硫化アリルとは? わかりやすく解説

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ジアリルスルフィド

分子式C6H10S
その他の名称硫化アリル、硫化ジアリル、Allyl sulfide、Diallyl sulfide、アリルスルフィド、3,3'-Thiobis(1-propene)、Di(2-propen-1-yl) sulfide、3-(2-Propenylthio)propan-1-ene、Bis(2-propenyl) sulfide、ジアリルモノスルフィド、チオアリルエーテル、ジアリルチオエーテル、オイルガーリック、アリルモノスルフィド、Thioallyl ether、Diallyl thioether、Allyl monosulfide、Oil garlic、Diallyl monosulfide、4-Thia-1,6-heptadiene
体系名:4-チア-1,6-ヘプタジエン、ビス(2-プロペニル)スルフィド、ジ(2-プロペン-1-イル)スルフィド、3,3'-チオビス(1-プロペン)、3-(2-プロペニルチオ)プロパン-1-エン、ジアリルスルフィド


硫化アリル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/15 02:05 UTC 版)

硫化アリル
識別情報
CAS登録番号 592-88-1
PubChem 11617
日化辞番号 J6.765B
KEGG C08370
特性
化学式 C6H10S
モル質量 114.21 g mol−1
外観 無色透明の液体
沸点

138 °C

危険性
引火点 46 °C
出典
RTECS BC4900000
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

硫化アリル(りゅうかアリル、diallyl sulfide)は、2つのアリル基硫黄原子に結合した構造を持つスルフィド硫化ジアリルまたはジアリルスルフィドとも呼ばれる。天然にはタマネギや長ネギなどネギ科の植物やニララッキョウの成分として存在する。

常温ではニンニクの様な臭いのある無色透明の液体。刺激性。水に不溶で、エタノールエーテルクロロホルム等と混和する。

可燃性があり、引火点が 46°C であることから、消防法における危険物(第4類第2石油類、危険等級III)に当たる。また、化審法の対象物質(官報公示整理番号 2-471)に指定されている。

人体への影響

タマネギのみじん切り

人体にとっては、主に以下のような効能があるとされる[1]

一方、粘膜を刺激するため、目や鼻に入ると催涙作用がある。

腸内における硫化水素の発生源となり、に硫黄臭がまとう原因となる[2]

脚注

関連項目

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