アルドラーゼ
酵素タンパク質モチーフなど: | アラタ体抑制ホルモン アルカリホスファターゼ アルデヒドオキシダーゼ アルドラーゼ アレスチン アロステリック部位 アロステリック酵素 |
アルドラーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/18 13:45 UTC 版)
アルドラーゼ(英語: Aldolase)は、通常フルクトースビスリン酸アルドラーゼを指す。
フルクトースビスリン酸アルドラーゼ
アルドラーゼは嫌気性解糖系酵素で、分子量約4万のサブユニットα, β, γからなる。四量体であり、α4, β4, γ4の3種類のアイソザイムがあり、それぞれ筋(A)型、肝(B)型、脳(C)型と呼ばれている。これらは別々の遺伝子によってコードされており、A型は第16(q22-24)、B型は第9(q21.3-22.3)、C型は第17染色体上にある。 フルクトース-1,6-二リン酸を切断し、ジヒドロキシアセトンリン酸(DHAP) とグリセルアルデヒド3リン酸 (GAP)が一分子ずつ生成される[1]。この反応は可逆性である。
3つのアイソザイムのうちA型は骨格筋、心筋、脳、胎児組織、癌細胞に、B型は肝、腎、小腸上皮に、C型は神経系に多くみられる。
アルドラーゼを名前に含むその他の酵素
- 17α-ヒドロキシプロゲステロンアルドラーゼ
- 2-デヒドロ-3-デオキシ-6-ホスホガラクトン酸アルドラーゼ
- 2-デヒドロ-3-デオキシ-D-吉草酸アルドラーゼ
- 2-デヒドロ-3-デオキシグルカル酸アルドラーゼ
- 2-デヒドロパントイン酸アルドラーゼ
- 4-(2-カルボキシフェニル)-2-オキソブタ-3-エン酸アルドラーゼ
- 5-デヒドロ-2-デオキシホスホグルコン酸アルドラーゼ
- ベンゾインアルドラーゼ
- デオキシリボースリン酸アルドラーゼ
- ジヒドロネオプテリンアルドラーゼ
- ジメチルアニリン-N-オキシドアルドラーゼ
- ケトテトロースリン酸アルドラーゼ
- 乳酸アルドラーゼ
- L-フクロース-リン酸アルドラーゼ
- フェニルセリンアルドラーゼ
- ラムヌロース-1-リン酸アルドラーゼ
- スフィンガニン-1-リン酸アルドラーゼ
- タガトース-ビスリン酸アルドラーゼ
- トレオニンアルドラーゼ
- 3-ヒドロキシ-D-アスパラギン酸アルドラーゼ
- 4-ヒドロキシ-4-メチル-2-オキソグルタル酸アルドラーゼ
- 4-ヒドロキシ-2-オキソグルタル酸アルドラーゼ
脚注
アルドラーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/17 07:31 UTC 版)
「サーマス・アクアティカス」の記事における「アルドラーゼ」の解説
酵素は一般的に不活性である。そのため、この極端な好熱性細菌は、どのようにして増殖することができるのか、を理解することが、研究の大きな目的になっていた。1970年に、FreezeとBrockは、アルドラーゼ酵素の熱安定性に関する論文を出版した。
※この「アルドラーゼ」の解説は、「サーマス・アクアティカス」の解説の一部です。
「アルドラーゼ」を含む「サーマス・アクアティカス」の記事については、「サーマス・アクアティカス」の概要を参照ください。
アルドラーゼと同じ種類の言葉
- アルドラーゼのページへのリンク