アンチモン化アルミニウムとは? わかりやすく解説

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アンチモン化アルミニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/03 01:08 UTC 版)

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アンチモン化アルミニウム
識別情報
CAS登録番号 25152-52-7 
PubChem 91307
ChemSpider 82452 
EC番号 246-667-3
特性
化学式 AlSb
モル質量 148.742 g/mol
外観 黒色結晶
密度 4.26 g/cm3
融点

1060 °C, 1333 K, 1940 °F

沸点

2467 °C, 2740 K, 4473 °F

への溶解度 不溶
バンドギャップ 1.58 eV
屈折率 (nD) 3.3
構造
結晶構造 閃亜鉛鉱構造
空間群 T2d-F-43m
配位構造 四面体
熱化学
標準生成熱 ΔfHo -50.4 kJ/mol
標準モルエントロピー So 65 J/mol K
危険性
安全データシート(外部リンク) MSDS
NFPA 704
3
0
1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

アンチモン化アルミニウム(アンチモンかアルミニウム、Aluminium antimonide、AlSb)は、アルミニウムアンチモンを含むIII-V族半導体である。格子定数は、0.61 nmである。間接バンドギャップは、300 Kで約1.6 eVであるが、直接バンドギャップは2.22 eVである。

300 Kで、電子移動度は200 cm2·V−1·s−1、正孔移動度は400 cm2·V−1·s−1である。屈折率は、波長2 μmで3.3、誘電率はマイクロ波波長で10.9である[1]

アンチモン化アルミニウムは、他のIII-V族材料と混晶を作ることができ、アンチモン化アルミニウムインジウム(AlInSb)、アンチモン化アルミニウムガリウム(AlGaSb)、アンチモン化アルミニウムヒ素(AlAsSb)等の三元混晶を形成する。

アンチモン化アルミニウムは、アンチモン化物イオン(Sb3-)が還元性を持つために可燃性があり、燃えると酸化アルミニウム三酸化アンチモンが生成する。

脚注

  1. ^ K Seeger and E Schonherr "Microwave dielectric constant of aluminium antimonide" Semicond. Sci. Technol. 6 (1991) 301 doi:10.1088/0268-1242/6/4/013

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