ファイン‐セラミックス【fine ceramics】
ファインセラミックス
セラミックスのうち高度な機能を有するもので、ニューセラミックスともいう。現在、自動車をはじめ工業製品に使用されているファインセラミックスには、酸化物系と非酸化物系がある。酸化物系の代表はアルミナセラミックスで、硬度、耐熱性、電気絶縁性に優れ、自動車関連ではスパークプラグ、IC基盤、切削工具などに用いられている。非酸化物系の代表は、窒化ケイ素セラミックスで、高温強度、熱衝撃性、耐摩耗性などに優れ、ターボチャージャーローター、シリンダーライナー、タペットなどに用いられている。
参照 シリンダーライナー、ターボチャージャー、タペットファインセラミックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 05:03 UTC 版)
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ファインセラミックスとは、セラミックスのうち組成や組織、形状、製造工程を精密に制御し、新しい機能や特性をもたせたもの。ニューセラミックスと呼ばれることもある。また、英語ではAdvanced ceramicsまたはTechnical ceramicsという。
ファインセラミックスの分類
- イオン伝導性セラミックス
- 高温でイオン伝導性を持つセラミックで固体酸化物燃料電池や自動車の排気に含まれる酸素を検出する酸素センサーやアルカリ金属熱電変換機やナトリウム・硫黄電池等の溶融塩電池に使用される[1]。
- セラミック磁性体
- フェライト磁石や磁気テープ、フロッピーディスク等に使用される。
ファインセラミックスの例
- チタン酸バリウム
- 核燃料 - 高度に精製された金属酸化物(UO₂やPuO₂)を焼成したものであり、れっきとしたファインセラミックスである。
- ニューガラス - 非晶質物質がもつ特定の機能が最大限発揮されるよう作られたガラスのこと。
- ニューカーボン - 新しい形態や機能をもつ炭素材料のこと。
関連団体
関連項目
- 超高温セラミックス複合材
- 超高温セラミックス材
- ファインセラミックス製品製造技能士
脚注
外部リンク
ファインセラミックス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 07:13 UTC 版)
主にジルコニア系のファインセラミックスが使用される。錆びない。炭素鋼やステンレスより硬く、長期間切れ味が持続する。一方で、粘りが無いため、落とした時に割れたり欠けたりしやすい、研ぐことが困難、刃先をあまり鋭くできない、といった欠点がある。
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ファインセラミックスと同じ種類の言葉
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