ヒソップとは? わかりやすく解説

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ヒソップ【hyssop】


ヒソップ

ヒソップ
科名 シソ科
別名: ヤナギハッカ
生薬名: -
漢字表記 -
原産 南ヨーロッパ 西アジア
用途 化粧品から料理まで利用範囲が広い多年草や花を肉・豆料理などに、ヨーロッパで開花前の全去痰強壮に用います。ただし、妊娠中の利用避けてください
学名: Hyssopus officinalis L.
   

ヒソップ (柳薄荷)

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モナルダ:  モナルダ  モナルダ・ディディマ  モナルダ・フィスツローサ
ヤナギハッカ:  ヒソップ
ヤマハッカ:  亀葉引起こし  山薄荷  引起こし

ヒソップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/20 03:54 UTC 版)

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ヒソップ
ヒソップ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnolophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: ヤナギハッカ属 Hyssopus
学名
Hyssopus
英名
Hyssop

ヒソップヤナギハッカ属Hyssop (Hyssopus)) は、地中海の東から中央アジアまで植生する半樹木である。

19世紀 H. officinalis

特徴

真っ直ぐに伸びた幹は60cmぐらいの高さになり、良い香りがする。は細い長方形で2-5cmの長さである。夏の間には枝の先端にピンクか青い花が咲く。10-12の種があるが、最も有名な種は、ヤナギハッカ(H. officinalis)で、地中海などで栽培されている。

歴史

聖書に登場するが[1][2]、イスラエル周辺には自生しないことから聖書のヒソプではないと考えられている。中世においては、スープ、ピクルス、ミートパイなどに、苦味を添えることを目的に使用された[3]

日本に伝えられたのは明治末期だが、最近まで普及しなかった[4]

利用

肉や魚の臭み消し、料理の彩りや香りづけ、また多くのリキュールに材料の一つとして使用されている[3][4]

バンクスの本草書には、ヒソップは口内のあらゆる病気を治療し、人間の体内の寄生虫を駆除すると記述されている[3]

脚注

  1. ^ 旧約聖書 レビ記 14:6 列王紀上 4:33
  2. ^ 新約聖書 ヨハネによる福音書 19:29
  3. ^ a b c 西洋中世ハーブ事典・70頁
  4. ^ a b 永岡治 著『クレオパトラも愛したハーブの物語 魅惑の香草と人間の5000年』 PHP研究所 1988年 p188

参考文献

  • マーガレット・B・フリーマン著、遠山茂樹訳「西洋中世ハーブ事典」(八坂書房) ISBN 978-4-89694-925-4

関連項目

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