ホホバオイルとは? わかりやすく解説

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ホホバ‐オイル【jojoba oil】

読み方:ほほばおいる

ツゲ科常緑低木ホホバ種子からとった油分。髪を手入れする化粧品など使われる


ホホバオイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/21 07:18 UTC 版)

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ホホバオイル(Jojoba oil)、ホホバ油は、ホホバSimmondsia chinensis)の種子を原料とする植物油ワックスエステルが豊富で安定性が高い。軟膏、クリーム、化粧品や医療に用いられる[1]。皮膚や髪の保湿、日焼け止めや抗老化成分への添加、医療成分や抗菌成分の皮膚からの送達に使われている[1]

ホホバは長鎖のアルコールと脂肪酸のエステルを産生し、種子の重量の半分以上を占める[1]。ホホバオイルは直鎖長鎖エステル(ワックスエステル)が97%であり、一般的な植物油や動物性脂肪と異なり、毒性がなく親油性で安定性も高い[1]。トリグリセリドが3%程度であり酸化への耐性が強い[1]

試験管上では黄色ブドウ球菌の増殖抑制作用はなかった[2]ティートゥリーオイルと混合した場合、黄色ブドウ球菌や大腸菌などの細菌を抑制した[3]

出典

  1. ^ a b c d e Pazyar N, Yaghoobi R, Ghassemi MR, Kazerouni A, Rafeie E, Jamshydian N (2013年12月). “Jojoba in dermatology: a succinct review”. G Ital Dermatol Venereol 148 (6): 687–91. PMID 24442052. 
  2. ^ 新井武利、濱島肇、笹津備規「脂肪酸,精製ツバキ油およびオリーブ油の黄色ブドウ球菌に対する増殖抑制作用について」、『日本化学療法学会雑誌』第44巻第10号、1996年、 786-791頁、 doi:10.11250/chemotherapy1995.44.786NAID 130004297604
  3. ^ De Prijck K, Peeters E, Nelis HJ (2008年12月). “Comparison of solid-phase cytometry and the plate count method for the evaluation of the survival of bacteria in pharmaceutical oils”. Lett. Appl. Microbiol. (6): 571–3. doi:10.1111/j.1472-765X.2008.02464.x. PMID 19120928. https://doi.org/10.1111/j.1472-765X.2008.02464.x. 

ホホバオイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 04:34 UTC 版)

キャリアオイル」の記事における「ホホバオイル」の解説

液体ワックス。主にアメリカ砂漠地帯栽培されるシモンジア科植物のホホバ種子から採取したオイルキャリアオイルとしては最も一般的安価である。ベタつかず浸透力・保湿力に優れているとされる低温で固まる。色は無色 - 黄色

※この「ホホバオイル」の解説は、「キャリアオイル」の解説の一部です。
「ホホバオイル」を含む「キャリアオイル」の記事については、「キャリアオイル」の概要を参照ください。

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