きょうか‐ガラス〔キヤウクワ‐〕【強化ガラス】
強化ガラス
安全ガラスの一種。高温(約600℃)に熱したガラスに空気を吹き付けて急冷し、強度を高めながらゆがみを与えて表層部を形成する製法でつくられる。一般ガラスの3~15倍の強度をもち、衝撃に強く、破損しても破片が鈍角になる性質があり人体への危害性も小さい。JISでは「板ガラスを熱処理してガラス表面に強い圧縮応力層をつくり」と記され、外力のフロントウインドウ以外の窓ガラスに主として使用される。フロート強化ガラス、型板強化ガラス、熱線反射強化ガラスなどがある。一部分が割れても、一瞬のうちに全体が粒状に白く砕けて視界をさえぎるという短所をもつ。フロントウインドウ用は、現在は安全性がいっそう高く、破損時の視界も確保しやすい合わせガラスが主流になり、強化ガラスはサイドウインドウおよびリヤウインドウなどに使われている。
参照 合わせガラス、安全ガラス強化ガラス
強化ガラス
強化ガラス(JIS R 3206)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/06 11:56 UTC 版)
「窓ガラス」の記事における「強化ガラス(JIS R 3206)」の解説
フロート板ガラスの表層に圧縮応力、深層に引張応力を与えたガラス。通常のガラスの3~5倍の強度があり、破損しても破片が粒状になるため、傷害防止に効果がある。応力を生じさせる方法には、加熱・急冷による熱的方法と分子置換による化学的方法があり、ほとんどの強化ガラスは熱的方法で製造されている。
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