ファインセラミックスとは? わかりやすく解説

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ファインセラミックス

英語 fine ceramics

セラミックスのうち高度な機能有するもので、ニューセラミックスともいう。現在、自動車をはじめ工業製品使用されているファインセラミックスには、酸化物系と非酸化物系がある。酸化物系の代表はアルミナセラミックスで、硬度耐熱性電気絶縁性優れ自動車関連ではスパークプラグIC基盤切削工具などに用いられている。非酸化物系の代表は、窒化ケイ素セラミックスで、高温強度熱衝撃性、耐摩耗性などに優れ、ターボチャージャーローター、シリンダーライナータペットなどに用いられている。

参照 シリンダーライナーターボチャージャータペット
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

ファインセラミックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 05:03 UTC 版)

ファインセラミックスで覆われたスペースシャトルの大気圏突入時の想像図。温度は1500度を超える
セラミックスでできたベアリング部材 Si3N4
セラミックス製ナイフ

ファインセラミックスとは、セラミックスのうち組成や組織、形状、製造工程を精密に制御し、新しい機能や特性をもたせたもの。ニューセラミックスと呼ばれることもある。また、英語ではAdvanced ceramicsまたはTechnical ceramicsという。

ファインセラミックスの分類

構造用セラミックス
歯科の歯修復などに用いられることが多くなったが保険適用外である。
機能性セラミックス
イオン伝導性セラミックス
高温でイオン伝導性を持つセラミックで固体酸化物燃料電池や自動車の排気に含まれる酸素を検出する酸素センサーアルカリ金属熱電変換機ナトリウム・硫黄電池等の溶融塩電池に使用される[1]
セラミック磁性体
フェライト磁石磁気テープフロッピーディスク等に使用される。

ファインセラミックスの例

  • チタン酸バリウム
  • 核燃料 - 高度に精製された金属酸化物(UO₂PuO₂)を焼成したものであり、れっきとしたファインセラミックスである。
  • ニューガラス - 非晶質物質がもつ特定の機能が最大限発揮されるよう作られたガラスのこと。
  • ニューカーボン - 新しい形態や機能をもつ炭素材料のこと。

関連団体

関連項目

脚注

外部リンク


ファインセラミックス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 07:13 UTC 版)

包丁」の記事における「ファインセラミックス」の解説

主にジルコニア系のファインセラミックスが使用される錆びない炭素鋼ステンレスより硬く長期間切れ味持続する一方で粘りが無いため、落とした時に割れた欠けたしやすい研ぐことが困難、刃先をあまり鋭くできない、といった欠点がある。

※この「ファインセラミックス」の解説は、「包丁」の解説の一部です。
「ファインセラミックス」を含む「包丁」の記事については、「包丁」の概要を参照ください。

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