ちっか‐アルミニウム〔チツクワ‐〕【窒化アルミニウム】
窒化アルミニウム
窒化アルミニウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 00:00 UTC 版)
| 窒化アルミニウム[1] | |
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別称
Aluminum nitride
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| 識別情報 | |
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3D model (JSmol)
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| ChEBI | |
| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.041.931 |
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PubChem CID
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CompTox Dashboard (EPA)
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| 特性 | |
| 化学式 | AlN |
| モル質量 | 40.9882 g/mol |
| 外観 | 白色から薄い黄色の固体 |
| 密度 | 3.260 g/cm3 |
| 融点 | 2200 °C |
| 沸点 | 2517 °C (分解) |
| 水への溶解度 | 分解 |
| バンドギャップ | 6.2 eV (direct) |
| 電子移動度 | ~300 cm2/(V·s) |
| 熱伝導率 | 285 W/(m·K) |
| 屈折率 (nD) | 1.9–2.2 |
| 構造 | |
| ウルツ鉱 | |
| C6v4-P63mc | |
| 四面体 | |
| 熱化学 | |
| 標準定圧モル比熱, Cp |
740 J·Kg-1 K-1 |
| 特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 | |
窒化アルミニウム(ちっかアルミニウム, aluminum nitride, AlN)はアルミニウムの窒化物であり、無色透明のセラミックスである。アルミナイトライドともいう。
物理的性質
結晶構造はウルツ鉱構造(六方晶系)と閃亜鉛鉱構造(立方晶系)の2種類を取りうるが、前者がエネルギー的に安定である。ウルツ鉱構造の格子定数は、a軸が約 3.11 Å、c軸が約 4.98 Å である。
バンドギャップは約 6.3 eV と非常に大きく、絶縁体である。そのため窒化ガリウムを発光デバイスとして用いる際の障壁層として用いられる。
化学的性質
化学的には非常に安定した物質であり、一般的な酸(塩酸、硫酸、硝酸など)や塩基には溶けない。しかし、粉末状態の窒化アルミニウムは空気中の水と容易に反応して、
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