エリトロースとは? わかりやすく解説

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エリトロース【erythrose】

読み方:えりとろーす

アルドース分類されるテトロースの一。二つ不斉炭素元素をもつ。異性体トレオースがある。ペントースリン酸回路代謝中間体。D-エイトロースが希少糖として利用される化学式C4H8O4


エリトロース

分子式C4H8O4
その他の名称D-Erythrose、(2R,3R)-2,3,4-Trihydroxybutanal、D-エリスロース、エリトロース、Erythrose
体系名:D-エリトロース、(2R,3R)-2,3,4-トリヒドロキシブタナール


エリトロース

英訳・(英)同義/類義語:erythrose

4炭糖のアルドースで、リン酸エステル化され炭水化物代謝中間体となる。

エリトロース

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/19 22:57 UTC 版)

エリトロース[1]

D-エリトロース

L-エリトロース
識別情報
CAS登録番号 583-50-6 (D) , 533-49-3 (L) 
PubChem 94176 (D)
ChemSpider 84990 (D) 
UNII X3EI0WE8Q4 (D) , 96DH71781X (L) 
EC番号 209-505-2
KEGG C01796
ChEBI
バイルシュタイン 5805561
特性
化学式 C4H8O4
モル質量 120.1 g mol−1
外観 淡黄色のシロップ
への溶解度 溶けやすい
危険性
NFPA 704
1
1
0
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

エリトロース: erythrose)は、四炭糖およびアルドースに分類されるの一種である。

不斉炭素原子を2個持ち、異性体トレオースとともに、不斉原子が2個ある化合物における命名の基準となっている。すなわち、フィッシャー投影図で同じリガンドが反対側にくるものをトレオ体、同じ側に来るものをエリトロ体という。

4位にリン酸基の結合したエリトロース-4-リン酸は、ペントースリン酸経路の中間産物であり、シキミ酸経路などに供給される。また、カルビン・ベンソン回路の中間産物でもある。

還元されて生じる糖アルコールであるエリトリトールは、メロンブドウナシなどの果実に含まれる他、醤油味噌清酒などの発酵食品に含まれている。また清涼飲料水の甘味料にも用いられている。

出典

  1. ^ Merck Index, 11th Edition, 3637
  2. ^ https://iupac.qmul.ac.uk/2carb/08n09.html



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