窒化アルミニウムとは? わかりやすく解説

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ちっか‐アルミニウム〔チツクワ‐〕【窒化アルミニウム】


窒化アルミニウム

分子式AlN
その他の名称Aluminum nitride、アルミニウムニトリド、窒化アルミニウム、AlN、Nitriloaluminum
体系名:ニトリロアルミニウム


窒化アルミニウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/11 00:00 UTC 版)

窒化アルミニウム[1]
識別情報
CAS登録番号 24304-00-5 
PubChem 90455
ChemSpider 81668 
ChEBI
特性
化学式 AlN
モル質量 40.9882 g/mol
外観 白色から薄い黄色の固体
密度 3.260 g/cm3
融点

2200 °C

沸点

2517 °C (分解)

への溶解度 分解
バンドギャップ 6.2 eV (direct)
電子移動度 ~300 cm2/(V·s)
熱伝導率 285 W/(m·K)
屈折率 (nD) 1.9–2.2
構造
結晶構造 ウルツ鉱
空間群 C6v4-P63mc
配位構造 四面体
熱化学
標準定圧モル比熱, Cpo 740 J·Kg-1 K-1
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

窒化アルミニウム(ちっかアルミニウム, aluminum nitride, AlN)はアルミニウム窒化物であり、無色透明のセラミックスである。アルミナイトライドともいう。

物理的性質

結晶構造はウルツ鉱構造(六方晶系)と閃亜鉛鉱構造(立方晶系)の2種類を取りうるが、前者がエネルギー的に安定である。ウルツ鉱構造の格子定数は、a軸が約 3.11 Å、c軸が約 4.98 Å である。

バンドギャップは約 6.3 eV と非常に大きく、絶縁体である。そのため窒化ガリウムを発光デバイスとして用いる際の障壁層として用いられる。

化学的性質

化学的には非常に安定した物質であり、一般的な酸(塩酸硫酸硝酸など)や塩基には溶けない。しかし、粉末状態の窒化アルミニウムは空気中の水と容易に反応して、




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