口腔衛生による予防
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 06:16 UTC 版)
「口腔細菌学」も参照 20世紀中盤、細菌の産生する酸により歯が侵食されると考えられたため、毎日の几帳面なブラッシングによってプラークの細菌叢を除去することが、目的となった。その後、ミュータンス菌のような病原菌として特徴的なものを殺菌しようとした。21世紀にはヒトマイクロバイオーム(常在菌)研究が進展し、プラークを除去するのではなく、制御するという考え方も現れてきた。 一方で口腔清掃は齲蝕を予防するという証拠がなく、う蝕の発生に関連性が高いのは飲食である。口腔清掃は、歯が酸に侵食される際の酸性度を弱めたり侵食時間を短縮させる。 フッ化物応用は、フッ化物配合の歯磨剤で20~30%、フッ化物洗口で40~60%と確実にう蝕の発生を抑制することが認められている。 リスクの高い部位には年に1回X線写真を撮るのも良い。
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