導電性とは? わかりやすく解説

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どうでん‐せい【導電性】

読み方:どうでんせい

電流流れやすい性質物質などで、電気伝導生じやすい性質を指す。⇔絶縁性


電気伝導

(導電性 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 04:43 UTC 版)

電気伝導(でんきでんどう、: electrical conduction)は、電場(電界)を印加された物質中の荷電粒子が、電場(電界)に導かれて移動する現象である。電気伝導が起こることを、電流が流れるという。電荷担体は主として電子であるが、イオン正孔などもこれに該当する。

荷電粒子が移動する際には、移動を妨げようとする力が働く。これを電気抵抗という。抵抗の原因としては、格子振動不純物による散乱などが挙げられる。

電気抵抗率

電流が流れる物体の断面積を A、長さをlとする

オームの法則より、電流 I と電気抵抗 R は以下の関係にある。

静電気学静磁気学電気力学電気回路共変定式人物

導電性

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/04 01:00 UTC 版)

グラフェン」の記事における「導電性」の解説

実験結果から、グラフェン中の電子移動度は、室温15,000 cm2V-1s-1と驚くほど高い。加えて実験から電気伝導度対称であることが分かっており、これは電子ホール移動度がほぼ同じであることを示唆している。移動度10 Kから100 Kの範囲温度にほとんど依存しないことから、格子欠陥散乱主な原因であると思われるグラフェン中の音響フォノンによる散乱のために、室温での移動度200,000 cm2V-1s-1(キャリア密度が10-12cm-2のとき)に制限されるが、これに対応する抵抗10-6Ω・cmである。この値は、室温での抵抗が最も小さ物質である銀よりも小さ抵抗値である。しかし二酸化ケイ素基板上のグラフェンでは、室温グラフェン自身音響フォノンによる散乱よりも、基板光学フォノンによる電子散乱影響大きく移動度40,000 cm2V-1s-1まで制限される。 ディラックポイント近傍ではキャリア密度ゼロであるにもかかわらずグラフェン4 e 2 / h {\displaystyle {4e^{2}}/h} のオーダー最小電気伝導度を示す。この最小電気伝導度起源いまだにはっきりしていない。しかし、グラフェンシートを引きはがしたり、SiO2基板イオン化した不純物混入したりすることで、キャリア水溜り局在させることができ伝導するうになるいくつかの理論は、最小伝導度4 e 2 / h Π {\displaystyle {4e^{2}}/{h\Pi }} であることを説明するが、ほとんどの推定4 e 2 / h {\displaystyle {4e^{2}}/h} かそれ以上オーダーである上、不純物濃度依存する最近実験により、化学的ドーパントグラフェン中のキャリア移動度影響与えることが証明されてきている。Schedinらは、さまざまな気体種(あるものはアクセプターとなり、あるものはドナーである)をグラフェンドーピングし、真空中グラフェンゆっくりと加熱することにより、ドープ前のグラフェン構造再現することを発見した。Schedinらは、ドーパント濃度が1012cm-2を超える場合でも、キャリア移動度には目立った変化無かった報告している。Chenらは、超高真空低温カリウムグラフェンドープし、予想通りカリウムイオングラフェン中で荷電不純物として振舞い移動度を20-foldほど減少させることを発見している。グラフェン熱してカリウム除去することにより、減少した移動度元に戻すことが可能である。

※この「導電性」の解説は、「グラフェン」の解説の一部です。
「導電性」を含む「グラフェン」の記事については、「グラフェン」の概要を参照ください。

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