ヒタキとは? わかりやすく解説

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ひ‐たき【火焼き/火×焚き】

読み方:ひたき

火をたくこと。

昔、夜間の照明警護のために、かがり火庭火などをたいたこと。また、その役目

「御—の老人(おきな)」〈記・中〉

火をたく所。いろり。〈和名抄


ひたき【×鶲/火焼】

読み方:ひたき

スズメ目の一科。ツグミ属ノゴマ属・ノビタキ属・イソヒヨドリ属・キビタキ属・オオルリ属などに分類される。「ツグミ」と総称されるヒタキ科含まれる。ジョウビタキ・キビタキ・ノビタキなどは地鳴きがヒッヒッ、カチカチ聞こえ火打ち石を打つ音に似る。ひたきどり。《 秋》「くっきりと—や畑の乾く田に/郎」

ヒタキ科のうちキビタキ属・オオルリ属・サメビタキ属・ジョウビタキ属ルリビタキ属などの総称


読み方:ヒタキ(hitaki)

ヒタキ科総称


読み方:ヒタキ(hitaki)

床の一部を切りあけ掘りくぼめて薪炭をたく装置

季節

分類 人事


読み方:ヒタキ(hitaki)

ヒタキ科大部分と、ツグミ科の数種をいう俗称

季節

分類 動物


ヒタキ上科

(ヒタキ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 15:23 UTC 版)

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ヒタキ上科
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Passeri
小目 : スズメ小目 Passerida
上科 : ヒタキ上科 Muscicapoidea

ヒタキ上科(ヒタキじょうか、学名 Muscicapoidea)は、鳥類スズメ目の上科である。

また、かつて Hartert (1910) などにより提唱された、拡大されたヒタキ科 Muscicapideae についてもここで述べる。

系統と分類

系統樹は主に Johansson et al. (2008)[1]、Lovette & Rubenstein (2007)[2]より。

ヒタキ上科

マネシツグミ科 Mimidae

ムクドリ科 Sturnidae

ウシツツキ科 Buphagidae

ツグミ科 Turdidae

ヒタキ科 Muscicapidae

カワガラス科 Cinclidae

キバシリ上科 Certhioidea

ヒタキ上科は、Sibley & Ahlquist (1990)により、スズメ小目の3上科の1つとして設けられた。

ただしそののちDNAシーケンス系統に基づき、いくつかの修正がなされた[1]。かつてウグイス上科単型キバシリモドキ科となっていたキバシリモドキ属 Rhabdornis がヒタキ上科ムクドリ科に移された。ヒタキ上科に含まれていたレンジャク科 Bombycillidae は類縁性が疑わしく除外され、さらに数科に分割されレンジャク上科 Bombycilloidea の大半を構成する。

ヒタキ上科はキバシリ上科姉妹群である[1]。キバシリ上科は Cracraft et al. (2004) によりウグイス上科から分離された上科だが、これを独立上科とする代わりにヒタキ上科に含める説もある[3]

Hartert のヒタキ科

Hartert (1910) は旧世界の虫食鳥類をまとめたヒタキ科 Muscicapidae を提唱した。ヒタキ科には9亜科前後が置かれ、それらはのちの時代の科に相当した。

Delacour (1946)、Mayr & Amadon (1951)、Mayr & Greenway (1956)、Delacour & Vaurie (1957) はヒタキ科を次のような亜科に分けた[4]。また、厚生労働省「動物の輸入届出制度」の「届出対象動物 種名、学名リスト」での亜科と種数も追記する[5]。記号の意味は、○ は亜科あり、↑↓ は隣の亜科に含まれる、F は独立科、空白は亜科なし(別の亜科に含まれる可能性あり)。上科欄は、同名の現在の科が属す上科であり、必ずしも全ての種がその上科というわけではない。

亜科 学名 D
1946
M&A
1951
M&G
1956
D&V
1957
厚労 種数 上科
オーストラリアムシクイ亜科 Malurinae 094 ミツスイ上科
ハシリチメドリ亜科 Orthonychinae 003 incertae sedis
ウズラチメドリ亜科 Cinclosomatidae 016 カラス上科
メガネヒタキ亜科 Platysteiridae 025
モズヒタキ亜科 Pachycephalinae 047
オウギビタキ亜科 Rhipidurinae 040
カササギヒタキ亜科 Monarchinae 092
ハゲチメドリ亜科 Picathartidae 002 incertae sedis
チメドリ亜科 Timaliinae 256 ウグイス上科
ダルマエナガ亜科 Paradoxornithinae 19
ウグイス亜科 Sylviinae 346
ミソサザイ亜科 Troglodytinae F F F 060 キバシリ上科
ブユムシクイ亜科 Polioptilinae 013
マネシツグミ亜科 Miminae F F F 031 ヒタキ上科
ツグミ亜科 Turdinae 317
ヒタキ亜科 Muscicapinae 157
カワガラス亜科 Cinclinae F F F 005
亜科数 6 8 9 9 13

Amadon (1957) や Wetmore (1960) により、広義のヒタキ科は解体され、亜科は個別の科となった。しかしその後もしばらく、大衆向けの書籍などで広義のヒタキ科が使われることがあった。

出典


ヒタキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/14 04:02 UTC 版)

カラス (ゲーム)」の記事における「ヒタキ」の解説

幼い頃死別したカラスの妹。ディフェクト建造深く関わっている存在

※この「ヒタキ」の解説は、「カラス (ゲーム)」の解説の一部です。
「ヒタキ」を含む「カラス (ゲーム)」の記事については、「カラス (ゲーム)」の概要を参照ください。

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ヒタキ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/21 01:05 UTC 版)

名詞

ヒタキ火焼

  1. スズメ目ヒタキ上科ヒタキ科属す総称つぐみなども含まれる。秋の季語
  2. 1.のうち、きびたき大瑠璃さめびたきのびたきじょうびたき瑠璃鶲などの総称

発音(?)

ひ↗たき

翻訳


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