甘味料とは? わかりやすく解説

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かんみ‐りょう〔‐レウ〕【甘味料】

読み方:かんみりょう

食品甘味をつけるための調味料砂糖・水飴(みずあめ)・サッカリンなど。「人工—」


甘味料

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/20 20:25 UTC 版)

甘味料(かんみりょう、Sweetener)とは、食品甘みをつけるために使われる調味料である。日本の食品衛生法による食品の表示にあっては食品添加物に区分される。砂糖以外の甘味料は、第二次世界大戦中や終戦直後の砂糖不足の時代には、単に砂糖の代わりの代替甘味料という位置付けであったが、その後の食生活の変化などにより、最近ではその使用目的が、低カロリー、低う蝕性(虫歯になりにくい性質)、腸内環境の改善などへと多様化してきている[1]


注釈

  1. ^ この三種の中では、サッカリンによる耐糖能異常の作用が最も強かった(順としては、サッカリン、スクラロース、アスパルテームの順)[5]

出典

  1. ^ 砂糖以外の甘味料について
  2. ^ 「代用甘味料の利用法」『e-ヘルスネット』 厚生労働省、2010年10月31日閲覧。(アーカイブ版)
  3. ^ 奥恒行、「低エネルギー糖質甘味料・エリスリトールの体内代謝と食品への応用」 『栄養学雑誌』 1998年 56巻 4号 p.189-198, doi:10.5264/eiyogakuzashi.56.189, 日本栄養改善学会
  4. ^ https://sugar.alic.go.jp/japan/fromalic/fa_0707c.htm
  5. ^ Artificial sweeteners induce glucose intolerance by altering the gut microbiota. Suez J, Korem T, Zeevi D, Zilberman-Schapira G, Thaiss CA, Maza O, Israeli D, Zmora N, Gilad S, Weinberger A, Kuperman Y, Harmelin A, Kolodkin-Gal I, Shapiro H, Halpern Z, Segal E, Elinav E. Nature. 2014 Oct 9;514(7521):181-6.
  6. ^ 長谷川夕希子、中神朋子、「人工甘味料は腸内細菌叢を変化させ耐糖能を悪化させる」 『糖尿病診療マスター』 ISSN 1347-8176, doi:10.11477/mf.1415200061
  7. ^ サッカリン含有人工甘味料は腸内細菌叢を変化させ耐糖能異常を起こしうる : 一人抄読会
  8. ^ 八幡紋子、「人工甘味料が引き起こす血糖コントロール不全」 『ファルマシア』 2015年 51巻 6号 p.582, doi:10.14894/faruawpsj.51.6_582, 日本薬学会
  9. ^ 奥恒行、「難消化吸収性糖質の消化・発酵・吸収ならびに許容量に関する研究」『日本栄養・食糧学会誌』 2005年 58巻 6号 p.337-342, doi:10.4327/jsnfs.58.337


「甘味料」の続きの解説一覧

甘味料

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 06:46 UTC 版)

ソルビトール」の記事における「甘味料」の解説

同じ重量砂糖比べてカロリー75%程度と低いため、ダイエット食品菓子などの低カロリー食品甘味料として使用されている。しかし、甘味度砂糖比べて60%程度しかないので、同じ甘さを得るためには砂糖よりも多く加え必要があるまた、溶解する際に吸熱反応起こし口の中でひんやりとした感触がすることから、飴・ガムスナック菓子などに清涼剤として用いられる

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甘味料

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 02:09 UTC 版)

