは少ない。柚子ジャムを湯で溶かしたものを柚子ティーと言うのと同じく、 ヴァレニエを湯に溶かしたものがティーと混同されて誤解が生じた可能性がある[独自研究?]。
脚注
注釈
出典
- ^ “コンポート”. 百科事典マイペディア. 2022年6月22日閲覧。
- ^ 川手浩司(日本ジャム工業組合事務局長) (2009年9月). “ジャムと砂糖のはなし”. 農畜産業振興機構. 2022年6月22日閲覧。
- ^ “ジャムの語源と起源”. 日本ジャム工業組合. 2022年6月22日閲覧。
- ^ a b “ジャム(食品)”. 日本大百科全書(ニッポニカ). 2022年6月22日閲覧。
- ^ “日本農林規格 JAS 0524:2019 ジャム類”. 農林水産省 (2019年10月18日). 2022年6月22日閲覧。
- ^ “日本ジャム工業組合の情報”. 法人番号公表サイト. 国税庁 (2020年9月17日). 2022年9月5日閲覧。
- ^ “日本ジャム工業組合組合員とホームページのご案内”. 日本ジャム工業組合. 2022年9月5日閲覧。
関連項目
- 餡
- 梅ジャム - 梅の生果実のジャムのほか、駄菓子の一種に梅干しのジャムがある。
- 加勢以多 - 南蛮菓子を起源とする熊本県の郷土菓子。熊本での栽培が途絶えるまでは、マルメロの実のジャムを使って作られていた。
- コンポート - ジャムよりも果物の食感や風味を残した保存方法。
- ジャムパン - あんパンと同じようにパンの中にジャムを詰めたもの。イチゴジャムが多く用いられる。
- 西瓜糖 - 西瓜の果肉を加熱して濃縮したもの。ただし、ジャムのように砂糖を入れることはない。そのままで健康食品としたり、甘味料として用いたりする。
- チャツネ - インド料理の一つ。日本ではジャムのようなものを指すが、それは現地のものとは大きく異なる。
- ナスジャム - ナスを使ったアゼルバイジャンとトルコのジャム。日本でも作られる。
- 柚練り - 柚子のジャム。そのままで食べるほか、菓子の材料にする。
- カヤジャム - ココナッツミルクを主材とし、アヒルの卵/鶏卵、ヤシ糖、パンダンリーフを使用したジャム。主にシンガポール、マレーシアで食される。
外部リンク
- ジャムの語源と起源 - 日本ジャム工業組合
- ジャムの豆知識|知る・見る・体験する|アヲハタ
- アヲハタ|ジャムマガジン - ウェイバックマシン(2018年1月6日アーカイブ分)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)、改訂新版・世界大百科事典…ほか『ジャム(jam←食品)』 - コトバンク
- ジャムに関係する学術論文 - 何れも論文本体へのリンク有《無料公開》
- イチゴの凍結方法,凍結貯蔵条件がジャムおよびジュースの品質に及ぼす影響《1988年》 - 『アグリナレッジ』(農林水産省・農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター)より
- 『J-STAGE』より
- 加圧法によるジャム製造に関する研究《1991年》 - 『日本農芸化学会誌』(日本農芸化学会)より
- ジャムの性状に及ぼす新甘味料の影響《1999年》 - 『日本家政学会誌』(日本家政学会)より
- THE MAKING (167)いちごジャムができるまで - 『Science Portal(サイエンスポータル)』《科学技術振興機構》より
ジャム(じゃむ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/13 09:01 UTC 版)
「バレーボール使い 郷田豪」の記事における「ジャム(じゃむ)」の解説
不良。通称「天井のジャム」。前園に天井から襲いかかるが一撃でノックアウトされた。
※この「ジャム(じゃむ)」の解説は、「バレーボール使い 郷田豪」の解説の一部です。
「ジャム(じゃむ)」を含む「バレーボール使い 郷田豪」の記事については、「バレーボール使い 郷田豪」の概要を参照ください。
ジャム
出典:『Wiktionary』 (2021/06/16 13:07 UTC 版)
語源
英語 jam
名詞
ジャム
翻訳
- アイルランド語: subh (ga) 女性
- アラビア語: مربى (ar)
- イタリア語: marmellata (it) 女性
- イド語: konfitajo (io)
- ウェールズ語: jam (cy) 男性
- 英語: jam (en)
- ギリシア語: μαρμελάδα (el) 女性 単数 (marmeláda)
- クロアチア語: džem (hr) 男性, pekmez (hr) 男性
- スウェーデン語: sylt (sv) 通性
- スペイン語: mermelada (es) 女性
- スワヒリ語: jemu (sw)
- チェコ語: džem (cs) 男性, marmeláda (cs) 女性
- 中国語: 果醬 (cmn), 果酱 (cmn) (guǒjiàng)
- 朝鮮語: 짬 (ko)
- デンマーク語: marmelade (da) 通性, syltetøj (da) 中性
- ドイツ語: Marmelade (de) 女性, Konfitüre (de) 女性
- トルコ語: reçel (tr)
- ノルウェー語: syltetøy (no)
- ハンガリー語: dzsem (hu), íz (hu), lekvár (hu), gyümölcsíz (hu)
- フィンランド語: hillo (fi)
- フランス語: confiture (fr) 女性
- ヘブライ語: ריבה (he) (ribá) 女性
- ポーランド語: dżem (pl) 男性
- ポルトガル語: geléia (pt) 女性, compota (pt) 女性
- ルーマニア語: gem (ro) 中性, marmeladă (ro) 女性
- ロシア語: джем (ru) (džem) 男性
「ジャム」の例文・使い方・用例・文例
- リンゴジャム
- ジャムをパンに塗る
- ジャムの瓶
- その子は口の回りのジャムをなめて取った
- 赤ん坊の手はジャムでべとべとしていた
- イチゴジャム
- 彼はジャムでべとつく手をカーペットで拭いた。
- ブルーベリージャムを添えたポップオーバーが好きだ。
- 彼はパンにカシスジャムを塗っていた。
- ジャムを作る。
- このジャムはりんごから作られました。
- 私はそれででジャムを作った。
- 私はりんごでジャムを作った。
- 私たちはたくさんジャムを作りました。
- 彼女はそのリンゴからジャムを作った。
- 私はトーストにジャムを薄く塗るのが好きです。
- 私はジャムの代わりに蜂蜜を使います。
- 享子の見えないところにブルーベリージャムを隠してね。
- そのジャムをちょっとなめてみた。
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