フルクトース-6-リン酸とは? わかりやすく解説

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フルクトース6-リン酸

英訳・(英)同義/類義語:Fructose 6- phosphate, Fructose 6-phosphate

グルコース6-リン酸からグルコースホスフェートイソメラーゼによって変換生成する解糖系中間体化合物で、さらにフルクトース1,6-二リン酸になる。

フルクトース-6-リン酸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/01 02:03 UTC 版)

フルクトース-6-リン酸
識別情報
略称 F6P
CAS登録番号 643-13-0 
PubChem 444848
ChemSpider 392657 
UNII 2012QM764Y 
KEGG C00085
ChEBI
特性
化学式 C6H13O9P
モル質量 260.14 g/mol
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フルクトース-6-リン酸(フルクトース-6-リンさん、Fructose 6-phosphate、F6P)とは、6位の炭素リン酸化したフルクトース分子のことである。β-D型の分子は細胞中に多量に存在する。細胞に取り込まれたグルコースとフルクトースの大部分はこの形に変換される。別名のノイベルグエステルは、ドイツの生化学者カール・ノイベルグにちなんでいる。

歴史

1918年、カール・ノイベルグは当時ハーデン-ヤングエステルと呼ばれたフルクトース-2,6-ビスリン酸の緩い酸加水分解によってある物質が生成することを見出した[1]。この物質は後にF6Pであると同定された。

解糖系

F6Pは解糖系に登場し、グルコース-6-リン酸の異性化によって作られる。これは後にフルクトース-1,6-ビスリン酸に変換される。

異性体

F6Pの異性体のうち、生理活性を持つのはβ-D型のみである。F6Pにはこの他にも、フルクトースの異性体に対応する多くの異性体が存在する。

出典

  1. ^ Fruton, Joseph S. Proteins, Enzymes, Genes: The Interplay of Chemistry and Biology. Yale University Press: New Haven, 1999. p 292


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