右大臣実朝とは? わかりやすく解説

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右大臣実朝

作者太宰治

収載図書太宰治全集 6
出版社筑摩書房
刊行年月1989.2
シリーズ名ちくま文庫

収載図書太宰治全集 5
出版社筑摩書房
刊行年月1990.2

収載図書太宰治全集 7 小説
出版社筑摩書房
刊行年月1998.10

収載図書惜別 改版
出版社新潮社
刊行年月2004.2
シリーズ名新潮文庫

収載図書大活字版 ザ・太宰治全小説全二冊 上巻
出版社第三書館
刊行年月2006.10


右大臣実朝

読み方:ウダイジンサネトモ(udaijinsanetomo)

作者 太宰治

初出 昭和18年

ジャンル 小説


右大臣実朝

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 14:54 UTC 版)

右大臣実朝』(うだいじんさねとも)は、太宰治長編小説1943年に書き下ろしの単行本として刊行された[1]。著者初の歴史小説である。


注釈

  1. ^ 相模守だったことに由来。
  2. ^ 尊皇家の実朝に沿う語り手の立場である。太平洋戦争が終わる前の日本の歴史教育における評価でもあった[8]。ただし、本作発表の頃には小学校の国定教科書に義時の名は「逆賊」としてすら掲載されなくなっており、一方的な「逆賊」ではない義時を描いた点で、本作は発表当時に「公認」された歴史観とは異なっていたとする見解もある[9]
  3. ^ 史実では頼朝の猶子で、大江広元の娘を正室としたが、それらについては言及がない。

出典

  1. ^ 『右大臣実朝』:新字旧仮名 - 青空文庫
  2. ^ a b c 奥村七海「太宰治『右大臣實朝』研究 : 語られない対象<実朝>」『玉藻』第52巻、フェリス女学院大学国文学会、2018年3月、152-166頁、ISSN 0288-7266NAID 120006479290 
  3. ^ 滝口明祥「禁止と奨励 : 太宰治『右大臣実朝』」『太宰治スタディーズ』第6号、大阪大学大学院文学研究科内「太宰治スタディーズ」の会、2016年6月19日、62-81頁、ISSN 1881-235XNAID 120005774822 
  4. ^ a b c 細谷博 1998, pp. 110–112.
  5. ^ 『鉄面皮』:新字旧仮名 - 青空文庫
  6. ^ 津島美知子「「右大臣実朝」と「鶴岡」」『回想の太宰治』講談社講談社文芸文庫 ; つH1〉、2008年3月、242頁。ISBN 9784062900072 
  7. ^ a b 細谷博 1998, pp. 112-114.奥野健男の評は、1973年の新潮文庫版『惜別』の「解説」が初出。
  8. ^ 山本七平『日本的革命の哲学』PHP研究所、1982年、p.69
  9. ^ 権錫永「アジア太平洋戦争期における意味をめぐる闘争 (4) : 太宰治『右大臣実朝』」『北海道大学文学研究科紀要』第109巻、北海道大学文学研究科、2003年、159-192頁、ISSN 13460277NAID 120000952832 
  10. ^ 惜別 - 新潮社


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