か‐でん【荷電】
電荷
(荷電 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/19 13:50 UTC 版)
電荷 electric charge |
|
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量記号 | Q |
次元 | T I |
種類 | スカラー |
SI単位 | C |
プランク単位 | プランク電荷 |
原子単位 | 電気素量 |
素粒子物理学におけるフレーバー |
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フレーバー量子数 |
関連量子数 |
組合せ |
フレーバー混合 |
電荷(でんか、英: electric charge)とは、物体が帯びている静電気およびその物理量。電気現象を起こすもとになるもの[1]。電磁場から受ける作用の大きさを規定する。
電荷は、荷電(かでん)ともいう。計量法体系においては電気量(でんきりょう)と呼ぶ[2][3]。
電荷の量のことを電荷量(でんかりょう)という。「電荷量」や「電荷を持つ粒子」のことを単に電荷と呼ぶこともある。
概要
電荷は、電磁気現象を引き起こす源である。電荷の量によって、ある物体が電磁場や他の電荷から受ける力の大きさが決まる。
電荷量は正または負の値を取りうる。電荷量が正である電荷を正電荷といい、電荷量が負である電荷を負電荷という。陽子は正電荷を持つ。電子は負電荷を持つ。正電荷を持つ粒子のことを単に正電荷と呼んだり、負電荷を持つ粒子のことを単に負電荷と呼ぶこともある。
電子の研究を進める中で、電荷の素量(電気素量)が発見された。電気素量は記号eで表し、その値は
「荷電」の例文・使い方・用例・文例
- 陽電気を荷電した.
- 荷電粒子
- 1対の等しい荷電と反対荷電を持つさま
- 非荷電粒子
- 荷電されていないバッテリー
- 小さな荷電粒子の質量を決定する分光学の使用
- 荷電粒子、または高エネルギー光子がぶつかるときに、一瞬蛍光を発する
- 荷電粒子の運動エネルギーを増加させる科学機器
- 電気装置に入っている電子源である負に荷電する電極
- 加速装置から出た荷電粒子が使用されるまでその周囲を回転しながら保存されるドーナツ形の環状にセットされた磁石
- 地球の磁場に集積した、(宇宙線に起因する)荷電粒子を含む環状地帯
- 荷電スピン1の電気的に中性なバリオン
- 米国の物理学者で、地球の磁場が捕えた太陽風に由来する2つの荷電粒子のベルトを発見した(1914年生まれ)
- オランダの物理学者で、光が原子中の荷電粒子の動きにより放射されることを示した放射への磁気の影響の研究に栄誉を与えられた(1865年−1943年)
- 荷電が蓄えられる電気現象
- 荷電粒子を囲む力の場
- 永久磁石あるいは運動する荷電粒子を囲む力線
- 電場の影響下でのコロイドでの荷電粒子の動き
- 高電圧の静電荷を粒子に印加し、荷電した板の上でそれらを集めることによってガスから浮遊煤塵粒子を取り除く過程
- 荷電粒子に大きな速度を与えるために加える電圧
荷電と同じ種類の言葉
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