歯口清掃には個人が日常的に実施するもの、歯科医療者が実施するものがあります。
個人が実施するものには、
(1)自然的清掃法:ガムなど唾液分泌を増加させる食品によるものなどがあります。
(2)人工的清掃法:洗口、刷掃(歯ブラシ、電動ブラシ)、デンタルフロスや歯間ブラシなど補助用具の使用、各種歯磨剤(歯磨き粉)、義歯用ブラシ、義歯用洗浄剤、舌ブラシなどを単独に、または組み合わせて清掃します。
(3)口腔ケア:寝たきり、麻痺など疾患や身体状況により口腔清掃介助が必要な場合に実施します。対象の状態に合わせた歯口清掃を看護者、家族など第三者が全介助、一部介助します。
歯科医療者が実施するものは、手術的清掃法(professional care)と言われています。これには、
(1)歯面研磨:歯科用エンジンにブラシなどをつけ、研磨剤を付け歯面の清掃をします。
(2)歯石除去(scaling):歯石を手用スケーラーや超音波スケーラーなどを使用し除去します。
(3)PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning):すべての歯面と歯肉縁下(歯面と歯肉の境から歯面側内下方)の 1~3㎜に存在するプラークを器具、薬剤により除去する方法です。
歯石は誰でもが付いてしまうものなので、定期的に歯科医院で除去してもらいましょう。また、個人にあった歯ブラシ法を教えてもらいましょう。
飲酒量が多いと、そのまま眠ってしまったり、嘔吐反射により丁寧なブラッシングが出来なくなってくる可能性があります。このような状態が継続すると口腔内が不潔になると予想されます。
口腔衛生
【英】:oral hygiene
口腔衛生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/12 15:35 UTC 版)
口腔衛生(こうくうえいせい)、口腔ケア(こうくうケア)、オーラルケア(英語:oral care)は、口腔の疾病予防、健康保持・増進、リハビリテーションにより、クオリティ・オブ・ライフ (QOL、生活の質) の向上を目指す習慣。もっとも一般的な歯科疾患は、虫歯、歯肉炎、歯周炎である[1]。
- ^ a b c d Procedures Manual to Accompany Dental Hygiene: Theory and Practice. St. Louis, Mo.: Saunders/Elsevier. (2010)
- ^ a b “Current concepts in toothbrushing and interdental cleaning”. Periodontology 2000 48: 10–22. (2008). doi:10.1111/j.1600-0757.2008.00273.x. PMID 18715352.
- ^ “The plaque-removing efficacy of a single-tufted brush on the lingual and buccal surfaces of the molars”. Journal of Periodontal & Implant Science 41 (3): 131–4. (June 2011). doi:10.5051/jpis.2011.41.3.131. PMC 3139046. PMID 21811688 .
- ^ a b Accepted Dental Therapeutics. Section III (40th ed.). Council on Dental Therapeutics.
- ^ “口臭の原因・実態”. e-ヘルスネット 情報提供. 2022年12月6日閲覧。
- ^ “Academy of General Dentistry. How Does What I Eat Affect My Oral Health?”. www.knowyourteeth.com. 2020年4月30日閲覧。
- ^ Staff (2011年). “Prevention”. British Dental Centre. British Dental Centre. 2012年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月28日閲覧。
- ^ “Fluoride Facts” (PDF). American Dental Hygienists Association. 2018年1月閲覧。
- ^ “Diet and Oral Health”. Web MD. 2019年10月9日閲覧。
- ^ “7 foods for healthy teeth”. Orthodontics Australia (2017年9月27日). 2020年2月10日閲覧。
- ^ “Symptoms and causes - Mayo Clinic” (英語). Mayo Clinic 2017年5月7日閲覧。
- ^ “The cold, hard truth: Chewing ice and teeth”. Go Ask Alice!. 2017年5月7日閲覧。
- ^ “What Does Alcohol Do to Your Teeth?” (英語). Healthline 2017年5月8日閲覧。
口腔衛生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/13 06:09 UTC 版)
いくつかのラクトバシラス種は、う蝕の症例と関連している。乳酸は歯を腐食する可能性があり、唾液中のラクトバシラス属細菌数は長年にわたり「う蝕検査」として使用されてきた。ラクトバシラス属は特徴的に既存のう蝕病変、特に冠状う蝕病変を進行させる。最近の研究では、プロバイオティクスで有益な乳酸桿菌が歯の部位に生息することを可能にし、歯のう蝕を誘発するレンサ球菌の病原体の付着を妨げることを示しているので、問題は複雑である。口腔衛生(口腔細菌学)に関連したラクトバシラス属の科学的研究は新しい分野であり、ほんのわずかの研究と結果しか発表されていない。
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口腔衛生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 20:43 UTC 版)
詳細は「口腔衛生」を参照 口腔衛生は口を清潔に保つ習慣であり、虫歯、歯肉炎、歯周病、口臭ほか歯の障害を予防する手段である。それは専門的ケアと個人的ケアの両方で構成されている。通常、歯科医や歯科衛生士によって行われる定期クリーニングは、慎重な歯磨きや歯間みがきでも発生する可能性のある歯石(石灰化した歯垢)を取り除く。専門家のクリーニングには、様々な器具を使って歯面沈着物を除去するスケーリングなどが含まれる。 歯を清潔にする目的は、主に細菌で構成される歯垢の除去である。医療専門家は、歯垢や歯石の形成を防ぐために、1日2回(朝と晩または食事後)の定期的な歯磨きを推奨している。歯ブラシは歯間領域を除いて、ほとんどの歯垢を除去できる。その結果、歯間みがきもまた口腔衛生の維持に必要だと考えられている。正しく使った場合、デンタルフロスが歯間や歯茎から歯垢(しばしば歯周病が始まったり虫歯の原因となる)を取り除く。 電動歯ブラシは口腔衛生の補助として人気がある。障害のない利用者は、手動で適切に磨く方法の手ほどきを受けてしっかりした動機を持つことにより、少なくとも最高級電気ブラシに並ぶほど満足のいく口腔衛生基準に到達することが可能だが、訓練を受けていない利用者がそこに達するのは稀である。全ての電動歯ブラシが一様に効果的ではなく、最良の効果を得るためには適切に使用する必要があるものの「電動歯ブラシは歯磨きが不得手で、結果的に口腔衛生上の問題を抱えている人々の手助けとなる傾向がある」という。電動歯ブラシの最も重要な利点は、関節リウマチに関連するなど手先の器用さに難点がある人々にとって役立つ点である。
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口腔衛生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 00:40 UTC 版)
口腔内の細菌による酸の産生がほとんどなく、また清涼効果や湿潤効果、味による唾液分泌効果、洗浄効果があるので用いられる。
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