熱衝撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/01 07:01 UTC 版)
熱衝撃(ねつしょうげき、英語:Thermal shock)とは、急激な加熱または冷却によって物体内に急激な温度変化が生じ,それに伴う衝撃的な熱応力のために物体が損傷する現象である。 対策 温度の変化自体を緩やかにする。 熱伝導率を良くして、熱ひずみを小さくする。 熱膨張係数の低減 強度を上げる 原子間距離の変化に対する抵抗であるヤング率を低下させる 安定化ジルコニアのように相変化などによって、亀裂先端の応力集中を緩和する 強化ガラスのように圧縮強化する。 熱衝撃抵抗 熱衝撃の抵抗性を表す指標として、次式に示す熱衝撃破壊抵抗係数 R T {\displaystyle R_{\mathrm {T} }} が提案されている。 R T = k σ T ( 1 − ν ) α E {\displaystyle R_{\mathrm {T} }={\frac {k\sigma _{\mathrm {T} }(1-\nu )}{\alpha E}}\,} ( k {\displaystyle k} :熱伝導率、 σ T {\displaystyle \sigma _{\mathrm {T} }} :曲げ強さ、 α {\displaystyle \alpha } :熱膨張係数、 E {\displaystyle E} :ヤング率、 ν {\displaystyle \nu } :ポアソン比)
※この「熱衝撃」の解説は、「熱衝撃試験」の解説の一部です。
「熱衝撃」を含む「熱衝撃試験」の記事については、「熱衝撃試験」の概要を参照ください。
- 熱衝撃のページへのリンク