硫化アルミニウム

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硫化アルミニウム

分子式：	AlS
その他の名称：	硫化アルミニウム、Aluminum sulfide

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硫化アルミニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/10/27 10:15 UTC 版)

硫化アルミニウム

物質名
別名 Aluminium sulfide
識別情報
CAS登録番号	1302-81-4 [ECHA]
3D model (JSmol)	Interactive image
ChemSpider	140154
ECHA InfoCard	100.013.736
EC番号	215-109-0
PubChem CID	16684788
UNII	04PI6P2Z18
CompTox Dashboard (EPA)	DTXSID80893235
InChI InChI=1S/2Al.3S/q2*+3;3*-2  Key: COOGPNLGKIHLSK-UHFFFAOYSA-N  InChI=1/2Al.3S/q2*+3;3*-2 Key: COOGPNLGKIHLSK-UHFFFAOYAY
SMILES [Al+3].[Al+3].[S-2].[S-2].[S-2]
性質
化学式	Al2S3
モル質量	150.158 g/mol
外観	灰色の固体
密度	2.32 g/cm3
融点	1100℃
沸点	1500℃ （昇華）
水への溶解度	分解
構造
結晶構造	三方晶系
熱化学
標準定圧モル比熱, Cp⦵	105.1 J/mol K
標準モルエントロピー S⦵	116.9 J/mol K
標準生成熱 (ΔfH⦵298)	−724 kJ/mol
危険性
GHS表示:
絵表示
重要な用語	Danger
NFPA 704（ファイア・ダイアモンド）	4 0 2 W
安全データシート (SDS)	[1]
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。 N verify (what is  N ?)

硫化アルミニウムは、アルミニウムの硫化物で、化学式Al₂S₃で表される物質である。数種類の結晶構造をとることで知られる。水分に敏感で、大気中で加水分解によりガス状の硫化水素と酸化アルミニウムや水酸化アルミニウムを生じる。

生成

アルミニウムと硫黄との加熱により生成する。

2Al+3S→Al₂S₃

この反応では約1100℃の高温となり、鋼を溶かすほどである。冷却された硫化アルミニウムは非常に硬い。

空気中では、容易に加水分解をうけて、水酸化アルミニウムを沈殿させる。