ホホスジベラとは? わかりやすく解説

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ホホスジベラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/01 10:14 UTC 版)

ホホスジベラ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : ベラ亜目 Labroidei
: ベラ科 Labridae
亜科 : Hypsigenyinae
: Xiphocheilus Bleeker, 1857
: ホホスジベラ X. tipus
学名
Xiphocheilus typus Bleeker, 1856
英名
Blue-banded wrasse

ホホスジベラ[2](学名:Xiphocheilus typus)は、ベラ科Xiphocheilus[3]海水魚トロール漁業で漁獲される[2]

標準和名は日本産の個体ではなく、南シナ海からトロール漁業で得られた個体に基づいて命名された[2]。属の和名は提唱されていない。

特徴

体長は14 cm程[4]。一見モチノウオの仲間のように見えるが、側線が中断しない(モチノウオ属などでは中断する)[2]。背鰭棘条数は12棘条で、Julinaeよりも多い。頬には3列の鱗があり、頭部には顕著な淡紫色線がある[2]。両顎の犬歯は前方に突き出す[2]

分布

南シナ海インドネシア、北西オーストラリア沿岸。タイプ産地はインドネシアニアス島である[3]日本においては標本は採集されていないが、水中写真が鹿児島県加計呂麻島から得られている[5]

生態

水深15 - 85mのやや深い場所に生息し、砂底や礫地、サンゴ礁で見られる[4]。単独または小さな群れで生活し、繁殖期にはペアリングを行う[4]

出典

  1. ^ Shea, S.; Liu, M.; Craig, M.T.; Rocha, L.A. (2010). Xiphocheilus typus. IUCN Red List of Threatened Species 2010: e.T187809A8634854. doi:10.2305/IUCN.UK.2010-4.RLTS.T187809A8634854.en. https://www.iucnredlist.org/species/187809/8634854 2024年2月1日閲覧。. 
  2. ^ a b c d e f 久新健一郎・尼岡邦夫・仲谷一宏・井田 斉・谷野保夫・千田哲資『南シナ海の魚類』海洋水産資源開発センター、1982年、242頁。 
  3. ^ a b Rudie H. Kuiter (2015). Labridae fishes:WRASSE. Reef Builders Inc. and Aquatic photographics.. p. 66 
  4. ^ a b c Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2024). "Xiphocheilus typus" in FishBase. February 2024 version.
  5. ^ 中坊徹次 編『日本産魚類検索 全種の同定 第三版』東海大学出版会、2013年、2046頁。 

関連項目




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