ペコロスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ペコロスの意味・解説 

ペコロス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/29 10:26 UTC 版)

ペコロスは、直径3 - 4cm程度の大きさの小型のタマネギである。小タマネギプチオニオンなどとも呼ばれる[1]。一般的な品種のタマネギを通常の10倍程度に密植して作る場合と、専用品種の場合がある。

概要

ピクルスシチューポトフジャーマンポテトなどの材料として、丸ごと使われる。ペコロスという名称は日本独自のもので、由来は確かではないが、大正時代から昭和初期に日本に伝来したときに西欧でそう呼ばれていたからとの説もある[2]

長らく、日本国内での生産量の約70 - 80%は愛知県知多市産のものとされていたが[3][4][5]農畜産業振興機構の野菜情報総合把握システム「ベジ深」によると、東京都中央卸売市場における都道府県別出荷数量では、1991年には愛知県産224t、北海道産90tであったものが、2000年には愛知県産185t、北海道産203tと初めて逆転。以降北海道産が全国トップシェアを取り続け、2012年には愛知県産42t、北海道産146tとなっている。

知多では通常の品種を密植。秋まきで、4月から12月まで出荷されている[3]。日本国内では、他に北海道北見市(旧端野町)や大阪府が産地として知られる。北海道では専用品種が生産されており[6]春まきで、8月から3月まで出荷されている。

小型のタマネギとしては、ペコロスのほかに、パールオニオン(白小タマネギ、pearl onion)やルビーオニオン(赤小タマネギ)がある。

脚注

  1. ^ 百科事典マイペディアの「ペコロス」の項より
  2. ^ あいちの農産物(野菜:土もの) - 愛知県”. www.pref.aichi.jp. 愛知県 (2024年6月13日). 2024年12月29日閲覧。
  3. ^ a b あいちのやさい ペコロス JAあいち経済連園芸部 - 全国シェアは約80%、年間出荷量は171tとしている。
  4. ^ あいち農産物生産流通レポート 平成20年5月号 (PDF) 愛知県 - 東京都中央卸売市場限定であるが、愛知県産ペコロスのシェアが83%とされている(2005年、入荷量ベース。9ページ参照)。
  5. ^ ペコロスを使った料理 知多市 - 知多市日長地区で全国シェアの約7割を生産しているとしている。
  6. ^ 北海道 北見産 小たまねぎ、プチオニオン「ペコロス」産地直送1kgお取り寄せ JAきたみらいの通販ページにて専用品種の旨記載。

ペコロス(小タマネギ、プティオニオン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 06:09 UTC 版)

タマネギ」の記事における「ペコロス(小タマネギ、プティオニオン)」の解説

黄タマネギ密植して直径3 - 4 cmほどに小さく育てた、小タマネギのこと。辛味少なく煮崩れしにくいため、丸ごとシチューなどの煮込み料理や、ピクルス利用する。色が赤い種類もある。

※この「ペコロス(小タマネギ、プティオニオン)」の解説は、「タマネギ」の解説の一部です。
「ペコロス(小タマネギ、プティオニオン)」を含む「タマネギ」の記事については、「タマネギ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ペコロス」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ペコロス」の関連用語

ペコロスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ペコロスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのペコロス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのタマネギ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS