陳和卿

デジタル大辞泉

ちん‐なけい〔‐ワケイ〕【陳和卿】

読み方：ちんなけい

中国、宋の工人。平安末期に来日。治承4年（1180）の東大寺焼失後、重源(ちょうげん)に従い、焼損した大仏と大仏殿の再興に協力。のち鎌倉に下り、源実朝に渡宋を勧め、大船を建造したが進水に失敗した。ちんわけい。生没年未詳。

ちん‐わけい【陳和卿】

読み方：ちんわけい

⇒ちんなけい（陳和卿）

防府歴史用語辞典

陳和卿 （ちんなけい）

平安時代の末から鎌倉時代の初期に日本で活やくした中国の技術者です。中国に帰ろうとしていたところを重源［ちょうげん］に引き止められ、焼け落ちた東大寺の再建に協力しました。山口市の宮野に領地をもらっていたこともあります。

世界宗教用語大事典

ちんわけい 【陳和卿】

チンナケイとも。鎌倉時代に弟の陳仏寿と共に渡来した宋の仏工。重源に従って焼失した東大寺大仏殿の復興にあたった。のち南宋能仁寺の仏牙を奉迎し鎌倉円覚寺舎利殿に安置した。（生没年不詳）→ 重源

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陳和卿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/11/07 07:45 UTC 版)

陳 和卿（ちん わけい / ちん なけい、生没年不詳）は、鎌倉時代の日本で活動した中国・南宋出身の工人。