フルクトース1-リン酸
フルクトキナーゼにより、フルクトースの1位がリン酸化された化合物。さらにフルクトース1-リン酸アルドラーゼで分解され、ジヒドロキシアセトンリン酸とグリセルアルデヒドを生じる。
フルクトース-1-リン酸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/15 02:08 UTC 版)
フルクトース-1-リン酸 | |
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[2,3,4-Trihydroxy-5-(hydroxymethyl)oxolan-2-yl]methoxyphosphonic acid |
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 15978-08-2 |
PubChem | 65246 |
ChemSpider | 58741 ![]() |
MeSH | Fructose-1-phosphate |
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特性 | |
化学式 | C6H13O9P |
モル質量 | 260.136 |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
フルクトース-1-リン酸(フルクトース-1-リンさん、英: Fructose-1-phosphate)は、フルクトースの代謝物である。フルクトースは、腸から吸収されると、門脈から肝臓に達し、肝細胞に入るとグルコースよりも速やかにフルクトキナーゼによりリン酸化されてフルクトース-1-リン酸を生成し、フルクトース-1,6-ビスリン酸を経て解糖系に入り、ピルビン酸を生成する[1][2]。
フルクトース-1-リン酸は、B型アルドラーゼによりグリセルアルデヒドとジヒドロキシアセトンリン酸(DHAP)に代謝される[3]。
脚注
関連項目
フルクトース1-リン酸と同じ種類の言葉
酸に関連する言葉 | 無水安息香酸 有機酸(ゆうきさん) フルクトース1リン酸 イノシトール六リン酸(いのしとーるろくりんさん) ガラクツロン酸 |
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