缶コーヒー」の記事における「甘味料」の解説

甘味料は缶コーヒー甘み与える。缶コーヒーにおける標準使用量は日本コーヒー飲料協会にて業界標準値を100mlあたり砂糖7.5gと定めており、「糖分○○カット」などといった表示はこれを基準行われている。近年では砂糖使用量は減少傾向にあり、250g缶では現在でも標準使用量に近いものが多いが、190g缶では標準が100mlあたり6g台、「低糖甘さ控えめ」は4g台、「微糖」は2g前後一般的な使用量の水準となっている。これら微糖低糖タイプ缶コーヒー砂糖単独では甘味成分安定性不足するため人工甘味料併用されることが多い。微糖ニーズ高まり合わせて需要伸ばす微糖タイプは「味が薄い」と感じユーザー存在するため、工夫凝らし様々な改良が行われている。 『砂糖』は最もナチュラル甘味だが、原料段階耐熱性細菌汚染源となる可能性がある。健康面においてはカロリーの心配や、う蝕虫歯)・血糖値上昇原因要素になる。使用される糖種はビートグラニュー糖(甜菜糖)が多く上白糖輸送上の問題から使用されることは殆どない炭酸飲料などによく使用される異性化糖』はアミノ酸反応しやすく、加熱時に独特の臭味発生させるストレッカー分解可能性があるため、使用されてもその成分比率は低い。また、温度によって甘味変化激しい点も缶コーヒー相性が悪い。主に微糖コーヒー甘みを補うために使用されている『アセスルファムカリウム』や『スクラロースのような人工甘味料酵素微生物に対しても非常に強く成分安定性も高い。ノンカロリーという点も時流適しており、近年ではブラックとは異なり甘みのある「無糖コーヒー」という新たなジャンル開拓にも寄与している。また、他の甘味料と併用すれば少量でも甘味が増す特性があるので、結果的に総量を減らすことができる。一方で味わいに対して好み別れる。特に缶コーヒーのような雰囲気重視される商品場合ケミカル印象マイナスイメージにもなりえる

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甘味料

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 19:06 UTC 版)

カンゾウ属」の記事における「甘味料」の解説

生薬甘草そのまま、またはエキス粉末甘味料として用いる。甘味成分としては、グリチルリチンブドウ糖ショ糖などが含まれる醤油甘味料として使われる。 独特の臭い香気があるため、甘味料として使い方注意する必要があるが、欧米ではリコリス菓子ルートビア呼ばれるソフトドリンクリキュール原料として盛んに利用されている。グリチルリチン甘味砂糖150倍もあり低カロリーなため、欧米では甘草健康的な食品添加物認識されているが、偽アルドステロン症などの副作用生じ事がある

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甘味料

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 02:12 UTC 版)

ラカンカ」の記事における「甘味料」の解説

ハーバード大学医学部2021年11月1日羅漢果用いた甘味料は砂糖よりも健康的であると主張した甘味呈し食用とされるが、通常生では使わず乾燥させ砕いたものを煎じて羅漢果として飲んだり、料理甘味料として使われる羅漢果メタノールなどで抽出したものを、ラカンカ抽出物という名称で食品材料として用いることもある。日本には生の果実輸入されておらず、乾燥した羅漢果輸入されている。 羅漢果甘味成分は、多くブドウ糖果糖と、特有の強い甘みをもつ成分としてモグロシドMogroside、モグロサイドとも)と呼ばれるトリテルペン配糖体である。モグロシドヒトエネルギー源として利用できないため、モグロシドラカンカ抽出物は、他の植物性甘味配糖体同様に自然派甘味料として利用されている。 日本では羅漢果含まれるモグロシドのうちの指標となる「モグロシドV」の含有量によって、食品食品添加物分けられている。通常の単純抽出場合は、モグロシドV含有量1%前後から2%程度であり食品扱いである。一定量上のもの(精製され凝縮されたもの)は、「食品添加物扱いとなる。ただし、モグロシドは他の食品添加物比べて比較新しく発見されたものであるため、その安全性の評価がまだ十分ではないとして一部生協などでは使用見合わせている。

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甘味料

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 16:15 UTC 版)

クラフトコーラ」の記事における「甘味料」の解説

使用される甘味料は製品によってそれぞれだが果糖ブドウ糖液糖などは使用されず、砂糖サトウキビ糖、甜菜糖などが使用される甘酒甘味料として使用したものもある。

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甘味料

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/24 02:01 UTC 版)

フィロズルチン」の記事における「甘味料」の解説

この配糖体の形では甘味感じられない加水分解されアグリコンの形、すなわち、フィロズルチン遊離されるヒト甘味感ずる。これを利用して食品添加物天然甘味料として、アマチャ抽出物用い場合がある。 なおフィロズルチン甘さは、天然甘味料として知られるスクロース400あるいは600 - 800とされる参考までに人工甘味料サッカリン甘さ比べても、約2倍フィロズルチンの方が甘い。

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甘味料

出典:『Wiktionary』 (2019/08/02 13:51 UTC 版)

名詞

甘味かん-み-りょう

  1. 食品甘味つけたり甘さ整えたりするときなどに用いられる調味料のこと。天然のものを利用して作られる天然甘味料天然にないもの人工的作り甘味料にする合成甘味料などに区分される。

下位語

関連語

翻訳


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