硫酸ジメチル
硫酸ジメチル
化合物名や化合物に関係する事項: | 硫酸イオン 硫酸カリウム 硫酸カルシウム 硫酸ジメチル 硫酸ドデシルナトリウム 硫酸ナトリウム 硫酸バリウム |
硫酸ジメチル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/24 14:22 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動硫酸ジメチル | |
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硫酸ジメチル | |
別称 Me2SO4、DMSO4、DMS | |
識別情報 | |
CAS登録番号 | 77-78-1 |
日化辞番号 | J2.823A |
KEGG | C19177 |
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特性 | |
化学式 | C2H6O4S |
モル質量 | 126.13 g/mol |
外観 | 無色の液体 |
密度 | 1.33 g/ml, 液体 |
融点 |
−32 °C |
沸点 |
188 °C 分解 |
水への溶解度 | 水と反応 |
溶解度 | メタノール, ジクロロメタン, アセトン |
危険性 | |
主な危険性 | 毒性, 接触毒性, 吸入毒性, 腐食性, 環境毒性, 発癌性, 突然変異原 |
Rフレーズ | R45, R25, R26, R34, R43, R68 |
Sフレーズ | S53, S45 |
関連する物質 | |
関連物質 | 硫酸ジエチル, トリフルオロメタンスルホン酸, 炭酸ジメチル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
硫酸ジメチル(りゅうさんジメチル、dimethyl sulfate)は化学式 (CH3O)2SO2 で表される化合物で、硫酸のジメチルエステル。結合様式を表現せずに (CH3)2SO4 あるいは Me2SO4 とも表記する。
強力なメチル化剤として有機合成で広く使われる試薬のひとつで、塩基の存在下、アルコールを容易にメチルエーテルへと変換することができる。
標準状態においては無色の油状液体であり、タマネギに似た弱い悪臭を持つ。実験室での利用はトリフルオロメタンスルホン酸のメチルエステルである CF3SO3CH3 に置き換えられつつある。
腐食性・発癌性が強く、皮膚などに付くと危険であるため、防護手袋を着けるなど取り扱いには十分な配慮が必要である。
歴史
1800年代初頭ごろ、不純な形ではあるが発見されている。その後、硫酸ジメチルの調製法はクラーソンによって広く研究された[1]。
製造
実験室的な製法は数多く知られている[2]。メタノールと硫酸の反応
硫酸ジメチルと同じ種類の言葉
固有名詞の分類
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