ミズトラノオとは? わかりやすく解説

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みず‐とらのお〔みづとらのを〕【水虎の尾】

読み方:みずとらのお

シソ科多年草湿地生え、高さ3050センチ直立し線形3、4輪生する。8〜10月紫色小花の短い穂をつける。


ミズトラノオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/07/25 07:40 UTC 版)

ミズトラノオ
ミズトラノオ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
: ミズトラノオ属 Pogostemon
: ミズトラノオ P. yatabeanus
学名
Pogostemon yatabeanus (Makino) Press
シノニム
  • Dysophylla yatabeana Makino
  • Eusteralis yatabeana (Makino) Panigrahi

ミズトラノオ(水虎の尾、学名:Pogostemon yatabeanus)は、シソ科ミズトラノオ属多年生植物である。別名、ムラサキミズトラノオ

分布

日本韓国中国に分布。湿地休耕田などに生育する湿生植物である。

形態、生態

ミズトラノオの蜜を吸うヤマトシジミ

匍匐する地下茎からが直立し、高さは最大50cmになる[1]。枝分かれはほとんどない[2]は先端が尖る線形葉で、3-4輪生する。葉の長さは3-7cm、幅2-5mm[1]

花期は8-10月。の先端に直径1cmほどの穂状花序をつけ、下の花から順に開花する。花弁は淡い紫色。雄しべは4本で花から突き出しており、長い毛が密生している[2]

保全状況評価

絶滅危惧II類(VU)環境省レッドリスト

(2012年環境省レッドリスト)

類似種

同属のミズネコノオと類似するが、ミズネコノオは地下茎を持たない。またミズトラノオは多年草であるが、ミズネコノオは一年草である。そのほか、花色が淡い白色である点や、葉が4-6輪生であるなどといった点がミズトラノオと異なる[2]

利用

アクアリウムで用いられることがある。流通名はグリーンオランダプラント

脚注

  1. ^ a b レッドデータブックあいち2009 p.410 [1]
  2. ^ a b c 大工園認、初島住彦「野の花めぐり秋・初冬編」(2003年、南方新社)p.57



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